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小田 好博; 中村 裕治*; 船坂 英之
PNC TN8410 96-043, 33 Pages, 1996/01
相対論的DV-X法を用いて、〔UO2(NO3)2(TBPO)2〕及び〔UO2(NO3)2(H2O)2〕の電子状態の計算を行った。これらの錯体の構造は、既存の実験値から主な原子の座標値を設定し、欠けているTBPOの座標値についてはMOPAC93(PM3法)で単量体の構造を最適化することで原子の座標を求めた。これらの錯体におけるウラン原子と配位子の結合について、イオン結合性と共有結合性の点から解析した結果、特に共有結合性に大きな特徴があり、硝酸ウラニルにおけるTBPOの配位の安定性が、水分子の配位の安定性よりも大きいことが計算上からも明らかになった。さらに、これらの配位子の結合にウラン原子の5f,6d,7p軌道が大きく寄与していることも明らかになった。
原田 秀郎; 中村 裕治*; 加瀬 健; 高橋 武士
PNC TN8410 94-123, 39 Pages, 1994/04
電子線ビームを用いた中性子源の評価を行うため、電子線-線輸送コード(EGS4)、及び中性子輸送コード(MCNP)を用いて、発生中性子数、中性子束、発熱分布、中性子スペクトルの解析を行った。EGS4には、D(,n)反応を組み込み、ここで放出される中性子のエネルギーはイベント毎に入射線のエネルギーに対応するよう計算した。この結果、電子線を用いた定常中性子源において2山構造のエネルギースペクトルが見出だされた。重水ターゲット中における中性子束分布の解析は、電子エネルギーが10MeVと30MeVの場合について行った。中性子束の電子エネルギー10MeVの場合、中心領域で10/SUP12/n/[cm/SUP2・sec・MW]以上の中性子束の得られることが分った。この他、照射用パイプを体系に組み込んだ場合の中性子束分布も計算した。本研究の目的は、低エネルギー電子線による定常中性子源の中性子束分布および中性子エネルギー分布等の諸特性を定量的に与えることである。