検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 17 件中 1件目~17件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Microbeam irradiation facilities for radiobiology in Japan and China

小林 泰彦; 舟山 知夫; 浜田 信行*; 坂下 哲哉; 小西 輝昭*; 今関 等*; 安田 啓介*; 畑下 昌範*; 高城 啓一*; 羽鳥 聡*; et al.

Journal of Radiation Research, 50(Suppl.A), p.A29 - A47, 2009/03

 被引用回数:38 パーセンタイル:72.75(Biology)

In order to study the radiobiological effects of low dose radiation, microbeam irradiation facilities have been developed in the world. This type of facilities now becomes an essential tool for studying bystander effects and relating signaling phenomena in cells or tissues. This review introduces you available microbeam facilities in Japan and in China, to promote radiobiology using microbeam probe and to encourage collaborative research between radiobiologists interested in using microbeam in Japan and in China.

報告書

幌延深地層研究計画における地下水流動解析に関する検討

今井 久*; 前田 信行*; 山下 亮*; 塩崎 功*; 雨宮 清*; 千々松 正和*

JNC TJ1400 2002-004, 357 Pages, 2002/03

JNC-TJ1400-2002-004.pdf:25.69MB

None

報告書

資源環境技術総合研究所/サイクル機構 共同研究報告書 -岩盤空洞の安定性に関する評価方法の検討- 平成12年度共同研究報告書

前田 信行; 松井 裕哉; 瀬戸 政宏*

JNC TY7400 2001-001, 30 Pages, 2001/03

JNC-TY7400-2001-001.pdf:1.24MB

資源環境技術総合研究所とサイクル機構は、岩盤の力学的安定性に関する調査方法や評価方法をテーマとして、平成元年度より共同研究を実施している。平成10年度から第4フェーズとして、岩盤空洞の安定性に関する評価方法の検討というテーマで、主として掘削影響領域を評価するための基礎データとなる初期応力状態や二次応力状態の計測・評価手法などについて検討することとした。本年度は、三軸応力下でAE法、DRAによる初期応力測定を行うことができる手法を開発し、その手法の適用性について評価した。それらの結果について、以下に述べる。1)一軸載荷試験によるAE法とDRAでは、先行応力値の応力レベルが高い場合は、応力値の推定精度が低下することがわかった。2)封圧を作用させるための圧力容器を製作し、三軸応力下でのAE法、DRAによる初期応力測定手法を開発した。3)東濃鉱山の堆積岩(明世累層)を用いて実施した三軸応力下でのAE法およびDRAによる応力値の推定の結果、比較的精度良く先行応力値を推定できることが示され、開発した手法の有効性が確認された。

