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板倉 隆二; 伏谷 瑞穂*; 菱川 明栄*; 佐甲 徳栄*
AIP Conference Proceedings 1702, p.090021_1 - 090021_4, 2015/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0超高速多チャンネル光イオン化によって生成したイオンのコヒーレントダイナミクスについて光電子-光イオン相関の観点から理論的に調べた。Arの1光子イオン化に対するモデル計算から、9fsのパルス幅を持つフーリエ限界極端紫外パルスによってイオン化した場合、イオンをモニターしただけでもArのスピン軌道2準位(J=3/2および1/2)に関連したホールのコヒーレントダイナミクスが認識できることが分かった。一方、チャープパルスを用いた場合にはコヒーレンスは見えなくなる。チャープパルスによるイオン化の場合でも、光電子と光イオンの同時計測を行えば、ホールのコヒーレントダイナミクスは抽出できることが示された。
板倉 隆二; 伏谷 瑞穂*; 菱川 明栄*; 佐甲 徳栄*
Journal of Physics B; Atomic, Molecular and Optical Physics, 47(19), p.195602_1 - 195602_9, 2014/10
被引用回数:3 パーセンタイル:19.11(Optics)Arの超高速多チャンネル1光子イオン化の理論について光電子と光イオンの相関を組み入れたモデル計算を行った。イオン化にフーリエ限界レーザーパルスを用いた時には、スピン-軌道状態の重ね合わせによるArのコヒーレント空孔ダイナミクスが観測できるが、レーザーパルスをチャープするとイオンのコヒーレンスは劣化することが示された。我々は、チャープパルスの場合でも光イオンのダイナミクスを同時に生成した光イオンで標識化することでコヒーレントダイナミクスを回復させることができることを明らかにした。
板倉 隆二; 伏谷 瑞穂*; 菱川 明栄*; 佐甲 徳栄*
no journal, ,
通常の光電子分光によって得られたスペクトルは、イオン化された分子の内部状態を反映したものとなるが、超高速光イオン化の場合、スペクトルのピーク幅が広がり、状態を分別できなくなる。このような状況は、イオンコア状態の重ね合わせが実現されることに他ならない。ただし、単純な束縛固有状態の重ね合わせ状態ではなく、光電子連続状態とイオンコアの束縛固有状態が結合した状態の重ね合わせとなる。本研究では、光電子とイオンコアを相関させた波束描像を導出し、希ガスのスピン軌道分裂2準位へのイオン化をモデルケースとして、光電子を放出した後のイオンコアの時間発展について議論する。
板倉 隆二; 伏谷 瑞穂*; 菱川 明栄*; 佐甲 徳栄*
no journal, ,
超高速光イオン化の場合、光電子スペクトルのピーク幅が広がり、互いに重なり合い、状態を分別できなくなる。これは、光電子連続状態とイオンコア の束縛固有状態が結合した状態の重ね合わせである。本研究では、光電子とイオンコアを相関させた波束描像を定式化し、Arのスピン軌道分裂2準 位へのイオン化をモデルケースとして、光電子を放出した後のイオンコアの時間発展について議論する。
板倉 隆二; 伏谷 瑞穂*; 菱川 明栄*; 佐甲 徳栄*
no journal, ,
多チャンネル超高速光イオン化について、光電子と光イオンの相関に着目し、理論的な考察を行い、Arのイオン化に関して数値計算を行った。超高速イオン化の場合、スペクトルのピーク幅が広がり、イオンコア状態の重ね合わせが実現される。ただし、単純な束縛固有状態の重ね合わせ状態ではなく、光電子連続状態とイオンコアの束縛固有状態が結合した状態の重ね合わせとなる。本研究では、Arにおける空孔の時間発展について議論する。