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石森 富太郎; 中村 永子
JAERI 1047, 32 Pages, 1963/03
約60種の化学元素について、次にあげるような21種の溶媒抽出系における抽出行動を調べた。(1)100% TBP-HCL,(2)50% TBP トルエン-HCL,(3)25% TBP トルエン-HCL,(4)10% TBP トルエン-HCL,(5)100% TBP-HNO,(6)25% TBP CCl-HNO,(7)1% TBPO トルエン-HCl,(8)5% TOPO トルエン-HCl,(9)5% TOPO トルエン-HNO,(10)10% TBMDP キシレン-HNO,(11)10% TBEDP キシレン-HNO,(12)5% TIOA キシレン-HCl,(13)5% TIOA キシレン-HNO,(14)10% アンバーライト LA-1 キシレン-HCl,(15)10% アンバーライト LA-1-HNO,(16)10% プライメン JM-T キシレン-HCl,(17)50% HDEHP トルエン-HCl,(18)3% ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム-HCl,(19)0.1M テトラブチルベンジルアンモニウムクロリド CHCl-チオシアン酸アンモニウム,(20)0.1Mジメチルベンジルフェニルアンモニウムクロリド CHCl-HCl,(21)テトラフェニルアルソニウムクロリド CHCl-HCl。各元素の分配比の酸濃度に対するdependenceを調べ、その結果を周期律表の形の図にまとめて配列した。
石森 富太郎; 中村 永子*; 小船 敏子
分析化学, 12(3), p.261 - 266, 1963/00
ニッケルをコバルトおよび鉄から分離精製するひとつの方法を研究した。リン酸トリブチル-塩酸系あるいはアルキルアミン-塩酸系溶媒抽出におけるこれらの元素の行動はすでにしらべられている。この結果を基礎としてカウンターカレント抽出法を用いて分離した。このとき有機相を固定相として6段あるいは8段設定する。移動相の水相は多段こう配濃度法を適用して塩酸濃度を漸次変化させて16ないし20段流す。その結果、ニッケルは最初のフラクションに濃縮され、コバルト、鉄の順に得られる。鉄を逆抽出する場合には希硝酸を用いることもある。分離例としては、ニッケル:コバルトが100:1、塩化ニッケルについて飽和溶液から出発して、コバルトの除染係数210が得られている。出発物質の水溶液がニッケルやコバルトで飽和しているときは、コバルトの量が多くなってくると、ニッケルとコバルトの分離ができなくなってくる。したがって、この方法はニッケルからコバルト、鉄の不純物を除いて精製するのにきわめて有効な手段であると考えられる。
石森 富太郎; 木村 幹; 中村 永子*; 卓地 邦子; 小坂部 富子*
日本原子力学会誌, 5(2), p.89 - 96, 1963/00
抄録なし
石森 富太郎*; 木村 幹*; 中村 永子*; 小野 麗子*
日本原子力学会誌, 5(7), p.566 - 571, 1963/00
抄録なし
石森 富太郎*; 木村 幹*; 中村 永子*; 吾勝 常勲; 小船 敏子
日本原子力学会誌, 5(8), p.633 - 639, 1963/00
抄録なし
石森 富太郎; 中村 永子*
Radiochimica Acta, 1(1), p.6 - 11, 1962/00
抄録なし
中村 永子*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 34(3), p.402 - 406, 1961/00
被引用回数:19抄録なし
石森 富太郎; 中村 永子*; 村上 弘子
日本原子力学会誌, 3(3), p.193 - 199, 1961/00
ドデシルベンゼンスルホン酸の溶媒抽出について研究した。ジエチルエーテルと、酢酸エチルの等容混合物を溶剤として、典型的な1価、2価および3価の陽イオンと、陰イオンについて、塩酸、硝酸、過塩素酸、硫酸および酢酸からの抽出を放射性トレーサを用いてacidおよびsolvent dependenceを調べ、ドデシルベンベンスルホン酸抽出の特徴を明らかにした。Acid dependence curveは抽出される陽イオンの価数によっていちじるしく特徴づけられる。Solventdependence curveはいずれも2に近い勾配を与え、原子価による差はほとんどない。陰イオンのK値は一般に低い。ドデンルベンゼンスルホン酸のacid dependence curveの結果は、水溶液中の陽イオンの個数を知るために有効であることがわかった。