報告書

超深地層研究所建設に伴う坑道周辺岩盤中の掘削影響に関する予察的解析

吉川 和夫*; 松井 裕哉; 前田 信行*

JNC TN7400 2001-012, 209 Pages, 2001/03

JNC-TN7400-2001-012.pdf:13.68MB

核燃料サイクル開発機構は、岐阜県瑞浪市正馬様用地内において地下研究施設の建設に伴う調査試験研究(以下、超深地層研究所計画と呼ぶ)を遂行している。超深地層研究所計画は、地表からの調査予測段階(第1段階)、坑道の掘削を伴う研究段階(第2段階)、坑道を利用した研究段階(第3段階)の3つの段階に分けて進められる計画である。現在、地表からの調査予測段階の調査試験研究を実施している。第1段階において、これまで岩盤力学的調査・試験として、3つのボーリング孔(AN-1号孔、MIU-1、MIU-2号孔)を利用した室内での物理・力学試験、原位置での初期応力測定(AE/DRA法、水圧破砕法)を実施した。本報告は、これまでの岩盤力学的調査・試験結果を踏まえ、超深地層研究所建設に伴う岩盤の力学的挙動を概略的に評価し、第2、3段階の坑道を利用した研究計画詳細化の一助となる基礎的情報の取得を目的として、境界要素法による三次元弾性解析を予察的に実施したものである。解析に当たっては、超深地層研究所レイアウト(案)に基づき、立坑、坑道の幾何学的レイアウトを忠実に再現するとともに、これまでの力学特性調査結果に基づき、対象岩盤を 1)岩盤全体を等方・均質な岩体とした場合、2)岩盤全体を岩石の力学特性および応力状態により三層に分けた場合の2種類のモデルを作成した。解析に必要な物性値である弾性係数・ポアソン比・初期応力は、3つのボーリング孔のうち、月吉断層の影響が少なく、対象領域の南端に位置するAN-1号孔の物性値を用いた。なお、本解析では、坑道掘削時の力学的影響範囲を概略的に把握することを目的にしているために、月吉断層は解析モデルの中には取り込んでいない。現段階では、坑道レイアウトおよびその展開方向が変更される可能性もあることから、現主応力方向に対して立坑を中心に反時計回りに45$$^{circ}$$、90$$^{circ}$$、135$$^{circ}$$回転させた坑道レイアウトについても解析を行った。最後に、これらの解析結果より推測される超深地層研究所建設に伴う掘削影響について総合的に評価を行った。その結果を以下に述べる。1)坑道の展開方向や現在想定されている岩盤の力学特性の深度変化によらずGL-700m以深で応力集中や変形に起因する岩盤の損傷が生じる可能性がある。損傷が生じる可能性

報告書

東濃鉱山における双設坑道の安定解析

前田 信行; 松井 裕哉

JNC TN7400 2001-005, 25 Pages, 2001/03

JNC-TN7400-2001-005.pdf:6.22MB

北延NATM坑道における双設坑道安定性評価試験に先駆けて、離隔距離(1.5m、3.0m、4.5m、6.0m、7.5m)の異なる双設坑道をモデル化して、二次元解析を行った。それらの結果のうち主応力や主ひずみの分布、安全率の分布から坑道の掘削が周辺岩盤に与える影響と坑道周辺の岩盤の安定性について評価した。それらの結果をまとめたものを以下に示す。1)坑道の掘削が周辺岩盤に与える影響の範囲は、坑壁から3m(1D)程度であった。2)双設坑道が周辺岩盤に与える影響は坑道の離隔距離に依存し、それらの坑道間での応力集中は、1.5m(0.5D)では顕著であったが、4.5(1.5D)ではほとんど見られなかった。3)調査・計測の対象とする範囲としては、坑壁から3m以上は必要である。4)双設坑道の離隔距離は、3.0m(1D)が推奨される。

報告書

東濃鉱山における初期応力状態の評価解析

前田 信行; 松井 裕哉

JNC TN7400 2001-004, 28 Pages, 2001/03

JNC-TN7400-2001-004.pdf:1.53MB

三次元的な応力状態の評価の研究の一環として、東濃鉱山において4本の鉛直ボーリング孔を用いてAE法と水圧破砕法による初期応力測定を実施した。その結果から、地形、岩盤物性や地質境界などの地質構造および断層は、初期応力状態に影響を与えている可能性があることが示された。そして、それらの要因(地形、地質構造、断層)が初期応力状態に及ぼしている影響を評価するために、三次元的な応力状態の評価解析を行なった。解析モデルおよび解析ケースは、それらの要因を考慮しつつ異なる境界条件を与えて構築し、解析結果は一般化された計測データと比較した。そして、最も適合する解析結果を選定し、それぞれの要因が初期応力状態に与える影響について評価した。それらの結果を以下に示す。1)地形の影響は、最大標高差の2.5倍程度の深度まで達している。2)複雑な地質境界は、初期応力状態に大きな影響を及ぼす。しかし、その影響範囲はさほど広くない。3)断層の影響は、断層の方向と水平最大主応力の方向に依存する。4)これらの結果をまとめると、それらの要因(地形、地質構造、断層)は、東濃鉱山の初期応力状態に複合的に影響を与えている。断層の影響は、比較的大きく、断層の近傍40mあたりまでは鉛直応力値と水平応力値ともに低下が見られた。断層下盤の応力値は上盤に比べてかなり小さくなっている。5)今回用いた初期応力状態の評価解析は、ボーリング孔から得られた限られたデータを用いて、ある程度広い範囲の三次元的な応力状態を評価する一つの有効な方法であることが示された。

