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口頭

セジメントトラップ実験で観測される粒子の水平移動

乗木 新一郎*; 乙坂 重嘉; 前田 亘宏*

no journal, , 

これまでに実施した西部北太平洋及びその縁辺海におけるセジメントトラップ実験から、粒子状物質の水平輸送過程と粒子の供給源についての解析結果を述べる。陸源のアルミノケイ酸塩の主成分であり、生物活動には関与しないとされているアルミニウム(Al)の粒子束は、ほとんどすべての海域で鉛直的に増加し、逆に、表層に外挿すると、大気からのAl粒子降下量とよく一致した。セジメントトラップに捕捉された粒子の陸起源粒子部分を集めて粒径分布を計測したところ、3-4$$mu$$mと約10$$mu$$mの2か所に極大をもっていた。約10$$mu$$mの大粒子の粒子束は浅い層と深い層で差が見られなかったが、3-4$$mu$$mの小粒子の粒子束は下層で増加した。陸起源粒子の供給源の指標として知られているLa/Yb比とTh/Sc比はアジア大陸起源粒子で大きく(15と0.6)、クリル・カムチャッカ起源粒子(3.4と0.1)で小さい。沈降粒子中の両比から見積もった西部北太平洋でのアジア大陸起源鉱物の粒子束は、深層で増加していることがわかった。以上のことから、西部北太平洋では、アジア大陸起源の鉱物粒子が、深層を北上しながら運ばれていると推定された。

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