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片山 淳; 古川 勝敏; 渡部 和男
分析化学, 52(6), p.461 - 467, 2003/06
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Chemistry, Analytical)飛行時間形質量分析計(TOFMS)を用いた元素の同位体比測定におけるダイナミックレンジの拡大を目指し、イオンの画像検出法の導入を検討した。TOFMSのイオン検出器として位置検出型の蛍光板つきマイクロチャンネルプレート(MCP)を使用し、イオンを光としてカメラで計測した。レーザー共鳴イオン化したイオンビームが質量弁別された後、時間依存の電場へ入射させてMCP上に掃引した。CCDカメラで記録した光点群を解析し質量スペクトルを得た。開発した方法をカルシウムの同位体比測定に適用し、5桁以上のダイナミックレンジが得られた。
大野 新一*; 古川 勝敏; 田口 光正; 小嶋 拓治; 渡辺 宏
Radiation Physics and Chemistry, 60(4-5), p.259 - 262, 2001/03
被引用回数:5 パーセンタイル:39.04(Chemistry, Physical)気体試料へのイオン照射による電離量分布測定の結果得られたイオンの飛跡周りの空間的な線量分布を解析することにより、水中を走る重イオンの2次電子による径方向のエネルギー付与を統一的にまとめることができた。線または電子線照射した場合の生成G値の線量依存性をトラック内の線量分布に適用する。生成物量を半径0~にわたって積分することによって種々のイオン照射によるG値を見積もる。フリッケ線量計とアラニン線量計について、本手法により得られた結果と実験値とを比較する。
横山 啓一; 羽毛田 直樹*; 橋本 雅史; 古川 勝敏; 田中 宏昌*; 工藤 博司*
Chemical Physics Letters, 320(5-6), p.645 - 650, 2000/04
被引用回数:35 パーセンタイル:71.45(Chemistry, Physical)理論的に存在が予測されていた超原子価分子のLiFを実験的に観測することに初めて成功した。フッ化リチウムと窒化リチウムの混合物をターゲット材としたレーザーアブレーション-光イオン化質量分析法によりLiFイオンを検出し、イオン化用レーザーの出力依存性からLiFが中性のLiF分子から生成していることを確認した。
田口 光正; 古川 勝敏; 森山 正洋*; 大野 新一*
JAERI-Review 99-025, TIARA Annual Report 1998, p.91 - 92, 1999/10
重イオン照射の特徴は物質への高密度かつ空間的に不均一なエネルギー付与であり、このことが高LET放射線の特異的な照射効果(化学反応、生物への致死効果など)を誘発すると考えられている。175MeV Arイオンを窒素ガス(約215Torr)に照射し、異なる励起状態からの発光を1mm程度の空間分解能を有する光学系によって測定した。337nmの発光はthe second positive systemと呼ばれる遷移(CBに相当し、この遷移は20eV程度の極めて低いエネルギーの電子によって高効率に誘導される。また、429nmの発光は窒素分子の全イオン化量に比例する発光強度を示す。それぞれの波長の発光強度についてイオン飛跡からの距離依存性を見積もったところ、距離100~1000nmの範囲において全イオン化量は距離の約2乗に反比例したが、低エネルギー電子は2.8乗とそれよりも急峻な距離依存性を示すことがわかった。
田口 光正; 南波 秀樹; 青木 康*; 古川 勝敏; 大野 新一*
Radiation Physics and Chemistry, 55(5-6), p.511 - 514, 1999/00
被引用回数:4 パーセンタイル:34.88(Chemistry, Physical)TIARA施設に設置されたAVFサイクロトロンからの175MeV、Arイオンを0.1mmのアパーチャーを通して真空容器に満たした気体Arに入射した。2次電子によるイオン化収量を可動式の小型イオン化チェンバーにより求めた。ガス圧及びイオン化チェンバーの位置を変えることにより、水換算でイオンビーム軸から5nmから8m程度までの距離の線量分布を得た。分布は100nm程度までの領域では、理論的に見積もられている通り半径の2乗に反比例するが、それより外側の領域ではより急峻な半径依存性を示すことがわかった。線量分布は2次電子の最大飛程よりも外側まで広がっていることがわかった。また、コア部分を除いた領域のエネルギー付与量を求めたところ、LETの約90%であった。
大野 新一*; 古川 勝敏; 田口 光正; 南波 秀樹; 渡辺 宏
Radiation Physics and Chemistry, 55(5-6), p.503 - 506, 1999/00
