Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
吉田 真; 村上 博幸; 備後 一義
Journal of Nuclear Science and Technology, 30(4), p.333 - 338, 1993/04
被引用回数:1 パーセンタイル:18.76(Nuclear Science & Technology)皮フ汚染時の線量評価に用いる新しい校正用線源(線面状線源)の作製を検討した。この線源の作製には、これまで開発してきたイオン交換膜線源を応用した。Pm,Tl,Sr-Yの線放出核種を用いて線源を作製し、外挿電離箱により、皮フの受ける吸収線量率を決定した。線源作製法、線量率決定上の問題点、線源支技材による後方散乱の影響等について考察した。
吉田 真; 備後 一義
保健物理, 28, p.187 - 193, 1993/00
皮フ汚染時の線量評価に使用するサーベイメータの校正方法を検討した。電離箱式及びGM式サーベイメータの二種類のサーベイメータを新しく開発した皮フ汚染を模擬した線源を用いて校正した。校正用線源の作製には、イオン交換膜線源が用いられた。線源による皮フ組織の吸収線量率は、外挿電離箱を用いて直接決定された。線量率に対するサーベイメータの指示値の比が、線最大エネルギー、放射能分布面積、線源-検出器間距離に関して測定された。無限平板線源については、6個の校正用線源と多数の小面積線源を用いてその比を合理的に決定することができた。校正を通じて、本方法の妥当性及び信頼性について考察した。
吉田 真; 村上 博幸; 備後 一義
Proc. of the Int. Radiation Protection Association,Vol. 1, p.132 - 135, 1992/00
皮膚汚染時の線被曝線量測定に必要となる校正用線源の作製において、イオン交換膜線源の適用を検討した。イオン交換膜線源を用いた校正用線源の作製方法、外挿電離箱による基準線量校正法、校正用線源のバッキング材等について考察を行った。結果として、イオン交換膜線源が、校正用線源の作製にきわめて適していることがわかった。
村上 博幸; 備後 一義
保健物理, 22, p.31 - 38, 1987/00
線による外部被曝線量の評価は、吸収線量の計算値をもとにして行われているのが現状であり、各種測定器の校正もこの計算値をもとにして実施されている。しかしながら、この計算値は後方散乱や自己吸収等のない理想的線源に対するもので、現実の線源による照射場を必ずしも表わしていない。このため、新しく製作した外挿電離箱を用いて実際の線照射場における吸収線量率の直接測定を実施し、さらに吸収曲線による残留最大エネルギーの決定を行った。また照射場の一様性についても検討した。この結果、各種測定器の線に対する特性調査および校正が、精度よく実施できるようになった。
村上 博幸; 吉田 真; 備後 一義; 須郷 高信; 岡本 次郎
Radioisotopes, 34(9), p.497 - 500, 1985/00
大面積を有する平面線源は、大面積の放射線測定器の校正用あるいは線標準照射用線源として利用価値が高いが、市販線源ではその放射能強度、一様性、形状等の点で上記の使用目的を必ずしも満足しない。そこで今回薄いイオン交換膜を利用して一様性に優れた大面積の線源を関便に作製することを試みた。その結果、放射能の安定性、一様性に優れた平面線源が作製可能であることがわかった。本稿は、その作製法、試作平面線源の特性等について、技術報告として発表するものである。
吉田 真; 備後 一義; 千田 徹; 川崎 克也; 三原 明
保健物理, 18, p.217 - 223, 1983/00
トリチウムの放射線管理に用いられている各種ガスモニタの測定精度を維持管理するためには、実ガスを使用した校正を行わなければならない。この実ガス校正を定期的に実施するにあたり、トリチウム標準ガス線源を定常的に供給し、校正に適した標準ガスを分取する装置を作製した。この標準ガス分取装置の構造、特性、分取方法、分取精度について報告する。
