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論文

野生ニホンザル体内の放射性セシウム濃度および被ばく線量と体内酸化ストレス状態の関係

石川 諒椰*; 鈴木 正敏*; 木野 康志*; 遠藤 暁*; 中島 裕夫*; 岡 壽崇; 高橋 温*; 清水 良央*; 鈴木 敏彦*; 篠田 壽*; et al.

KEK Proceedings 2022-2, p.61 - 66, 2022/11

福島県の野生ニホンザルの肝臓・膀胱・大腿筋を用いて、低線量放射線による生物影響の要因と考えられる酸化ストレスとその防御機構である抗酸化活性のバランスを調べた。その結果、福島第一原子力発電所事故に起因する非常に低い線量率の放射線被ばくによって、事故から7年から10年が経過しても放射線に対する生物の応答反応が外部被ばく・内部被ばくに共通して持続すること、その変動傾向は臓器によって異なるものの、いずれも酸化ストレスと抗酸化機構が関連して変動する可能性が示唆された。

論文

Identification of potential biomarkers of radiation exposure in blood cells by capillary electrophoresis time-of-flight mass spectrometry

Sun, L.*; 稲葉 洋平*; 神崎 訓枝; Bekal, M.*; 千田 浩一*; 盛武 敬*

International Journal of Molecular Sciences (Internet), 21(3), p.812_1 - 812_12, 2020/01

 被引用回数:7 パーセンタイル:36.56(Biochemistry & Molecular Biology)

バイオドジメトリーは、電離放射線被ばく後の個人線量を推定するための有効な方法であり、これまで、血清, 血漿, 尿, 唾液などの非細胞性生体試料での代謝物をバイオドジメトリーのマーカーとして検討する研究が進められてきた。本研究では、非細胞性生体試料には反映されない健康状態や環境ストレスがあることから、血球の代謝物に注目し、キャピラリー電気泳動飛行時間質量分析法により、C57BL/6JマウスのX線照射後の血球の代謝産物を網羅的に調べた。結果として、血球中で106種類の代謝産物が被ばく後に有意に変化することがわかった。そのうち、有効なバイオマーカーとして、これまで報告されていなかった2'-deoxycytidine, choline, N6-acetyllysineを同定した。回帰分析等の結果から、血球の代謝物が予期しない事故などでの被曝線量推定に利用できる可能性を示唆した。

報告書

加圧孔スポット溶接評価試験

三島 毅*; 飛田 典幸; 関 正之; 蔦木 浩一; 千田 茂久

PNC TN8430 88-004, 41 Pages, 1988/10

PNC-TN8430-88-004.pdf:4.21MB

PWR燃料要素は,炉内での外圧が高いため燃料要素内の圧力を大気圧より高くしている。その為,燃料要素内にH-を加圧封入した後に,TIG溶接法にて加圧孔のスポット溶接密封を行っている。しかし,TIG溶接法は高圧雰囲気下でアークをスタートさせると電極の消耗が著しく,同一電極での再アークスタートは極めて困難である。このような問題点を解決するため,加圧孔のスポット溶接密封法としてレーザ溶接法が一つの解決策として揚げられている。しかし一方では,レーザ溶接方法は単位面積当たりのエネルギー密度が高いのでジルコニウム合金を形成している主要元素が溶融蒸発してしまい,耐腐食性が減少してしまうとも考えられている。本溶接評価試験は,今後P-サーマル燃料要素及びATR燃料要素の製造にレーザ溶接法が採用できるかどうかを評価するために行った基礎研究である。以下に,試験結果の概要を示す。1)レーザ溶接法の溶接性について。1作業性はTIG溶接法より(はるかに)容易である。2溶接金属部表面にアンダカットが生じる。3溶接金属部の硬さは,母材と比べて約100H-硬化する。この現象はディフォーカス(以下--距離と称す。)を短くするとその傾向が顕著に現れる。4内圧バースト試験では,母材よりも溶接金属部が強くなる。5レーザ溶接法では,$$phi$$0.8--では径が大きすぎ加圧孔を$$phi$$0.5--にする必要がある。(通常TIG溶接では,$$phi$$0.8--)

報告書

酸化物分散強化型フェライト鋼材の溶接試験(1)(MA956,MA957板材の溶接試験)

