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論文

Radiation induced crosslinking of polytetrafluoroethylene

大島 明博; 田畑 米穂*; 池田 重利*; 乙幡 和重*; 工藤 久明; 瀬口 忠男

JAERI-Conf 95-003, 0, p.487 - 491, 1995/03

ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)に対し、酸素不在下において室温から融点を超える高温域までの各温度で電子線照射を行い、引張試験及び熱分析を行った。融点以上の340度前後で照射したものは、モジュラスや降伏点強度が増加し、結晶化熱量が減少した。これらのことからPTFEは、溶融状態照射で架橋することがわかった。また、架橋体について、室温・空気中での$$gamma$$線照射による耐放射線性を引張試験により評価したところ、未架橋のPTFEに比べ100倍以上耐放射線性が向上していることがわかった。

論文

Radiation-induced copolymerization of vinylene carbonate with methyl trifluoroacrylate

乙幡 和重*; 渡辺 光崇; 石垣 功; 田畑 米穂*; 岡本 次郎

Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 22, p.3417 - 3421, 1984/00

-COOHや-OHの様な側鎮がある新規の機能性共重合体を作ることを目的に、$$^{6}$$$$^{0}$$Coからの$$gamma$$線を用いて、ビニレンカーボネート(VCA)をメチルトリフルオロアクリレート(MTFA)の共重合を行った。共重合の結果、VCAがMTFAと共重合することが判明し、その共重合挙動においては、共重合速度は照射線量率の0.92乗に比例し、見掛けの活性化エネルギーは、1.3kcal/molであるとわかった。また、共重合の組成は、両モノマーの仕込み組成(VCA/MTFA)で50/50-10/90の範囲において、50/50の組成にあり、反応性比は$$gamma$$(VCA)=0.29、$$gamma$$(MTFA)=0.07であった。共重合体の性質は、白色パウダー状であり、THF、Acetoneには可溶、水、ベンゼン等には不溶であり、その固有粘度は、30$$^{circ}$$CDMF溶液中で0.086dl/gで、共重合体は低分子量であることが判った。

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