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佐藤 大樹; 佐藤 達彦; 遠藤 章; 高田 真志*; 松藤 成弘*; 佐藤 眞二*
NIRS-M-203 (CD-ROM), p.198 - 199, 2007/06
インテリジェント中性子モニタDARWINの実証試験として、加速器を用いて生成した数100MeV領域の高エネルギー中性子場における中性子線量を測定した。また基準線量として、飛行時間法により中性子場のエネルギースペクトルを測定し、これに線量換算係数を乗じて中性子線量を導出した。DARWINによる測定値は、基準線量値と6%以内で良い一致を示した。これにより、数100MeV中性子に対しても、DARWINを用い適切に線量評価が可能であると確認された。
佐藤 大樹; 佐藤 達彦; 遠藤 章; 山口 恭弘; 松藤 成弘*; 佐藤 眞二*; 高田 真志*
NIRS-M-192, p.224 - 225, 2006/05
インテリジェント中性子モニタを用いた線量評価において、検出器である液体有機シンチレータの高エネルギー中性子に対する応答関数の評価が必要となる。この評価のために開発したSCINFUL-QMDコードの計算精度向上のため、荷電粒子に対するシンチレータの発光量を系統的に測定した。実験は、放射線医学総合研究所のHIMACにて行った。荷電粒子は核破砕反応を利用して生成し、飛行時間法によりその運動エネルギーを決定した。得られたデータをもとに新たに発光量データベースを構築し、SCINFUL-QMDに組み込んだ。これにより、SCINFUL-QMDは高エネルギー中性子に対する応答関数も精度良く計算できるようになった。
佐藤 大樹; 佐藤 達彦; 遠藤 章; 松藤 成弘*; 佐藤 眞二*; 高田 真志*; 石橋 健二*
Nuclear Science Symposium Conference Record, 2005 IEEE, Vol.3, p.1288 - 1290, 2005/10
シンチレーション検出器を用いて中性子のエネルギースペクトルを測定するためには、検出器の応答関数が必要とされる。この応答関数を精度よく評価するためには、入射中性子とシンチレーション物質との核反応による荷電粒子生成と、それに伴う発光機構を解明することが重要である。そこで、液体有機シンチレータにおける、荷電粒子の運動エネルギーと光出力の相関を調べるために、放射線医学総合研究所HIMACにおいて、さまざまな荷電粒子に対する応答関数を測定した。液体有機シンチレータとして、中性子測定で広く利用されているBC501Aを用いた。各種荷電粒子は高エネルギー重イオンの炭素ターゲットへの入射核破砕反応により生成され、粒子弁別後に飛行時間からその運動エネルギーを求めた。実験から得た荷電粒子の運動エネルギーと光出力の相関を、半実験式と比較したところ、陽子と重陽子に関しては非常に良い一致を示した。しかし、粒子に関しては、系統的に大きな値を与えることを明らかにした。
佐藤 大樹; 佐藤 達彦; 遠藤 章; 松藤 成弘*; 佐藤 眞二*; 高田 真志*; 石橋 健二*
no journal, ,
液体有機シンチレータの応答関数評価コードSCINFUL-QMDの計算精度向上のため、荷電粒子に対するシンチレータの発光量を系統的に測定した。実験は、放射線医学総合研究所のHIMACにて行った。各種荷電粒子は、加速器から供給される重イオンビームをターゲットに衝突させて生成した。また荷電粒子の運動エネルギーは、飛行時間法により決定した。陽子・重陽子・三重陽子・He原子核・アルファ粒子に対する解析結果から、既存の発光量関数の問題点が明らかになった。さらに、われわれの実験データに基づく新しい発光量関数を構築し、SCINFUL-QMDコードの改良を行った。