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論文

JAEA-AMS-TONOの現状; 平成21年度

國分 陽子; 石丸 恒存; 西澤 章光*; 鈴木 元孝*; 大脇 好夫*; 西尾 智博*; 北沢 俊幸*

第12回AMSシンポジウム報告集, p.5 - 8, 2010/05

日本原子力研究開発機構東濃地科学センターに設置されているタンデム型加速器質量分析計JAEA-AMS-TONOの平成21年度の運転及び測定状況について報告する。導入から平成21年度までの炭素同位体比の測定時間はのべ11466時間となった。ここ数年、大きな装置の故障はなく、測定時間は順調に増加している。平成21年度は、847試料の測定を行い、さらにイオンビームの安定化に注目した装置改善も行った。装置改善では、イオンの荷電変換効率にかかわるストリップガス圧の制御及びビームラインのアライメントを行い、測定精度を向上させることができた。前処理法に関しては、微量炭素試料の試料調整法等について検討した。また、泥炭層の年代推定に適した試料の検討を行ったので、その結果も報告する。

口頭

小規模デルタの形成過程における暴浪及び洪水流の役割

北沢 俊幸*; 重野 聖之*; 小板橋 重一*; 宮坂 省吾*; 新里 忠史; 保柳 康一*

no journal, , 

沿岸域における地質環境の長期的変遷を描くうえでは、沿岸域で典型的に発達する地層の形成プロセスを把握することが重要となる。高海水準期の河口にはデルタが発達し、河口から離れた地点には浜堤平野が発達することが多い。デルタ堆積物及び浜堤平野堆積物は、それぞれ河川の営力及び波浪の営力が強く作用して形成される。河口から少し外れたデルタ周辺部では、ストーム時には暴浪と洪水流の双方が作用して地層が形成されると考えられるものの、その形成過程の詳細はこれまで明らかではなかった。本報告では、堆積相解析の結果に基づき、デルタ周辺部での地層の形成過程における暴浪(波浪の営力)と洪水流(河川の営力)の役割について検討した。その結果、対象とした更別層の堆積当時は高海水準期で、海域は東もしくは北東に広がっていた。沿岸域は波浪と河川(暴浪と洪水流)の影響を強く受け、小規模デルタとその脇には浜堤平野が発達していた。今後、以上の解析結果に基づいて、更別層堆積当時の古環境を復元していく予定である。

口頭

北海道北部地域幌延町に分布する下部更新統更別層のシーケンス層序

北沢 俊幸; 重野 聖之*; 小板橋 重一*; 宮坂 省吾*; 新里 忠史; 保柳 康一*

no journal, , 

地質環境の長期的変遷を描くうえでは、まず地層の成因を明らかにすることが重要である。シーケンス層序学は、地層や地層境界をあるまとまりとして捉えてその時間的・空間的分布を簡潔に表すことができる概念で、今や地層の成因、特に海水準変動との関連を記述する際の共通言語となっている。本報告では、北海道北部地域の幌延町に露出する前期更新世の更別層下部の成因を明らかにするため、堆積相解析及びシーケンス層序学的検討を行った。調査露頭では同層は明瞭な侵食面により便宜的に上位層と下位層に分けられる。堆積相解析から、下位層は高海水準期にデルタと浜堤平野が沖に向かって前進することによって堆積し、上位層は低海水準期から海進期にラグーンが陸方向へ移動することによって堆積したと推定した。下位層と上位層の間の侵食面は低海水準期における開析谷だと推定される。すなわち下位層と上位層はそれぞれが堆積シーケンスであり、その間の侵食面はシーケンス境界である。推定されるデルタの前進方向が現在の内陸方向であることから、更別層下部堆積当時には現在の内陸部まで達するような大きな湾が存在した可能性があるが、今後さらに広域的な調査を行うことで詳細な古環境を検討していく予定である。

