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干場 静夫*; 谷 賢*; 八田 洋*; 吉田 弘幸
Transactions of the American Nuclear Society, 64, p.108 - 109, 1991/11
米国原子力学会の要請により、その冬期会議で発表する。日本では、高レベル放射性廃棄物の管理の基本方針はガラス固化体にして、最終的に地層処分することであるが、その有効利用と地層処分の効率化を図るため、群分離・消滅処理技術研究開発(オメガ計画)を推進している。本報告では、オメガ計画の概要を報告するとともに、原研の4群分離法、専焼炉及び加速器に基づく消滅処理システムの概念検討を報告し、併せて、高速炉でのTRUリサイクルに関連した動燃団の活動及び燃料サイクル一体型高速炉でのTRUリサイクルに関連した電中研の研究状況について概説する。
柏崎 茂*; 松山 茂樹*; 八田 敏正*; 柳生 秀樹*; 小嶋 拓治; 田中 隆一; 森田 洋右
EIM-88-124, p.61 - 67, 1988/12
近年、原子力発電や宇宙開発の発展に伴い放射線照射下で使用される材料、機器部品の信頼性評価が重要となっている。このためには、信頼性試験・実環境下試験において正確な線量評価が必要である。このような目的に使用される線量計は、精密度、線量測定範囲及び安定性の点でこれまでにない厳しい条件を満たすことが要求されている。これらの要求を満たす全く新しい線量計素子「アミノグレイ」の特性及び応用について報告する。
石川 迪夫; 佐藤 一男; 青山 功; 小関 守史*; 八田 洋*; 秋元 正幸; 安藤 弘栄; 標 宣夫*; 鍋田 隆章*; 桝田 藤夫*; et al.
JAERI-M 5339, 85 Pages, 1973/07
米国NRTS研究所で開発された格納容器温度圧力挙動計算コードCONTEMPTを整備し、実験解析を通じて同コードの有用性、適応性について検討吟味した。その結果、構造物の持つ熱伝達率やブローダウンに伴なう流出蒸気等のインプットを適正に与えれば、CONTEMPTコードの計算結果は格納容器の圧力変化挙動をかなり正確に見積るものであることが明らがとなった。検討に使開した実験は、米国CV TR実験、我が国の舶用炉用圧力抑制格納方式に関する研究(日本造船研究協会)を使用した。なお、本作業は、原子力コード委員会、軽水炉安全性コード専門部会で行なわれたものである。
石川 迪夫; 久家 靖史; 上林 有一郎; 竹内 栄次*; 大西 信秋; 八田 洋*
JAERI 1201, 53 Pages, 1971/01
本報告書では、軽水型動力炉(PWR、BWR)についての事故につながるような急激な過渡現象の解析を、核熱水結合動特性解析コードEUREKAを用いてパラメトリックにおこない、実験と対比されることによって、炉出力、冷却材温度、流量およびボイドなどがもつ過渡出力への影響を整理し解明した。EUREKAコードによるspert-III、E型炉心の解析結果は、全ての範囲で実験結果と実験誤差の範囲内で極めてよく一致し、EUREKAコードの妥当性が明確となった。同時に、断熱点状動特性モデルによる解析との比較をおこない、熱的フィードバックのもつ効果が過渡出力変化におよぼす影響を明確にした。これらの解析結果から熱的フィードバックのもつ効果が重要な意味をもつことが示されたので、冷却材温度、出力、流速、温度係数、および出力分布など熱的フィードバックに大きな影響をもつ因子についての解析をパラメトリックにおこない、これらの過渡出力におよぼす挙動を明らかにした。