被引用回数:7 パーセンタイル:49.75(Chemistry, Physical)水中を走る重イオンのエネルギー損失は、半古典的な考察から半径1nm範囲内に重イオンの直接作用によるエネルギー付与が22.8%起こることがわかる。また、それより外側の領域では2次電子を経由するエネルギー付与が起こる。気体試料中の電離量分布の実測データを解析することにより、2次電子を経由するエネルギー付与の分布を系統的にまとめることができた。フリッケ線量計の溶質濃度を既定することにより、重イオンの飛跡から距離tとt+tを半径とする単位長さの2つの円筒に挟まれた部分の体積2ttに含まれる溶質Feの個数が求められる。イオン照射によりこの領域に付与されるエネルギーは計算によって求められ、線照射でのG値の線量依存性をトラックの中心部分に相当するような高線量域まで仮定することによって、生成Feの個数の動径分布が求められた。生成Feの個数をt=0-にわたって積分することによって1MeV Hから1400MeV UにいたるイオンについてFe生成のG値が求められた。
古川 勝敏; 大野 新一*; 南波 秀樹; 田口 光正; 渡辺 立子*
Radiation Physics and Chemistry, 49(6), p.641 - 644, 1997/00
被引用回数:9 パーセンタイル:59.8(Chemistry, Physical)トラック構造のモデルを確立するために、Arガス中を通過する200MeVのNiイオンからの距離を変化させた小型窓なしイオン化チェンバー中に生成するイオン電流の計測を行った。200MeVのNiのLETの値と高速の電子に対するフリッケ線量計のG値(15.4)から、200MeVのNiに対するフリッケ線量計のG値は5.0と見積もられる。
佐藤 圭*; 志平 良隆*; 綱島 滋*; 梅本 宏信*; 高柳 敏幸; 古川 勝敏; 大野 新一
Journal of Chemical Physics, 99(3), p.1703 - 1709, 1993/08
被引用回数:21 パーセンタイル:62.86(Chemistry, Physical)214および220nmの紫外線でジクロロエチレンを光分解して生成する塩化水素HCl分子の初期回転分布を測定した。HCl分子は[2+1]の共鳴イオン化法により、飛行時間型質量分析装置を使って検出した。振動励起したHCl(v=1,および2)については、回転分布はボルツマン分布であったが、v=0のHCl分子については2つの温度成分より成るボルツマン分布で表わされた。この結果はジクロロエチレンの分解過程が1つではないことを示唆するものである。同様な方法で、生成する塩素原子についても検出した。基底状態の塩素原子(P)および励起状態の塩素原子(P/2)の生成比についての知見も得ることができた。
K.P.Lee*; S.T.Hwang*; 山田 康洋; 古川 勝敏; 大野 新一
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 160(1), p.203 - 209, 1992/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Chemistry, Analytical)高エネルギー重粒子のユーロピウム化合物表面との衝突によって、発光が観測された。この発光は衝突粒子によるものと、固体化合物の励起失活によるものである。固体ユーロピウム酸化物(EuO)とユーロピウム塩化物(EuCl)を90keVのArイオンで照射し、発光スペクトルと二次イオンの質量スペクトルを測定した。その結果、固体EuClのArイオン(20A/cm,90KeV)照射によって還元反応が起きることがわかった。
南波 秀樹; 青木 康; 古川 勝敏; 大野 新一; 古牧 睦英
第4回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.131 - 134, 1991/07
東海研究所のタンデム加速器を用いて、気体アルゴンに高エネルギー重イオンビームを照射し、生成する電荷量(W値)を測定するとともに、小型の可動式電離箱を用い、イオンビームの径方向でのイオン化の空間分布を測定した。
山田 康洋; 高柳 敏幸; 古川 勝敏; 大野 新一
Rapid Commun. Mass Spectrom., 5, p.303 - 306, 1991/00
被引用回数:1 パーセンタイル:10.15(Biochemical Research Methods)キセノン気体のジェット噴射により生成するXeクラスターを多光子(266nm)イオン化させ、その分解過程(XenXe+Xe;n=2~19)をTOF質量分析計を用いて研究した。分解速度はクラスターの大きさnに依存し、nの大きさとともに増大すること、とくにn=14のときに分解速度が大きいことなどが判った。
曽我 猛; 古川 勝敏; 大野 新一
Journal of Nuclear Science and Technology, 26(6), p.639 - 641, 1989/06
