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古田 悦子*; 中原 弘道*; 初川 雄一; 松江 秀明; 坂根 仁*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 278(3), p.553 - 557, 2008/12
被引用回数:6 パーセンタイル:40.09(Chemistry, Analytical)日本ではインターネットを通して販売されている化粧品の一部に、放射線ホルミシス効果を謳った商品がある。放射線ホルミシス効果とは、低線量放射線によって、高線量で起こる障害とは異なるプラスの刺激効果が生じることを指す。低線量放射線生体影響の評価が各種研究機関において行われてきているが、そのほとんどは、X線照射による小型動物あるいは細胞レベルでの研究である。放射線ホルミシス効果があるとする化粧品の場合、放射性同位元素(RI)を含む可能性が高い。RIによるホルミシス効果の研究は進んでいるとはいえない。本研究は、INAA, NAAMG, PGAA, SEM-EDXによるホルミシス化粧品の成分分析、及び、放射線源による人体影響について評価検討を行うことを目的とする。
古田 悦子*; 中原 弘道*; 大浦 泰嗣*; 初川 雄一; 松江 秀明; 坂根 仁*
no journal, ,
インターネットを通してホルミシス効果を謳った化粧品が販売されている。低線量放射線によるプラスの刺激効果を「放射線ホルミシス効果」と呼ぶと説明している。化粧品の成分は義務により表示されているが、どのような放射線がどのくらい放出されているといった説明はなされていない。欧州原子力共同体などでは、放射性同位元素を添加した日用品(放射性コンシューマプロダクト: RCP)の禁止対象品目の一つに、化粧品を挙げている。一方、日本のRCPは、放射線障害防止法の規制下限値と、これとは別にNORM(Naturally Occurring Radioactive Material: 天然放射性同位元素を添加した)製品に関しては原子炉等規正法による規制を受けている。しかし、日本には、RCPの禁止対象品目はない。本研究は、ホルミシス化粧品含有成分の分析による被ばく線量評価を目的とする。
甲斐 哲也; 古田 悦子*; 石原 祥子*; 長谷美 宏幸*; 篠原 武尚; 原田 正英; 及川 健一; 大井 元貴; 瀬川 麻里子; 飯倉 寛; et al.
no journal, ,
J-PARCの中性子イメージング専用ビームラインについて紹介するとともに、中性子共鳴イメージングの一例として、カドミウムに対する中性子透過率が0.2eVで極小になることを利用して行った油絵具に含まれるカドミウム分布の可視化実験の結果について報告する。実験では、「Cadmium yellow」、「Vanadium yellow」、「Cadmium orange」、「Cadmium red」及び2種の「Cadmium green」と表記された6種の油絵具を1515mmのアルミニウム板に塗布し、乾燥させたものを試料として使用した。中性子エネルギーを限定しない従来型の中性子ラジオグラフィ画像では、全ての絵具でコントラストが得られた。一方、カドミウムの共鳴ピークのエネルギーである0.2eVの中性子による透過像では、「vanadium yellow」及び「cadmium green」のうち1種でコントラストが得られなかった。このことから、油絵具中のカドミウム分布測定に中性子共鳴イメージングが利用可能であることが分かった。