論文

AE法とDRAによる地下応力測定試験方法とケーススタディ

前田 信行; 松井 裕哉; E.Villaesc*; 勝山 邦久*

資源と素材, 117(10), p.829 - 835, 2001/00

本件は、AE法とDRA法で測定される応力が何時のものかを検証すること及び両試験法の標準化を図ることを目的として実施したものである。AE/DRA試験は、堆積軟岩及び硬岩のコアに瀬戸らが確立した試験法を適用して実施した。この試験により、1)軟岩から採取したコアを用いて、採取後1$$sim$$2週間及び73から101 日経過後に測定を実施したところ、本試験では測定された応力値に対する経過時間の影響は認められなかった。また、鉛直応力が坑道 壁面からの深度2$$sim$$2.5mで極大値をとりその後減少するという傾向が認められ、測定された応力値は同地点で実施した応力解放法によ る測定結果に近い値であった。2)硬岩から採取したコアを用い、AE/DRA法による3次元主応力 評価を行った結果、値は応力解放法による測定結果とほぼ一致し

報告書

MIU-3号孔における力学特性調査結果及び正馬様用地における土岐花崗岩体の岩盤力学的概念モデル

松井 裕哉; 前田 信行; 吉川 和夫*

JNC TN7420 2001-001, 55 Pages, 2000/10

JNC-TN7420-2001-001.pdf:1.74MB

本調査は、岐阜県瑞浪市月吉地区に分布する土岐花崗岩を対象とした超深地層研究所計画の地表からの調査の一部として平成11年度に実施したものである。その目的は、1)地表からの調査段階における初期的な岩盤力学的概念モデルを構築すること、2)超深地層研究所の設計に必要な力学的特性を把握すること、の2点である。MIU-3号孔における調査は、大きく室内試験と原位置試験に分かれる。室内試験としては、コアを用いた物理試験と力学試験ならびにAE法による応力測定を地表$$sim$$深度1000mの範囲で実施した。原位置試験としては、水圧破砕法による初期応力測定を実施した。また、同孔で得られた調査結果と既存の調査結果を比較・検討し、正馬様用地における土岐花崗岩体の岩盤力学的特性の総合的評価を試みた。結果の概要は以下の通りである。・MIU-3号孔のコアを用いた室内試験等の結果から、鉛直方向に3つの異なる物性を有するゾーンが存在することが推定された。すなわち、地表$$sim$$深度300m程度、300$$sim$$600m程度、800m以深であり、月吉断層に付随する割れ目帯を除く上盤側の岩体(深度600m以浅)では、2つの物性ゾーンに分けられる。月吉断層下盤側の岩体であるが、岩石マトリックス部の物理・力学物性は上盤岩体のそれとほぼ同等と考えられる。・MIU-3号孔における初期応力測定の結果では、水平面内の主応力値は、深度500mまでは、深度増加とともにほぼ線形的に増加するが、深度500m$$sim$$断層までの区間では減少する傾向を示す。さらに断層下盤側の岩体で測定された主応力値は上盤側に比べて小さい。水平面内の最大主応力方向については、深度136.5m地点で東西方向になっているが、それ以深ではNNW-SSE$$sim$$NW-SE方向となっており極端な変化は見られない。鉛直応力については、断層下盤側の岩体では土被り圧よりも小さい可能性がある。