備後 一義; 吉田 真; 千田 徹; 川崎 克也
JAERI-M 82-148, 21 Pages, 1982/11
制動X線検出型の原型トリチウムモニタを、サンプリング容器、ガス循環系、NaI(Tl)検出器、増幅器、多重波高分析器で構成した。原型トリチウムモニタの感度は、サンプリング容器の形状、検出器の性能に依存して、12~57cps/Ci・cmの範囲であった。エネルギー4~17keVの制動X線によるパルスを計数するようにウィンド幅を設定したとき、原型トリチウムモニタの測定下限濃度が低くなり、空気中トリチウム濃度5.210Ci/cmの測定が可能である。制動X線検出型トリチウムモニタの濃度測定範囲を、110~110Ci/cmとすることが十分可能であることが実証された。
吉田 真; 備後 一義; 千田 徹; 川崎 克也
Radioisotopes, 31(12), p.648 - 650, 1982/00
現在、放射性気体の測定に使用されている通気型電離箱は、金属製のものが一般的であるが、トリチウムのように吸着性の強い気体を使用する際には、その材質を十分検討する必要がある。本報告では、焼き出し、真空引き、ガラス配管系との接続を考慮して、電離箱の設計を行い、ガラス製球形電離箱を作製した。このガラス製電離箱は、一般に、その電気絶縁部分に直接ガラスを利用しているため温度変化によるガラス表面抵抗の変動が原因となり出力が不安定となる。このため、電気絶縁部分のガラス表面にシリコーン撥水処理を行い特性の改善を計った。これらの特性の改善について報告する。
備後 一義; 田野 茂光*; 沼宮内 弼雄; 吉田 芳和; 山口 彦之*
Radiat.Res., 85(3), p.592 - 596, 1981/00
被引用回数:5 パーセンタイル:88.24(Biology)ムラサキツユクサの花序内にIを滴下すると、オシベ毛に体細胞突然変異が起る。Iの線による花序中のツボミの吸収線量の計算を実施した。体細胞突然変位の倍加線量は、Iがツボミ中に一様に分布すると仮定した場合、1radであった。また、ツボミの表面に一様にIが分布すると仮定した場合、ツボミが球状であるとすると0.38radであり、板状であるとしたときは0.07radであった。
吉田 真; 千田 徹; 備後 一義; 川崎 克也; 三原 明; 岩田 幸生
JAERI-M 9089, 8 Pages, 1980/09
内容積1480cmのステンレス製円筒形電離箱の出力電離電流値とトリチウム・ガス濃度の対応を校正した。校正に際し、(1)あらかじめ校正されたガラス製球形電離箱(1260cm)と比較する方法、(2)トリチウム・ガス標準線源を用いる方法の2つの方法を採用した。測定結果から導かれた電離効率は、ガラス製球形電離箱と比較した場合で、1.00、トリチウム・ガス標準線源を用いた場合で、0.94となった。実験誤差(4%)を考慮すると、電離効率を1.0として良いと考えられる。
備後 一義; 須賀 新一; 梶本 与一; 沼宮内 弼雄
Health Physics, 39(1), p.21 - 28, 1980/00
被引用回数:1 パーセンタイル:22.79(Environmental Sciences)入射線のエネルギーにほぼ無関係に、線量率を直接測定評価可能な線用サーベィメータを開発した。このサーベィメータは、表面汚染検査計としても使用できる。最大エネルギー0.4MeV以上の線に対するレスポンスは10%で一定である。線量率の測定範囲は510~10mrad/hr(皮膚の線量率測定…表皮厚7mg/cm),310~10mrad/hr(指先の線量率測定…同40mg/cm)である。汚染検査計として使用するときの測定範囲は0.3~1.710cm・sec(2方向)である。
須賀 新一; 備後 一義; 梶本 与一
JAERI-M 8141, 38 Pages, 1979/03
