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斎藤 祐児; 福田 義博; 竹田 幸治; 山上 浩志; 高橋 直*; 浅野 芳裕*; 原 徹*; 白澤 克年*; 竹内 政雄*; 田中 隆次*; et al.
Journal of Synchrotron Radiation, 19(3), p.388 - 393, 2012/05
被引用回数:101 パーセンタイル:97.06(Instruments & Instrumentation)SPring-8の原子力機構専用軟X線ビームラインで、実験ステーションの性能向上のため真空封止型ツインヘリカルアンジュレータを導入し、その高度化を行った。新光源は、高速円偏光反転機能を有し、軟X線磁気円2色性(XMCD)測定の精度及びデータの取得効率の大幅な向上をもたらした。10T超伝導マグネットを用いた常磁性体-USのXMCDデータの測定結果を示すことにより、本ビームラインの性能及び発展の可能性について記述する。
原 徹*; 白澤 克年*; 竹内 政雄*; 清家 隆光*; 斎藤 祐児; 室 隆桂之*; 北村 英男*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 498(1-3), p.496 - 502, 2003/02
被引用回数:58 パーセンタイル:95.46(Instruments & Instrumentation)円偏光アンジュレーター光の偏光反転は特に円2色性の実験に非常に有効である。SPring-8のBL25SUでは、2つのヘリカルアンジュレータからの光を選択することによる偏光反転システムを開発した。電子ビームにバンプ軌道を作ることによって、左右円偏光を交互にビームラインに供給する。この手法による磁気円2色性測定時間は、従来の磁場反転反転型測定の約1/3に短縮できた。
備前 輝彦*; 田中 隆次*; 浅野 芳裕; Kim, D. E.*; Bak, J. S.*; Lee, H. S.*; 北村 英男*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 467-468(Part1), p.185 - 189, 2001/07
被引用回数:40 パーセンタイル:92.11(Instruments & Instrumentation)2GeVの電子を照射したときのアンジュレーター磁石の磁場強度変化を測定した。測定は、(1)磁石配列,(2)磁石の形状,(3)磁力の向き,(4)標的物質,(5)磁石組成,(6)製作者の相異、の各項目について行った。照射はSPring-8の真空防止型アンジュレーターを模擬した形状で実施した。それらの結果について報告した。
中島 雅*; 高谷 泉*; 秋山 武司*; 北村 晃*; 矢野 淑郎*; 仙石 盛夫; 大塚 英男; 前田 彦祐
JAERI-M 91-048, 57 Pages, 1991/03
部分的にカーボン材が用いられた、ステンレス(SS,304)壁を持つJFT-2Mのスクレープオフ層中で水素同位体(H,D)の輸送に関する研究を加速器支援下の捕集プローブ法で行った。テイラー放電洗浄中にSiプローブに吸蔵された水素あるいは重水素粒子は、後続のプラズマ放電(重水素)によりリサイクルされプラズマ境界附近に現れることが明らかになった。次に炭素プローブへの照射実験では、水素同位体のサンプル内吸蔵は、その表面処理に依存すること、放電洗浄中に吸蔵された水素は続く重水素放電により一部重水素と置換されることが明らかにされた。
斎藤 祐児; 福田 義博; 竹田 幸治; 原 徹*; 白澤 克年*; 竹内 政雄*; 北村 英男*
no journal, ,
SPring-8のBL23SU(原子力機構重元素科学ビームライン)では、挿入光源をAPPLE-2型からツインヘリカル型への置き換えを行った。最近開始した1Hzの高速円偏光反転による磁気円二色性分光(XMCD)に関するテスト実験結果を行ったところ、XMCDの感度として約0.02%を達成し、これまでより一桁向上に成功した。また、元素選択的磁気履歴曲線の高精度測定についても良好な結果を得た。
佐野 睦*; 高橋 直*; 渡辺 篤雄*; 北村 英男*; 城 鮎美; 菖蒲 敬久
no journal, ,
高熱負荷機器用母材GlidCopは、SPring-8において放射光熱除去のアブソーバーとして利用されている。本研究では、このGlidCopの熱サイクルに伴う材料内部に発生するひずみを評価し、余寿命評価に資することを目的として、SPring-8BL02B1を使ったひずみ測定を行った。電子ビームによる熱サイクル疲労を発生させた試験片を逐次計測した結果、数回の熱サイクルで弾性,塑性変形とも大きく変化するが、それ以降では弾性変形はほぼ一定で、塑性変形のみ変化することを明らかにした。現在、この塑性変形と熱サイクルとの関係を理論計算とともに評価しており、当日はその結果に関しても発表する予定である。