中村 永子*
日本原子力学会誌, 3(7), p.502 - 506, 1961/00
総合調査の目的で取り出されたJRR-1の燃料中には、長寿命の放射体である同位体の存在が予想される。共存する多量のウラン、Puおよび核分裂生成物からネプツニウムを分離精製し、Npの存在を確認した。陰イオン交換および溶媒抽出について、すでに得られているデータを基礎とし、プルトニウムについてのデータを一部補足して分離精製法を計画した。得られたネプツニウムのフラクションについて、スペクトロメトリを行なった結果、エネルギーはNに一致した。得られた量は10cpm/mgUであり、,放射線の量は少なかった。
石森 富太郎; 中村 永子*; 村上 弘子
日本原子力学会誌, 3(8), p.590 - 597, 1961/00
3%DBSA-(1:1)ジエチルエーテル・酢酸エチル溶液-塩酸系について、約60種の元素の抽出を放射化学的に研究した。有機相・水相間の分配比を酸濃度0.01~2.0Nの範囲で測定した。この際、分配比のacid dependenceは前報に指摘したような特長を示した。(a)DBSA抽出では、Kdは抽出される無機陽イオンの価数によって影響される。(b)DBSAは陰イオンの抽出に有効でない。(c)Kdの絶対量は一般に高からず低からず、測定に便である。さらに、DBSA抽出と陽イオン交換間の類似性ならびにDBSA抽出が水溶液中の無機陽イオンの価数推定に有効であることが明らかにされた。
中村 永子*
日本原子力学会誌, 3(9), p.684 - 687, 1961/00
NP(IV),(V),(VI)について、塩酸、硝酸、過塩素酸から、ドデシルベンゼンスルホン酸抽出を行なった。前報で述べたように、ドデシルベンゼンスルホン酸抽出ではAcid dependence curveがイオンの電荷によっていちじるしく特徴づけられる。これをネプツニウムに応用した。その結果それぞれ十4、十1、十2価のイオンとして行動することがわかった。比較のためウラン、プロトアクチニウム、トリウム、ニオブ、ジルコニウム、ハフニウムについて同様の実験を行なった。それぞれトリウム、ニオブ、ウランがNp(IV),(V),(VI)と類似の行動を示した。したがってNp、NpO、NpOのイオンが推定される。プロトアクチニウムとNp(V)の行動は似ていなかった。
石森 富太郎; 中村 永子*; 吾勝 常勲
日本原子力学会誌, 3(10), p.767 - 769, 1961/00
テクネチウムがジチゾン塩をつくることは従来知られていなかった。還元剤の共存下で、テクネチウムは0.1M硝酸よりジチゾン・クロロホルム(四塩化炭素)溶液に抽出される。還元剤ジチゾンがなければほとんど抽出されない。また、有機層のテクネチウムは過酸化水素をふくむ0.1M硝酸または4M硝酸で逆抽出される。以上の事実をTcトレーサを用いて放射化学的に証明し、テクネチウムのジチゾン塩形式を結論した。さらに、ジチゾン濃度を変化させた特のテクネチウムの分配比の変化から、この錯塩はテクネチウム1原子あたり、ジチゾン残基2つをふくむものと推論した。
中村 永子*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 33(5), P. 702, 1960/00
抄録なし
石森 富太郎; 渡辺 賢寿; 中村 永子*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 33(5), P. 636, 1960/00
抄録なし
石森 富太郎; 木村 幹; 中村 永子*; 鈴木 征雄
Radioisotopes, 9(3), p.289 - 290, 1960/00
リチウム核に中性子が衝突してトリチウムができる反応Li(n,)Hは、生じたトリチウム核がさらにほかの原子核に衝突して起こるいろいろな核反応のゆえに、近年注目をあびてきた。ここでは市販の炭酸リチウムをJRR-1で中性子照射した場合にできるFについて得られた結果を述べる。なおFの半減期は112分であるからトレーサとして十分利用できる。原子炉中で今回と同じ核反応によってFをつくった例は1951年Knightらがはじめで、硝酸リチウム1gを72分間中性子照射し、トリチウム核1個あたり210個のFができることを見出している。またF製造の総説としてはBernstein,Katzの報文がある。