固体硝酸カリウムの30keVD、60keVD、90keVDイオン衝撃、及び0.5MeVH、1MeVHイオン衝撃を行い、生成する亜硝酸イオンに関して分子イオンビームの効果の有無を研究した。衝撃初期の生成速度に対しては分子イオンの効果はないが、亜硝酸イオンから硝酸イオンを生成する逆反応過程に対して分子イオンの効果がみられたことを報告する。
東 直人*; 宮崎 哲郎*; 苗木 賢二*; 古川 勝敏; 荒殿 保幸; 大野 新一; 佐伯 正克; 立川 圓造
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 60, p.3835 - 3842, 1987/00
被引用回数:5 パーセンタイル:43.79(Chemistry, Multidisciplinary)抄録なし
大野 新一; 古川 勝敏; 曽我 猛
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 59(6), p.1947 - 1951, 1986/00
被引用回数:2 パーセンタイル:25.22(Chemistry, Multidisciplinary)20-100keV範囲のHe,Ar,Xeイオンの硝酸カリウム分解に対する反応断面積を求めた。この値を入射イオンに対する電子的及び核的阻止能の値と比較することにより、イオンのエネルギー損失の化学反応に対する効率として、非弾性衝突の方が弾性衝突よりも約5倍大きいことを結論する。(シリーズ報文:高エネルギー粒子による科学反応,III)
古川 勝敏; 大野 新一
JAERI-M 85-110, 44 Pages, 1985/08
放射線損傷における化学効果の研究を推進させるために、東海研究所化学部固体化学研究室において、種々のイオンを0-100kV範囲に加速できる低エネルギーイオン照射装置を設置した。本報告書は、装置の設置計画、構成、性能、運転試験結果および附属測定装置の概要を説明するものである。
古川 勝敏; 大野 新一
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 58, p.1831 - 1832, 1985/00
被引用回数:1 パーセンタイル:22.47(Chemistry, Multidisciplinary)電子線・ガンマ線による放射線分解と高エネルギーイオンによる化学反応を比較するために、100keVの水素,ヘリウム,窒素,酸素イオンを硝酸カリウムに衝撃し、生成する亜硝酸イオンの収量を測定した。得られたG値(0.5~1.8)と阻止能の値を比較することにより、イオン線による反応が電子励起によることを結論する。
大野 新一; 古川 勝敏
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 58(4), p.1100 - 1104, 1985/00
被引用回数:3 パーセンタイル:31.04(Chemistry, Multidisciplinary)重イオン衝撃に特異な化学反応を調べる目的で、ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムを室温で、ガンマ線,プロトン線,アルゴンイオンビームで照射し、発生気体の分析,スパッタイオンの分析,照射後試料のEPR測定を行い、450keV-1.8MeVエネルギーのアルゴンイオン照射の場合にのみ出現するEPRスペクトル(g=2,線幅100-300G)が交換相互作用するFeクラスターに基づくことを報告。その形成機構として、イオン衝突により運動エネルギーを得ると同時に内殻励起されたFeが配位子解離を起こすことを考察した。
大野 新一; 古川 勝敏
原子力工業, 20(4), p.53 - 56, 1974/04
金属材料と原子炉冷却材の界面反応は、多くの因子に支配されて複雑である。その界面反応に対する照射効果の研究の必要性、いかにして照射効果をとらえるかの問題に関する著者らの研究経過、実験結果の解釈と照射効果のモデルなどを説明し、金属腐食に対する照射効果を解明するための電気化学的方法を提案する。(依頼執筆)
李 汝桐*; 古川 勝敏; 大野 新一
日本化学会誌, 1973(1), p.39 - 44, 1973/01
放射線照射下におけるアルミニウムの水中腐食を研究する一手法として、アルミニウムの電極過程に対するガンマ照射効果を調べた。照射(2.410R/hr)により、アルミニウム電極電位は負方向に数百mVにわたって移動し、またアノード分極電流は増加し、カソード分極電流は減少した。実験結果は、アルミニウム表面のバリヤー層における照射による電子-正孔対の生成に基づいて定性的に説明される。
立川 圓造; 田村 則; 古川 勝敏; 本島 健次
International Journal of Applied Radiation and Isotopes, 22, p.793 - 798, 1971/00
被引用回数:10抄録なし