三島 毅*; 飛田 典幸; 関 正之; 蔦木 浩一; 千田 茂久; 鹿倉 栄*

PNC TN8430 88-002, 95 Pages, 1988/06

PNC-TN8430-88-002.pdf:10.98MB

(目的)酸化物分散強化型(ODS)フェライト鋼の品質の安定性,合金設計及び溶接手法については確立されていないため,溶接を行い溶接手法の選択,溶接特性,機械的性質等に関するデータを取得する。(方法)ODSフェライト鋼(以下MA956及びMA957に分類して称す)を板状に圧延した試験片を利用し,パルスTIG溶接法及びレーザ溶接法により溶接試験を行った。(結果)パルスTIG溶接法1溶接金属部にマイクロクラック,気孔が観察され,断面には,多数のブローホール,結晶粒の成長が観察された。2イットリウム)(以下「Y」と称す)の分散状態については溶接金属部表面,ブローホールの発生位置にピークが観察された。3引張強度については母材よりも50%低下した。(常温)レーザ溶接法1溶接金属部にマイクロクラックは観察されなかったがMA957の溶接金属部断面にブローホールが観察された。2Yの分散状態については溶接金属部表面,断面,端部に検出された。また,溶接金属部断面にはTiが集まっている。3引張強度は常温でSUS316相当鋼とほぼ同じ値を示し母材強度ともさほど変わりはなかった。またパルスTIG溶接法よりも高い値を示した。(結論)分散強化型フェライト鋼を溶接する場合は,クラック,ブローホール等の欠陥が発生し易いパルスTIG溶接法では,殆ど不可能であると思われる。レーザ溶接法についても溶接欠陥は生じたが欠陥形状が微小なので今後の試験方法次第で改善出来る可能性がある。

報告書

摩擦溶接評価試験(1) MA957の溶接法検討

鹿倉 栄; 飛田 典幸; 関 正之; 豊島 光男; 蔦木 浩一; 千田 茂久

PNC TN8430 88-015, 40 Pages, 1988/01

PNC-TN8430-88-015.pdf:5.13MB

(目的)新材料の燃料要素加工に関する新溶接技術開発の一環として、圧接法の一種である摩擦溶接試験を実施した。(方法)試験に用いた材料は酸化物分散強化型フェライト鋼(MA957)棒材(INCO社製)である。摩耗溶接装置は、制動式を使用した。(結果)以下に試験結果の概略を示す。1試料の表面には、軟化した母材の一部がバリ状に発生し概観は良くない。2溶接部の硬さは、母材に比べ25%程軟化した。3溶接部にはボイドのような欠陥の発生は無かった。但し、組織が表面方向に流れているのが観察された。4引張強度は、母材強度と比較すると約20%程減少した。5元素分析結果は、Y2O3等の凝集は無かった。(結論)摩擦溶接法では圧接時に外表面にイバリが発生するが、このイバリは、摩擦熱により接合部が軟化し遠心力により外表面に押し出された物であり、旋盤等による機械加工で十分に除去することが可能である。また、酸化物分散強化フェライト鋼を通常使用されているTIG溶接法及びレーザ溶接法などの融接法で溶接すると、溶接金属部に多数のブローホールが発生するとともに、耐熱性を強化する目的のために母材内に均一に分散させたY2O3が凝集し、母材よも強度的に低下してしまうが、摩擦溶接法では、融接法のような現象は確認されなかった。その為、酸化分散強化フェライト鋼等を溶接する方法は、摩擦溶接等の固相接合が適していると考えられる。また、摩擦溶接法は接合部にイバリが生じるとともに、薄肉管の圧接機が開発されていない為

口頭

福島第一原子力発電所事故後の旧警戒区域における放射線被ばくが野生ニホンザルの肝臓と膀胱の酸化ストレス状態に及ぼす影響

石川 諒椰*; 鈴木 正敏*; 木野 康志*; 遠藤 暁*; 中島 裕夫*; 岡 壽崇; 高橋 温*; 清水 良央*; 鈴木 敏彦*; 篠田 壽*; et al.

no journal, , 

福島第一原子力発電所事故後の長期被ばくによる酸化ストレス状態への影響を調べるため、避難区域にいた野生のニホンザルの肝臓と膀胱における酸化ストレスマーカーを分析した。肝臓では被曝群の約70%のマロンジアルデヒド(MDA)濃度が対照群の平均濃度を超え、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性は低い方にシフトした。反対に、膀胱ではMDA濃度は低位に、SOD活性は高位にシフトした。また、酸化ストレスマーカーは、外部被ばくと内部被ばくで同じように変化することがわかった。これらのことから、事故後の低線量・低線量率の放射線被ばくが、抗酸化酵素の活性を変化させることで酸化ストレスに対する感受性に影響を与える可能性があることが示唆された。

口頭

福島第一原子力発電所事故で被災した野生ニホンザルの臓器中酸化ストレス状態の解析

鈴木 正敏*; 石川 諒椰*; 岡 壽崇; 山下 琢磨*; 木野 康志*; 遠藤 暁*; 中島 裕夫*; 佐藤 拓*; 磯部 理央*; 千田 浩一*; et al.

no journal, , 

福島第一原子力発電所事故後の長期被ばくによる生物影響の知見は少なく、旧警戒区域に生息している野生動物から採取した試料の解析結果は貴重である。本研究では、有害鳥獣駆除された野生ニホンザルから試料を採取し、酸化ストレス状態を指標とする放射線被ばく影響解析を行った。酸化ストレスの誘発は一部の個体の肝臓で観察された一方で、2種の抗酸化酵素活性が低下していたことから、放射線被ばく以外によって生じる二次的な酸化ストレスに対して感受性を示す肝臓環境が形成されている可能性が示唆された。

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