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横田 光雄; 八十島 治典; 八尋 暉夫*
2nd Pacific RIM Int. Conf. on Water JET Cutting, 11 Pages, 1989/00
原研では原子炉施設解体の技術開発を進めてきており、現在、開発した技術を用いてJPDR施設の解体を実施中である。水ジェット切断技術は、高圧の水に研磨材を混合しノズルから噴射して対象物を切断する技術であり、放射化した厚肉の鉄筋コンクリート構造物である放射線遮蔽コンクリートを解体するために開発された。まず基礎試験により切断性能、副次生成物の特性等のデータを得た後、JPDR放射線遮蔽体をブロックに解体撤去するとともに、副次生成物の回収・処理を行う水ジェット切断装置を製作した。更に本装置を用いてJPDR放射線遮蔽体を模擬したモックアップ試験を実施した。その結果、本装置は概ね必要な機能、性能を有しており、1990年に予定しているJPDR放射線遮蔽体の解体に適用可能なことが確認された。
中村 寿; 奈良崎 智正; 八十島 治典; 今野 孝昭*
Decommissioning of Major Radioactive Facilities, p.223 - 228, 1988/00
運転を終了した原子炉施設は大量の残留放射能を内包している他、耐震性、放射線遮蔽性等の要求から堅牢な構造をしている。特に、鉄筋コンクリート構造物である生体遮蔽体は鉄筋密度が高く壁も厚い上、一部は放射化している。このため、生体遮蔽体の解体には一般の構造物とは異なった技術的な困難が伴う。このような観点から科学技術庁の委託を受け、遠隔操作による原子炉生体遮蔽体の解体を目的に、日本原子力研究所において機械的切断技術及び水ジェット切断技術の開発を行ってきた。本論文は、JPDRの生体遮蔽体の解体技術として開発を進めてきた機械的切断技術並びに水ジェット切断技術を対象に、これらの切断システムの設計への反映を目的に行われた基礎試験結果及び製作したシステムの構成についてまとめたものである。