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Li, W.*; 山田 真也*; 橋本 直; 奥村 拓馬*; 早川 亮大*; 新田 清文*; 関澤 央輝*; 菅 大暉*; 宇留賀 朋哉*; 一戸 悠人*; et al.
Analytica Chimica Acta, 1240, p.340755_1 - 340755_9, 2023/02
被引用回数:2 パーセンタイル:31.9(Chemistry, Analytical)希土類元素は放射性元素であるアクチノイドのアナログ元素としてしばしば利用される。セリウム(Ce)は希土類元素の中でも+3価と+4価の両方をとり得る特別な元素である。環境試料中のCeの+3価と+4価の比を調べる手段としてX線吸収端近傍構造(XANES)が有力であったが、チタン濃度が高いと蛍光X線の干渉のために測定ができないという問題があった。本研究では、L吸収端だけでなくL吸収端を調べ、さらに新しい検出器であるtransition-edge sensor (TES)を利用することでこれまでは測定が難しかった試料も測定可能にした。この結果は様々な環境試料に応用可能である。
髭本 亘; 横山 淳*; 高久 雅輝; 伊藤 孝
no journal, ,
非通常型の超伝導の対形成には量子臨界揺らぎが重要な役割を担っているものと考えられている。置換系Ce(CoNi)Inではxの増大に伴い超伝導転移温度が減少し、さらに超伝導が消滅するNi置換量近辺では非フェルミ流体的振る舞いが見られることが知られている。我々はミュオンを用いてCe(CoNi)Inの超伝導状態を調べた。その結果、xの増加に伴いBCSからBEC寄りへと超伝導特性の変化が見られた。講演ではこの詳細を述べる。
高久 雅輝; 髭本 亘; 佐藤 一彦*; 齋藤 奨太*; 伊藤 孝; 藤原 理賀
no journal, ,
非従来型超伝導における磁性の役割の解明は重要な課題の一つとなっている。特に有機磁性体では圧力印加により比較的容易に磁性を制御することができるため、圧力下の磁性研究が盛んに行われている。有機磁性体において電荷移動型錯体のひとつである-(BEDT-TTF)IClは常圧では22K以下で反強磁性状態を示し、さらに8.2GPaの高圧下では14.2Kで超伝導が出現する。印加する圧力の増大に伴って反強磁性転移温度が変化し超伝導が現れることから反強磁性と超伝導の相関が示唆されているが、磁性が圧力と共にどのように変化するかの詳細は分かっていない。我々は本物質における反強磁性相の詳細な状態とその圧力変化を明らかにするため、J-PARCにおいて1GPa程度までの高圧下SR測定を行った。まず常圧下、ゼロ磁場においては反強磁性秩序の出現に由来するミュオンスピンの自発的な回転が観測された。さらに圧力の増大に伴って転移温度の上昇が観測され、過去のSR実験の結果も再現している。講演ではSR法で見た磁性とその圧力変化の詳細を報告する。