報告書

岩盤空洞の安定性に関する評価方法の検討 平成11年度共同研究報告書

松井 裕哉; 前田 信行; 瀬戸 政宏*

JNC TY7430 2000-001, 57 Pages, 2000/03

JNC-TY7430-2000-001.pdf:2.17MB

大規模地下空洞や大深度地下構造物の建設は、空洞周辺岩盤が本来持っている力学的・水理学的な物性を変化させ、空洞の安定性や地下水流動へ影響を及ぼす。資源環境技術総合研究所とサイクル機構は、岩盤の力学的安定性に関する調査方法や評価方法をテーマとして、平成元年度より共同研究を実施している。平成10年度から第4フェーズとして、岩盤空洞の安定性に関する評価方法の検討というテーマで、主として掘削影響領域を評価するための基礎データとなる初期応力状態や二次応力状態の計測・評価手法などについて検討することとした。本年度は、東濃鉱山の地表から掘削した深度約200mのボーリング孔において、AE法、DRAによる三次元初期応力測定およびAE法と水圧破砕法による初期応力測定を実施し、三次元的な初期応力状態を把握するとともに初期応力状態の評価手法の適用性について検討した。それらの結果の概要について、以下に述べる。・鉛直方向の応力値は、堆積岩部では推定される土被り圧とほぼ等しく、花崗岩部ではそれより少し大きい。・水平最大主応力値は、深度と共にほぼ直線的に増加し、その勾配は花崗岩部の方が大きい傾向にあった。・水平最大主応力値は、堆積岩部では概ねN-S$$sim$$N45$$^{circ}$$ Wで、花崗岩部ではほぼN45°W方向であった。・応力環境については、堆積岩部で遷移型($$sigma$$H$$>$$$$sigma$$=$$sigma$$h)、花崗岩部では遷移型もしくは横ずれ断層型($$sigma$$H$$>$$$$sigma$$h$$>$$$$sigma$$V)の応力環境であった。・今回用いたAE法、DRAおよび水圧破砕法は初期応力測定手法としての適用性があり、AE法と水圧破砕法を組み合わせた三次元的な応力状態の評価方法は有効であることが示された。

報告書

MIU-2号孔における力学特性調査結果及び月吉断層上盤側岩体の岩盤力学的概念モデル

松井 裕哉; 前田 信行*; 吉川 和夫*

JNC TN7420 2000-001, 51 Pages, 2000/03

JNC-TN7420-2000-001.pdf:1.71MB

本調査は、岐阜県瑞浪市月吉地区に分布する土岐花崗閃緑岩を対象とした超深地層研究所計画の地表からの調査の一部として平成10年度に実施したものである。地表からの調査段階における岩盤力学的調査の最終目的は、1)地表からの調査段階における初期的な岩盤力学的概念モデルを構築する、2)超深地層研究所の設計に必要な力学的特性を把握する、の2点である。MIU-2号孔における調査は、大きく室内試験と原位置試験に分かれている。室内試験としては、コアを用いた物理試験と力学試験ならびにAE法による応力測定を地表$$sim$$深度1000mの範囲で実施した。原位置試験としては、水圧破砕法による初期応力測定を実施した。本報告では、同孔で得られた調査結果と既存の調査結果を比較・検討し、土岐花崗岩体の岩盤力学的特性の総合的評価を試みた。結果の概要は、以下の通りである。・MIU-2号孔における室内物理・力学試験の結果から、鉛直方向に4つの異なる物性(空隙率、弾性係数等)を有するゾーンが存在することが推定された。すなわち、地表$$sim$$深度400m程度、400$$sim$$600m程度、600$$sim$$900m以深である。深度900m以深は、月吉断層形成時の力学的ダメージにより物性値の変化が生じた可能性が高いと推定される。岩石コアの2次元的・3次元的な弾性波速度測定結果から、岩石マトリックス部に若干の力学的異方性(P波速度の最大値と最小値で5$$sim$$10%程度の違い)が認められ、その変化傾向は深度600m地点で異なることがわかった。・MIU-2号孔における初期応力測定の結果から、鉛直応力分布は月吉断層上盤側ではほぼ土被り圧に等しいと考えられる。しかし、水平面内の主応力値は、一般的な知見と異なり、深度に伴い線形的に増加するような傾向は示さず、深度300m及び600m地点で極小値を取るような複雑な分布を示す。また、主応力方向についても、地表$$sim$$深度400m、深度400$$sim$$700mの間で、NS$$rightarrow$$NWW-SEE方向に回転するような特異な変化を示す。このような複雑な応力場の変化は、断層による影響と考えられる。・同用地内で実施した既存の調査結果の