口頭

Storm-influenced tiny delta

北沢 俊幸; 重野 聖之*; 小板橋 重一*; 宮坂 省吾*; 新里 忠史; 保柳 康一*

no journal, , 

長期的な地質環境変化を把握するうえで沿岸域の堆積現象を理解することは重要である。高海水準期の河口には一般的にデルタが発達する。デルタはストームイベント中には暴浪や洪水流により影響を受けると考えられるが、その堆積相の詳細な特徴はわかっていない。そこでわれわれはストームの影響を受けた小規模デルタ堆積物に残される堆積相について研究した。対象とした地層は、日本の最北部の幌延地域に分布する、下部更新統更別層である。調査露頭では、デルタと浜堤平野の沖への前進によって形成された上方浅海化サクセッションが発達する。またその中には次の4つの堆積相からなるストームイベント堆積物も観察される。(A)ハンモック状斜交層理の発達した細粒砂層。(B)ウェーブデューンリップル葉理(波長80cm以下)の発達した砂礫層。(C)複合流デューンリップル葉理(波長160cm以下)の発達した砂礫層。(D)泥層(厚さ9cm以下)。デルタ堆積物中には、一連のストームイベントによって堆積したストームイベントシーケンスが認められ、B-D型(水深20-13.5m), A-B-D型(水深16.5-13.5m), A-C-D型(水深13.5-11.5m), C-D型(水深13.5-7m)の4タイプに分類される。これらタイプの違いは、ストームイベントの規模や水深の違いによると考えられる。これらのタイプ分けは世界の他地域に分布する現世デルタや過去の地層にも適用できる可能性がある。

口頭

北海道北部天塩平野における海岸砂丘列の配列様式と年代

北沢 俊幸

no journal, , 

原子力機構では、堆積岩地域における地質環境の長期的挙動のモデル化と、それに関する一連の調査・解析技術の整備を目的として北海道北部の幌延地域を事例に研究を進めている。この研究の一環として、沿岸域における地形や地層の形成プロセスのモデル化を目標に、天塩平野西縁に発達する海岸砂丘帯の形成プロセスに関する調査,研究を実施した。その結果、海岸線から約1kmの範囲においては13列の砂丘が等間隔で配列し、そのうち最も海側に発達する砂丘は樽前山起源の火山灰を挟むことから、少なくともAD1739にはこの砂丘が存在したと推定される。当時この砂丘の海側に砂浜が存在したと考えられるが、現在砂丘の海側には幅40m程度の砂浜しかなく、火山灰堆積当時に比べて砂浜が広がったとは考えにくい。したがって少なくとも最近270年間全体をみると海退はしていないと推定される。つまり海岸線が現在の位置と大きく変わらないか、むしろ海岸侵食などによって海進したかである。今後は各砂丘列の形成過程を明らかにするため、火山灰を同定するとともに、光ルミネッセンス年代法により砂丘の年代と堆積速度を求め、沿岸域における地形や地層の形成プロセスのモデル化に資する。

口頭

天塩川河口砂州周辺における地中レーダー探査とOSL年代測定

北沢 俊幸; 常盤 哲也

no journal, , 

原子力機構では、堆積岩地域における地質環境の長期的挙動のモデル化と、それに関する一連の調査・解析技術の整備を目的として北海道北部の幌延地域を事例に研究を進めている。この研究の一環として、天塩平野南西部の沿岸域における地形と地層の形成過程を明らかにするために、幌延海岸において地中レーダー探査と光ルミネッセンス年代測定を実施した。その結果、約5000年前以降の幌延海岸の形成過程の一端が明らかとなった。約5000年前以降、北部の海浜は平均約0.33m/年の速度で西に成長を続けており、陸地の拡大に伴い砂丘の列数が増えた。約670$$sim$$1900年前には河口が現在よりも約12.5km北に位置した時期があり、それより南では海浜堆積物の大部分が侵食されて河道堆積物に置き換えられた。それより北では天塩川本流が到達しなかったため海浜の環境が継続した。この時期から形成した天塩川右岸砂州は、初生的には南に向かって成長した河口砂州であるが、海側部分は海浜となり西へも成長した。砂州が南に成長するのに伴い河口が現在の位置まで南下した。

口頭

天塩川の河口州及び蛇行州の地中レーダー探査

北沢 俊幸*; 常盤 哲也

no journal, , 

原子力機構では、堆積岩地域における地質環境の長期的挙動のモデル化と、そのための一連の調査・解析技術の整備を目的として北海道北部の幌延地域を事例に研究を進めている。この研究の一環として、天塩平野における河口州と蛇行州を対象とした地中レーダー探査の適用可能性を検討した。その結果、砂丘,海浜,河道,河口州堆積物を識別でき、蛇行州では被覆土壌層が薄い場合に内部構造がよく見え、地中レーダー探査の適用可能性を確認することができた。

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