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五十嵐 悠; 山口 一郎*; 小田 啓二*; 福士 政広*; 阪間 稔*; 飯本 武志*
日本放射線安全管理学会誌, 21(2), p.74 - 76, 2022/11
日本保健物理学会エックス線被ばく事故検討WGでは、2021年に国内で発生したエックス線被ばく事故の背景と経緯、線量評価、健康影響などの情報収集を行い、(1)安全管理上の対策・課題、(2)測定、線量推定に関する課題、(3)社会とのコミュニケーション上の課題等の整理を進めている。本発表では検討WGを代表して、これまでに集約された国内外におけるエックス線被ばく事故事例を紹介し、事故に至る原因の整理とこれにより明らかとなった問題を提起する。
五十嵐 明則*; 白井 稔三
Phys. Scr., T62, p.95 - 104, 1996/00
被引用回数:3 パーセンタイル:38.71(Physics, Multidisciplinary)H、Be、及びBによる励起したHe原子の励起(He(n=22-5)及びHe(n=33-5))に対する断面積と励起したHe原子(He(nS)及びHe(nP)、n=2-5)の電離に対する断面積を理論的に計算し比較した。ボルン近似を両断面積の計算に、またグラーバー近似と歪形波近似をそれぞれ励起断面積と電離断面積の計算に適用した。Hによる励起Heの励起(He(2'S2'P,3'S,3'P,3'D)に対する緊密結合法による断面積計算が唯一あるが、約50keV/amuの衝突エネルギーで今回のグラーバー近似による計算結果となめらかにつながること、また励起He原子の電離については、入射イオンのイオン価数が大きくなるにつれ、ボルン近似は歪形波近似と比較して断面積の過大評価を導くことが分かった。
五十嵐 明則*; 白井 稔三
Physical Review A, 51(6), p.4699 - 4703, 1995/06
被引用回数:14 パーセンタイル:63.93(Optics)核子当りkeVからMeV領域の裸のイオンと衝突による主量数5以下の励起状態にある水素-様イオンの全電離断面積を歪形波(CDW-EIS)近似と平波面ボルン近似で計算した。低エネルギーでのHによるC(1s)までの水素-様イオンの電離について、本計算値は結合チャンネル法による計算値と良く一致する。一方ボルン近似の結果はかなりの過大評価になる。他の理論計算との比較も行われている。
五十嵐 明則*; 白井 稔三
Physical Review A, 50(6), p.4945 - 4950, 1994/12
被引用回数:12 パーセンタイル:60.81(Optics)Oまでの裸のイオンとの衝突による水素の励起状態、n≦5の電離に対する全断面積のエネルギーおよび電荷依存性をcontinuum distorded wave-eikonal initial state (CDW-EIS)近似により理論的に研究した。Fainstein等[J.Phys.,B23,1481(1990)]の同様の計算とは対照的に、本計算結果は、CDW-EIS近似は励起状態の電離においても高エネルギーでボルン近似と同等になる事を示している。計算結果と他の理論計算との比較を行った。
五十嵐 明則*; 戸嶋 信幸*; 白井 稔三
Physical Review A, 50(6), p.4951 - 4955, 1994/12
被引用回数:32 パーセンタイル:82.76(Optics)t+dの低エネルギー衝突におけるミューオン移行と弾性散乱を超球座標結合チャネル法により研究した。断面積の収束値を求めるために多くの閉チャネル間の結合を考慮した。多数のavoided-crossingsでの特異的ふるまいを示す結合による連立微分方程式を解く方式としてdiabatic-by-sector法と通常の断熱基底展開法を組み合わせた方式を新しく考案した。独立原子極限でn=2の励起状態に帰属する断熱状態がミューオン移行にかなり寄与することが分った。Fukuda等による計算[Phys.Rev.,A41,145(1990)]と他の計算との間の二倍のズレは、これらの励起状態との結合を考慮することにより解決された。
五十嵐 明則*; 戸嶋 信幸*; 白井 稔三
Journal of Physics B; Atomic, Molecular and Optical Physics, 27, p.L497 - L501, 1994/00
被引用回数:35 パーセンタイル:92.73(Optics)低エネルギー領域における、反陽子・ポジトロニューム衝突による反水素生成過程の断面積を、超球座標緊密結合法を用いて計算した。反水素の原子状態n=1-4、及びポジトロニュームの原子状態n=1-3に、漸近的に収束する断熱基底を陽に取り込み、大がかりな散乱波動関数の展開を行った。今回の反水素生成断面積は、MitroyとStelbovicsのユニタリー化されたボルン近似(J.Phys.B:At.Mol.Opt.Phys.27(1994)L79)による結果との間にかなりの差異が見られる。生成断面積のエネルギー依存性については、衝突エネルギーが低くなるにつれて、より顕著な不一致を示した。標的原子であるポジトロニュームのPs(2s)、Ps(2p)からの生成断面積は、基底状態に対する生成断面積と比べ、1ケタ以上大きくなることを確認した。
五十嵐 寛; 池田 貴儀; 米澤 稔; 中嶋 英充
no journal, ,
平成23年3月11日の東日本大震災による福島第一原子力発電所(福島第一)事故(以下、福島原子力事故)が発生して以来、事故やその後の対応等に関わる膨大な情報が政府、発電事業者、関係研究開発機関等から発信されてきている。これらの情報を事故により汚染された地域での放射線管理、福島第一の復旧と廃止措置、環境回復、避難計画策定、事故の再発防止等に役立てるためには、その情報の適切な保存・継承(以下、アーカイブズ)が求められる。また、このようなアーカイブズの活動は、日本国内のみならず国際的にも共通の知識として後世にわたって共有・活用する上で重要である。一方、最終処分まで見通した放射性廃棄物管理に関わる情報の保存についても重要と考えられている。本発表では、福島原子力事故関連情報のアーカイブ活動について、原子力機構で進めている福島アーカイブを中心とした事例を紹介するとともに、放射性廃棄物管理に関わる情報の保存に向け、これらの活動から汲み取ることができる教訓について検討した。
高橋 温*; 千葉 美麗*; 鈴木 敏彦*; 木野 康志*; 小荒井 一真; 岡 壽崇; 中村 文彦*; 五十嵐 稔*; 海野 仁*; 小坂 健*; et al.
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故後10年以上にわたり、永久歯に置き換わる過程で自然脱落する乳歯を、福島県を中心に全国から7千本以上収集している。原発事故後に形成された歯質中の放射性物質の量が、事故前に形成された歯に比べて増加しているか否かについて、イメージングプレートを用いてこれらの乳歯で調べてきた。事故前後に形成した歯を比較したところ、事故後に放射性核種が体内に取り込まれたとしても、歯中の放射性核種の量を有意に増加させるものではないことが示唆された。