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久保 真治; 伊地知 雅典*; 程塚 正敏; 吉田 光徳*; 笠原 清司; 井坂 和義; 田中 伸幸; 今井 良行; 小貫 薫
Proceedings of 2007 AIChE Annual Meeting (CD-ROM), 7 Pages, 2007/11
熱化学法ISプロセスの研究開発において、高熱効率を達成することは重要課題の一つである。この手段として原子力機構が提案した電気透析によるポリヨウ化水素酸濃縮法を適用したフローシートに関するプロセスシミュレーションを実施した。熱物質収支を計算したところ、電気透析器の性能向上,ブンゼン反応溶液の低不純物化,硫酸工程の所用熱量低減、及びプロセス内循環流量最適化を行った場合には、熱効率が40%(HHV)に達することを示した。
岩月 仁; 伊地知 雅典; 久保 真治; 小貫 薫; 日野 竜太郎
化学工学論文集, 32(6), p.524 - 527, 2006/11
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Engineering, Chemical)熱化学水素製造法ISプロセスの熱効率を向上させるうえで、HIx溶液(HI-I-HOの混合溶液)から効率的にヨウ化水素を分離させることが主要な課題となっている。この解決方法としてGA社から提案されているリン酸を用いる抽出蒸留法について、その成立性検討の一環として、リン酸によるHIx溶液からのヨウ化水素抽出、及び抽出液の単蒸留を一連のバッチ操作として行い、HIx溶液から水分同伴量の少ない高濃度ヨウ化水素が分離できることを確認した。
岩月 仁; 寺田 敦彦; 野口 弘喜; 今井 良行; 伊地知 雅典; 金川 昭宏; 大田 裕之; 久保 真治; 小貫 薫; 日野 竜太郎
Proceedings of 14th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-14) (CD-ROM), 8 Pages, 2006/07
日本原子力研究開発機構(JAEA)では、将来の水素エネルギー社会を目指してHTTR(高温工学試験研究炉)を用いた水素製造実証試験を計画している。原子力機構ではこれまでに、ベンチ規模のガラス製の水素製造試験装置を用いて、1週間の連続水素製造(水素製造量:30Lm/h)に成功しており、この成果を踏まえて、次段階のパイロットプラント試験(水素製造量:30Nm/h規模)に移行することを計画している。パイロットプラントは、ガラスライニング,SiCセラミックス等のような工業原料を用いて製作され、2MPaの圧力下で運転予定である。パイロットプラントは、ISプロセス試験装置とヘリウムガス(He)循環装置(Heループ)から構成される。Heループは、400kWのHe加熱器,He循環器及びHe冷却器として機能する蒸気発生器から構成されるHTTRの運転環境を模擬している。設計研究と並行して、高温,高腐食環境下で使用されるHSO分解器、及びSO分解器のようなISプロセスの主要機器は、設計及び試作により製作性が確認されている。また、その他の腐食やHIxプロセスについても、現在研究開発中である。本報では、パイロットプラント試験に向けた現状について報告する。
伊地知 雅典; 吉田 光徳; 井坂 和義; 田中 伸幸; 笠原 清司; 奥田 泰之; 程塚 正敏; 金川 昭宏; 今井 良行; 野口 弘喜; et al.
no journal, ,
日本原子力研究開発機構では高温ガス炉を用いた熱化学法ISプロセスによる水素製造技術の研究開発を進めている。本報では、ISプロセスパイロットプラントのプロセス設計のためのプロセス解析モデル開発の一環として、物性推算に使用する市販物性推算モデル(OLI)の構築・検証と、これを用いた市販プロセス解析コード(PRO/2)による定常プロセス解析結果について報告する。
伊地知 雅典
no journal, ,
OLI MSEモデルによるISプロセスの各物性推算とプロセス解析の状況について発表する。物性推算では本モデルを導入して、実験データを提供してフィッティングし原子力機構のprivate databankを整備することにより、ISプロセスの各物性が精度よく推算できるようになってきた。OLIモデルを汎用プロセスシミュレータPRO2にリンクさせてプロセス解析を実施し、文献による物性を使用した結果を再現することを確認した。また、背景として高温ガス炉水素製造について紹介する。
岩月 仁; 寺田 敦彦; 野口 弘喜; 金川 昭宏; 伊地知 雅典; 笠原 清司; 久保 真治; 坂場 成昭; 小貫 薫; 日野 竜太郎
no journal, ,
日本原子力研究開発機構(JAEA)では、将来の水素エネルギー社会を目指してHTTR(高温工学試験研究炉)を用いた水素製造実証試験を計画している。原子力機構ではこれまでに、ベンチ規模のガラス製の水素製造試験装置を用いて、1週間の連続水素製造(水素製造量: 30NL/hr)に成功しており、この成果を踏まえて、次段階のパイロットプラント試験(水素製造量: 30Nm/hr規模)に移行することを計画している。パイロットプラントは、ガラスライニング,SiCセラミックスなどのような工業原料を用いて製作され、2MPaの圧力下で運転予定である。設計研究と平行して、ISプロセスの主要機器は、設計及び試作により製作性が確認されている。また、パイロットシステムのシミュレーションや、耐腐食性シールや配管技術についても、現在研究開発中である。本報では、パイロットプラント試験に向けた現状について報告する。
伊地知 雅典; 笠原 清司; 吉田 光徳; 井坂 和義; 田中 伸幸; 今井 良行; 久保 真治; 小貫 薫; 日野 竜太郎
no journal, ,
熱化学法水素製造IS(Iodine-Sulfur)プロセスの高効率化フローの検討を進めている。第1段階として、現有技術や実験データ,工学的な成立性を考慮したリファレンスとなるフローシートを構築するため、汎用プロセス解析コードPRO/2にISプロセス用に拡張した物性推算モデル・データベース(OLI社製)を導入し、解析モデルを作成して、定常プロセス解析を実施した。本報では、パラメータ解析の結果と、構築したリファレンスフローを報告する。