Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
山岸 功; 小田倉 誠美; 市毛 良明; 黒羽 光彦; 高野 公秀; 赤堀 光雄; 吉岡 正弘*
Proceedings of 21st International Conference & Exhibition; Nuclear Fuel Cycle for a Low-Carbon Future (GLOBAL 2015) (USB Flash Drive), p.1113 - 1119, 2015/09
六ヶ所再処理工場で発生した不溶解残渣の化学組成を分析した。XRD分析では、Mo-Tc-Ru-Rh-Pdからなる白金族合金、モリブデン酸ジルコニウム等の複合Mo酸化物、ジルコニアの存在を確認した。定量した12元素(Ca, Cr, Fe, Ni, Zr, Mo, Tc, Ru, Rh, Pd, Te, U)重量の90%以上は、白金族合金が占めた。シュウ酸溶液で複合Mo酸化物を選択的に洗浄溶解する手法を開発し、白金族合金と複合Mo酸化物の形態で存在するMoの割合を明らかにした。
池田 秀雄; 遠藤 昇; 吉岡 正弘
サイクル機構技報, (14), p.25 - 38, 2002/03
ガラス固化技術開発施設(TVF)において、長期間の断続的な運転により高放射性廃液に含まれる白金族元素が炉底部に堆積する課題が確認されており、長期的に安定した運転を継続するためには解決すべき重要な課題であった。また、日本原燃株式会社(JNFL)において建設中のK施設溶融炉もTVF溶融炉と同様の溶融方式を採用し、スケールアップしていることから、上記課題が発生する可能性があるとともに、大型溶融炉の運転特性を把握する必要があった。そこで炉底構造を改良し白金族元素の抜き出し性を向上させたK施設とほぼ同スケールの溶融炉用いて溶融試験を実施し、その結果課題に対する技術的解決を得た。
中山 治郎; 吉岡 正弘
Proceedings of 8th International Conference on Radioactive Waste Management and Environmental Remediation (ICEM '01) (CD-ROM), P. 55-1, 2002/00
ガラス固化技術開発施設(TVF)は、再処理工場から発生する高放射性廃液(HLLW)をガラス固化する技術を開発する日本初の施設である。施設の運転にあたって、ガラス溶融炉の廃気冷却管内部への粉塵付着及びガラス溶融炉底部への白金族元素の堆積という2つの課題がある。廃気冷却管内部への粉塵付着については、対策として水洗浄システムの開発を行い、施設の改造工事を行った。炉底部への白金族元素の堆積については、炉底部の構造変更を行うため、モックアップ試験を実施してきているところである。
牧野 勉; 室川 佳久; 藤原 孝治; 吉岡 正弘; 稲田 栄一; 上野 勤
PNC TN8440 96-005, 558 Pages, 1995/10
新規施設の管理区域設定のため,国,地方自治体及び事業団内の許認可等の手続きを行うに当たり,実施した詳細内容を報告する。管理区域設定準備に必要事項を国,地方自治体,事業団内,施設内,従業員等に分類し,ひとつひとつ,変更,改訂,設置等を実施した。原子炉等規制法に定める再処理設備のその他附属施設のうち,主要な試験施設として昭和63年2月9日付けで設置変更承認を得たガラス固化技術開発施設(TVF)は,設工認,建設工事,試運転等を経て,使用前検査に合格し,保安規定の変更許可等を取得し,かつ,事業団内外の了解を得て,計画通りに平成6年9月2日に管理区域を設定した。新規施設の管理区域設定準備に必要な項目,内容,スケジュール及び対応時の具体的な内容をまとめることができた。今後の新規施設の管理区域設定準備及びホット試運転開始準備に資する。
吉岡 正弘; 遠藤 昇; 坂田 弘美; 磯崎 功栄; 上野 勤; 稲田 栄一
動燃技報, (91), p.111 - 122, 1994/09
TVFのコールド試運転を平成4年5月から開始し、計画どおり平成5年度末に終了した。「固化プロセス運転試験」と「遠隔操作・保守試験」に大別し、交互に実施した。前者の試験においては、プロセス各設備の性能、安全性を確認するとともに、ガラス固化体の品質は十分な精度をもって管理できることを確認した。後者の試験においては、固化セル内遠隔保守対象全設備について、その脱着手順、及び遠隔操作性を確認し、確実にホット試運転に入れることを確認した。
財津 知久*; 吉岡 正弘; 五十嵐 寛; 河村 和広; 捧 賢一; 二村 浩尓; 大内 仁
PNC TN8100 94-002, 104 Pages, 1994/02
動燃事業団と独KfKとの間に結ばれている高レベル廃棄物管理における協定の一環として、ガラス固化技術を中心とする廃棄物管理に関する会議が1993年12月7日から9日までの3日間、東海事業所において開催された。KfK側からはドイツにおける廃棄物管理状況、WAK廃液ガラス固化プラントの設計、ガラス溶融炉(K-6'、ESM運転における白金族元素挙動、ガラス溶融炉からオフガスへの元素移行、プロセス運転の制御システム、ガラスレベル検出方法、ガラス固化体品質保証について紹介があった。PNCからはTVFコールド試運転、白金族元素の挙動、熱流動解析、品質保証、新技術の概要等を紹介した。討論における双方の関心は、主にガラス溶融炉運転における白金族元素の挙動および品質保証であった。特にKfK側はTVFの施設および試運転結果に高い関心を示した。また会議の中でKfK一行はTVF施設を見学した。会議では発表に用いたOHP資料および最近の報告書および論文等を交換した。とくにKfKからはK-6'メルタの19901993年の試験結果をまとめた400頁余りの報告書が提供された。