線放出核種によって皮膚が汚染した場合、皮膚の吸収線量を評価するための換算倍率を、市販の電離箱およびGMサーベイメータについて求めた。換算倍率は検出器の薄窓に装着したフィルタを開いた場合と閉じた場合の測定値の差から求めた。換算倍率の校正試験は、天然ウラン、AuおよびTlの平面線源のそれぞれの面積を変化させて行った。電離箱型5器種では、換算倍率は、線源の直径が電離箱口径の約1.2倍以上で一定となるが、線源の直径がそれ以下になると、根源直径によって大きく変化することがわかった。電離箱型の換算倍率は、線最大エネルギー0.7~2.5MeVの範囲では、器種によらず、30%の範囲内で一致した。GM計数管型では、線源面積の他に、線のエネルギーにも依存し、最大エネルギー0.7~2.5MeVで、約3倍の変化があった。
須賀 新一; 備後 一義; 梶本 与一
保健物理, 14(1), p.1 - 10, 1979/00
電離箱型サーベィメータ5器種、GM計算管型サーベィメータ1器種について、皮膚汚染による線量率を測定するための校正試験を実施した。皮膚汚染による線量率を測定評価するには、皮膚表面から検出器前面までの距離を10mmに保ちながら、フィルタを開いた状態および閉じた状態で2度測定し、その差から正味の測定値を得る。線量率は、正味の測定値に換算倍率を乗ずることによって求める。換算倍率は線源の直径が小さいときには、直径の逆2乗にほぼ比例し、線源の直径が検出器の直径よりも大きくなるに従って徐々に一定の値に近づく。電離箱型サーベィメータの場合、換算倍率は30%差を容認すれば5器種とも同じ値となり、また、エネルギー依存性も無視できる。GM計数管型の場合は、エネルギー依存性があり、Tl線線源に対する換算倍率は、天然ウラン線線源の場合の約3倍である。測定距離が10mmから2mm変化したとき換算倍率の変化は20%以内である。
備後 一義; 須賀 新一; 上沢 輝夫; 梶本 与一; 武藤 貢; 沼宮内 弼雄
日本原子力学会誌, 21(8), p.668 - 675, 1979/00
被引用回数:0皮膚または指先の吸収線量率を直読可能なサーベィメータを開発した。このサーベィメータは表面汚染検査計としても使用可能である。吸収線量率測定に用いるとき、最大エネルギー0.4MeV以上の線に対する線量感度は10%範囲内で一定値である。吸収線量率の測定範囲は3.110~10mrad/hr(皮膚に対する線量率)および1.710~10mrad/hr(指先に対する線量率)である。表面汚染検査計として用いるとき、測定範囲は1.910~1.710n/cm・sec(2方向)である(但し、汚染は厚さ27mg/cmのAlフィルタ付天然ウラン線源の場合と同じであると仮定した場合)。従来の50mmGM計数管型表面汚染検査計の測定範囲(1.710~4.210n/cm・sec)よりも、測定範囲が広く秀れている。
備後 一義; 千田 徹
日本原子力学会誌, 20(1), p.56 - 60, 1978/01
被引用回数:0フィルタを用いて検出器へ入射する線の数を制限する方法と、ディスクリミネータを用いて計数率を制御する方法とを併用して、入射線のエネルギーにほぼ無関係に表皮層の厚さの異なる人体組織に対する吸収線量率を測定する方法および測定器を開発した。右半円25mg/cm左半円1000mg/cmのフィルタ否使用時と使用時の計数率の差から吸収線量率を求める。このとき、ディスクリミネータのディスクリレベルは、人体組織の表皮層の厚さに対応して設定する。測定器の感度は、全身皮膚、指先の場合それぞれ0.35~3.5、0.3~3.5MeVのエネルギー範囲で、40cps/(mrad/hr)15%で一定である。吸収線量率の測定下限は3.510mrad/hr(全身皮膚)、2.110(指先)である。
備後 一義; 梶本 与一; 須賀 新一
保健物理, 13(4), p.279 - 285, 1978/00