論文

Vertical Stresses Around a Drift Excavated In Sedimentary Rock Determined by The Acoustic Emission technique

前田 信行; 松井 紀久男*

GeoEng2000, 0 Pages, 2000/00

東濃鉱山の北延NATM坑道において水平に掘削した深さ5mのボーリング孔2本から得られたコアを用いて、AE法による応力測定を実施し、坑道周りの鉛直方向の応力分布およびコア採取さら試験実施までの経過時間の影響について評価した。その結果、鉛直応力は、坑壁から2$$sim$$2.5mで極大となり、その値は4$$sim$$5MPaであった。コアを採取してから試験を実施するまでの経過時間の影響については、採取後2$$sim$$3週間後と35ヶ月の試験結果によると、有意な経過時間の影響は確認されなかった。

論文

1,000m試錐孔における岩盤の初期応力測定 -東濃地域における測定例-

佐藤 稔紀; 前田 信行; 松井 裕哉

サイクル機構技報, (5), p.95 - 99, 1999/12

超深地層研究所予定地における岩盤の初期応力状態を把握するために、地表から掘削した1,000m試錐孔において水圧破砕法による初期応力測定を行った。これにより、水平面内の主応力を算出するとともに、三角測量の結果などから推定される広域応力場との比較や地質構造との関係について検討した。その結果、以下のことが明らかとなった。1.水平面内の最小主応力の値は深度とともに土被り圧との大小関係が変化し、逆断層型から横ずれ断層型へと応力状態が変わる。2.水平面内の最大主応力の値は最小主応力の値の2倍程度であり、深度 500mまでは深度の増加とともに大きくなるものの、以深では応力 値の増加はほとんど認められない。3.水平面内の最大主応力の方向は地表から深度200mないし250m までは南北方向を示す。それ以深は北西-南東方向を示し、広域応力場

報告書

岩盤空洞の安定性に関する評価方法の検討 平成10年度共同研究報告書

前田 信行; 瀬戸 政宏*

JNC TY7400 99-001, 77 Pages, 1999/03

JNC-TY7400-99-001.pdf:3.08MB

大規模地下空洞や大深度地下構造物の建設の際の岩盤における坑道の掘削は、岩盤本来の力学的・水理学的な物性に影響を与えるとともに坑道周辺の力学的・水理学的な環境に変化を促し、坑道の力学的な安定性や地下水流動などへ影響を与える。資源環境技術総合研究所とサイクル機構は、岩盤の力学的安定性に関する調査方法や評価方法をテーマとして、平成元年度より共同研究を実施している。フェーズ1では、AEの原位置計測や比抵抗トモグラフィの室内試験、フェーズ2では、弾性波・比抵抗トモグラフィの評価手法に関する研究、フェーズ3として、応力腐食割れや破壊過程のAE計測を実施した。本年度からフェーズ4として、岩盤空洞の安定性に関する評価方法の検討というテーマで研究を開始した。本年度は、AE法、DRA法および応力解放法を用いて坑道周辺の二次応力測定を実施するとともに、測定地点の岩石の鉱物モード分析を実施した。それらの結果の概要について、下記に述べる。1)AE法およびDRA法による二次応力測定鉛直方向の二次応力値は、坑道からの深度が2$$sim$$2.5mで極大となり、その値は4$$sim$$5MPaであった。今回の試験において得られた応力値は、コア採取後140日に実施した結果との差は認められなかった。2)応力解放法による二次応力測定応力解放法により得られた二次応力は、3地点とも類似した応力状態であった。最大主応力値は約3.5MPaで、その方向は概ねN60$$^{circ}$$ W70$$^{circ}$$ Nであり、中間主応力値は約2.5MPaで、その方向はN70$$^{circ}$$ W20$$^{circ}$$ Sであり、最小主応力値は2.3MPaで、その方向はN10$$^{circ}$$ E0$$^{circ}$$ Nであった。また、それらの鉛直成分はいずれも約3.5MPaであり、AE法とDRA法により得られた結果と良く一致している。3)鉱物モード分析構成鉱物は石英、長石類、黒雲母、不透明鉱物であり、微細な細粒で全体的に微細な粘土鉱物が生じている。鉱物粒子は比較的新鮮であり、粒子は亜角礫状を呈している。

