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田中 利幸; 塩沢 周策; 大久保 実; 馬場 治; 皆月 功*; 秋定 俊裕*; 井上 登代一*; 山口 茂*
Proc. of the ASME Joint Int. Power Generation Conf., 0, 10 Pages, 1994/00
高温工学試験研究炉(HTTR)は、熱出力30MW、原子炉出口冷却材温度950Cの高温ガス炉型試験炉であり、将来の高温ガス炉技術基盤の確立と高度化及び種々の高温工学に関する先端的基礎研究を行うことを目的としている。HTTRは我が国初のHTGRであり、750C以上の冷却材を炉外に取り出す世界初の原子炉である。原子炉出口冷却材温度960Cを達成するために、HTTRの設計において種々の工夫を行った。燃料、原子炉停止系、補助冷却系、FP放出に対する多重障害等についての必要な安全対策もHTTRの設計に採用している。本報は、HTTRの設計について、特に原子炉出口温度950Cを達成するための工夫と安全上の考慮について記述したものである。また、HTTRの安全評価及び建設状況についても簡単に述べる。
苫米地 顕; 本多 力*; 飯田 浩正; 東稔 達三; 荒木 隆夫*; 芦部 楠夫*; 海老沢 克之*; 平田 慎吾*; 井上 登代一*; 喜多村 和憲*; et al.
JAERI-M 85-078, 207 Pages, 1985/07
この報告書はIAEA主催のINTORワークショップ、フェーズIIA、パート2の日本のナショナル・レポートの第VI章に相当するものである。二つの異なる核融合実験炉のメンテナンス概念、すなわち一方は炉停止1日後に人間が炉本体外側に接近出来る概念、他方は全く人間の接近の必要のない完全遠隔操作に基づく概念について比較検討を行なった。炉形状、卜リチウム閉じ込め、安全性、遮蔽性能、メンテナンス手順、メンテナンス時間、必要遠隔操作機器およびコスト等種々の観点から両概念の比較が述べられている。また、現在の日本の遠隔操作技術のデータ・ベースを整理、評価し今後必要なR&D項目を摘出した。