線の線量率を、フィルタを開いた状態および閉じた状態で測定したときのサーベィメータの指示値の差に、線量率への換算計数を乗ずることにより求める方法を採用し、この換算計数を決定するための試験を実施した。電離箱型サーベィメータの場合、体表面(表皮層7mg/cm)の線量率を求めるための換算計数は、線の最大エネルギーに依存して異なる値となることがわかった。しかし、指先(表皮層40mg/cm)の線量率を求めるときは、入射線の最大エネルギーに関係なく、換算計数の値として、4(mrad/h)/(mR/R)を採用することができる。GM計数管型サーベィメータの場合、換算計数は、電離箱型サーベィメータの場合よりも、線最大エネルギーに大きく依存することがわかった。
龍福 廣; 中戸 喜寄; 備後 一義; 立田 初己; 福田 整司; 南 賢太郎
JAERI-M 7354, 59 Pages, 1977/11
種々の形状をもつ線源からの皮膚線量率をCrossの表を基に計算する方法について述べた。40種類の核種について、点状および面状線源からの線量率を、線源と皮膚表面との間隔、不感層の厚さ、面状線源の半径などをパラメータとして計算した結果を表および図で示した。さらに、本法の適用限界の検討および従来の方法との比較について述べた。
備後 一義
日本原子力学会誌, 19(4), p.247 - 255, 1977/04
被引用回数:1プラスチックシンチレータを検出部とし、増幅器SCA・線量率指示器からなる測定器と線吸収線量率の測定法を開発した。人体表面での流量が同じであっても不感層の厚さによって吸収線量が異なる。このため、不感層の厚さに対応してSCAのディスクリレベル・ウィンド幅を変え特定の波高値をもつパルスのみを選択計数するとともに、高エネルギー線であってもSCAの選択幅内に入るパルスの数が多くなるように薄いシンチレータ(40Ф2mmt)を用いることによって、広いエネルギー範囲で線量感度が一定になるようにした。 線のエネルギーが0.43.5MeV(不感層7mg/cm)および0.33.5MeV(同、40mg/cm)の範囲で、線量感度は50cps/(mrad/hr)15%で一定である。吸収線量率は、測定器の係数率に定数210(mrad/hr)/cpsを乗ずることによって求めることができる。
備後 一義; 千田 徹; 河合 勝雄
JAERI-M 6753, 26 Pages, 1976/10
プラスチックシンチレ-タを検出部とし、増幅器・SCA・線量率指示計からなる直読式線吸収線量測定器を開発した。人体表面での流量率が同じであっても不感層の厚さによって吸収線量率が異なる。このため、不感層の厚さに対応してSCAのディスクリレベル・ウィンド幅を変え特定の波高値を持つパルスのみを選択計数すると共に、高エネルギ-線であってもSCAの選択幅内に入るパルスの数が多くなるように薄いシンチレ-タ(402mmt)を用いる事によって、広いエネルギ-範囲で線量感度が一定になるようにした。不感層が7mg/cmである人体部位の線量率を測定する場合、最大エネルギ-が0.4~3.5MeVの線に対して測定器の線量感度は50cps/(mrad/hr)であり、15%で一定値である。不感層が40mg/cmの場合も、SCAの設定値を変える事によって、0.3~3.5MeVの範囲で線量感度を50cps/(mrad/hr)にすることができた。
井上 義教; 備後 一義; 藤田 稔
保健物理, 10(2), p.73 - 77, 1975/02
臨界事故時の被爆線量を生物学的に推定するために、臨界事故時に発生する核分裂中性子+線の線量と人血中の末梢リンパ球の二動原体染色体+環境染色体の発生率との間の関係を求めた。静脈血5mlを371Cの温水の入った簡易ファントーム中にいれ、原研4号炉の照射設備を用いて出力200kWで、5, 10, 20, 30, 40分間照射した。これに対応する吸収線量は、中性子については5,10, 20, 30, 40ラド、混合-線については22, 43, 86, 129, 172ラドであった。50時間培養後染色体異常を調べた。最小二乗法を用いて得られた結果から実験式Y=0.0018t1/2を得た。Yは染色体異常発生率、tは照射時間(分)である。核分裂の際生ずる線をCo-60の線で近似して、中性子によって誘発される染色体異常発生率と線によって誘発される染色体異常発生率を分けようと試みたが、より高い線量で矛盾が生じ、両者を分けることができなかった。