論文

Estimation of applicability of stress measurement methods and three dimensional stress state in soft sedimentary rock

前田 信行; 佐藤 稔紀; 松井 裕哉; 杉原 弘造

Proceedings of 1999 Japan-Korea Joint Rock Engineering Symposium, p.277 - 284, 1999/00

堆積軟岩における応力測定方法の適用性を検討するためおよび東濃鉱山領域において深さ200mまでの初期応力状態を把握するために、東濃鉱山の第一計測坑道および北延NATM坑道と鉱山敷地内の地表から掘削されたボーリング孔において応力解放法、水圧破砕法、ダブルフラクチャリング法およびAE法を用いて、初期応力測定を実施した。その結果、測定方法によって異なる初期応力状態として評価される可能性があるため、より多くの方法を用いて多くの測点で測定を実施し、それぞれの測定方法の原理や特徴、測定地点の地質状況等も考慮し、総合的に評価する必要があることが示された。また、東濃鉱山領域の初期応力状態については、鉛直応力値は土被りと単位堆積重量から推定される土被り圧とほぼ等しく、水平面内の最大主応力方向はほぼ南北方向が卓越しており、鉛直応力値の約2$$sim$$3倍程度である。月吉断層の走向がほぼ東西方向であり逆断層であることか

論文

Precise experiment on (anti-n)+d scattering at 12MeV

西森 信行; 相良 建至*; 藤田 建*; 若松 文彦*; 仏崎 透*; 前田 和秀*; 秋吉 啓充*; 鶴田 薫*; 中村 裕之*; 中島 孝夫*

Nuclear Fusion, 631, p.697C - 700C, 1998/03

低エネルギーにおける核子ー重陽子(N-d)散乱の偏極分解能は、核子-核子間力のP波に対して敏感である。したがって、陽子-重陽子(p-d)、中性子-重陽子(n-d)散乱の偏極分解能の違いが存在すれば、核力の荷電対称性の破れ(CSB)について調べることができる。既に12MeVp-d散乱の精密データを得ており、今回は12MeVn-d散乱実験を行った。偏極分解能の角度分布、及びピーク値の違いからp-d散乱の場合には、その間に存在するクーロン力で陽子ビームのエネルギーが下がるという描像が成り立つことがわかり、およそ0.64MeVであることがわかった。この違いがすべてクーロン力によるものでなければ、核力にCSBが存在することになる。12MeVでは、クーロン力を正確に採り入れた3体計算がなされてないので、確かな結論は出せないが、3MeVでは既になされており、近い将来計算がなされれば、CSBについてなんらかの結論が得られるであろう。

口頭

マイクロビーム放射線照射法を利用した低線量(率)・低フルエンス照射に対するヒト正常細胞の細胞応答の線質依存性

鈴木 雅雄*; 古澤 佳也*; 鶴岡 千鶴*; 小林 克己*; 宇佐美 徳子*; 前田 宗利*; 舟山 知夫; 坂下 哲哉; 横田 裕一郎; 深本 花菜; et al.

no journal, , 

炭素イオン及びX線マイクロビームを低フルエンスでヒト正常細胞に照射したときに誘導される細胞致死と突然変異誘発に関する細胞応答(バイスタンダー効果)の線質依存性を調べた。マイクロビームを全細胞数の0.20%の細胞に限定的に照射した時、炭素イオンでは直接照射された細胞数を遥かに超えた細胞致死と突然変異誘発が観察された一方で、X線ではそのような現象は観察されなかった。

17 件中 1件目~17件目を表示
  • 1