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山下 利之; 武藤 博; 辻 利秀*; 中村 幸典*
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.404 - 407, 1998/00
被引用回数:9 パーセンタイル:55.08(Chemistry, Physical)NpPUO(y=0,0.05,0.1,0.2,0.5)固溶体の熱膨張を高温X線回折法により空気又は水素気流中、室温から1000Cの範囲で測定した。室温におけるNpPUOの格子定数はNp量と共に直線的に増加したことから、NpOとPuOはほぼ理想的な固溶体を形成すると考えられる。700C以下の温度では、空気中及び水素中で加熱した試料の格子定数は互いに等しく、このことから、空気中で加熱した試料は、定比組成(O/M=2.00)となっていると考えられる。700C以上の温度では、水素中で加熱した試料の格子定数は、空気中加熱のものの値より大きくなり、1000Cでは、両者の差は約0.1pmとなった。これは、試料が還元されたためと考えられるが、NpUOのx値は1000Cでも0.01以下と推定される。