吉岡 正弘; 秋山 孝夫; 稲田 栄一
Proceedings of 4th International Conference on Nuclear Fuel Reprocessing and Waste Management (RECOD '94), 0 Pages, 1994/00
1992年5月から約2年間の予定でコールド試運転を開始したTVFの試験状況について報告する。コールド試運転は大きくプロセス運転および遠隔操作・保守試験に分けられ、交互に実施している。プロセス運転試験では、予定した3回の試験ランのうち2回を実施し、固化プロセス各機器の基本的な機能・性能を確認するとともに、固化体製造における品質管理基準を確認した。遠隔操作・保守試験においては、溶融炉及びラックを含む遠隔保守対象部品について両腕型マニプレータ、クレーンを用いて脱着試験を行い、遠隔操作性・保守性を確認した。実廃液を用いたホット運転は、1994年以降を予定している。
吉岡 正弘; 虎田 真一郎; 五十嵐 寛; 高橋 武士; 堀江 水明
Waste Management, 12(1), p.7 - 16, 1992/00
None
坪谷 隆夫; 高橋 武士; 吉岡 正弘; 五十嵐 寛; 菖蒲 康夫
PNC TN8100 91-030, 278 Pages, 1991/04
本資料集は、第10回PNC/KfK高レベル廃棄物管理会議(1990年11月18日22日、動燃事業団の東海事業所および東京にて開催)において、双方から発表されたOHP資料をとりまとめたものである。KfK側の発表内容は、KfK-INEでの高レベル廃棄物に関する技関開発の概要、K-6'メルタの運転結果、オフガス処理設備の特性、メルタ内のシミュレーション結果、耐火物および電極材料と溶融ガラスの反応に関するものである。PNC側の発表内容は、ガラス固化技術開発の現状、モックアップ3号のメルタの運転経験および白金族元素の抜き出し性評価、Ru、Cs、Srおよび粉塵のオフガスへの移行評価ならびに準揮発性元素の模擬廃液仮焼時の揮発率評価、メルタ内のシミュレーション技術開発、新電極材料および新耐火物材料の開発に関するものである。
坪谷 隆夫; 高橋 武士; 吉岡 正弘; 五十嵐 寛; 菖蒲 康夫
PNC TN8100 91-029, 82 Pages, 1991/04
第10回PNC/KfK高レベル廃棄物管理会議(1990年11月18日22日、動燃事業団の東海事業所および東京にて開催)の概要を報告する。この会議は、昭和55年に動燃事業団とドイツKfK(Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh)間で締結された協力協定に基づいて実施されるものであり、今回で10周年を迎えた。この会議では、両国における原子力情勢がお互いに紹介された。また、廃棄物の管理状況が紹介され、特に高レベル廃棄物のガラス固化技術を中心として情報交換が行われた。さらにガラス固化技術に関しては、ガラス溶融技術、オフガス処理技術、ガラス物性および品質管理技術について詳細な討論が行われた。本報告書は、これらの発表・討論の内容を要約したものである。
吉岡 正弘; 菊池 栄
PNC TN8430 91-002, 16 Pages, 1991/03
TVFガラス固化体保管庫において、ピットに沿って円環流路を流れる冷却空気中の40Arがガラス固化体からの中性子によって放射化される量を試算した。計算条件としてガラス固化体からの中性子発生数およびそのエネルギの違いによる放射化の反応断面積を変えて試算を行った。ORIGENで計算される自発核分裂および(,n)反応による中性子発生数で、かつその中性子を全て熱中性子と仮定した場合(ケースI)と、文献より求めたガラス固化体についての中性子発生数で、熱中性子および熱外中性子に対する放射化の反応断面積を考慮したより現実的な試算(ケースII)を行い、比較した。その結果、スタックから放出される41Arの量は毎時1104105(Bq)で、ほぼ同様の放射化量、となった。中性子発生数が増えた(105倍)にも係わらず、放射化量がほぼ同じであったのは、ガラス固化体から発生する中性子の大部分が高速中性子であり、放射化に寄与しないからである。
吉岡 正弘
PNC TN8600 91-001, 68 Pages, 1991/02
1.SPECTRUM'90への出席および発表・本会議はANS主催の廃棄物トピカルミーティングとして84年以降、2年毎に開催されている国際会議であり、高レベル、低レベル、TRU、再処理、使用済燃料、そして地層処分等広範囲にわたる廃棄物管理について、日本からの50名を含む約300名の参加者を集めて行われた。高レベル廃棄物のセッションで白金族問題を炉底部温度を制御する運転により解決する方法の成果をまとめて"Evaluation of Glass Melter Operation using Highly Simulated Waste for TVF"として口頭発表した。本法は従来、炉底部温度を上げる方向で解決を図ろうとした方法と逆に、温度を下げて解決を図るもので、信じ難い様子であった。また、この運転においても動燃が開発した45度の炉底勾配、およびボトムドレンが必須であることを強調した。なお、本問題を解決するのにKfKでは炉底勾配をさらに大きくする(75度)方法をとっており、それに至る経緯および成果が発表された。本会議では、白金族元素に関する発表はKfKからと2件であったが、発表後、意見交換する機会を持ち、セラミックメルタを採用している国はもちろん、金属メルタのフランスでも白金族元素含有廃液の処理において同様の問題を抱えており、動燃が、一歩先んじて、白金族問題の解決方法を確立した意義は大きいという感想を持った。2.サバンナリバーサイトの訪問・サバンナリバーではDWPF(Defense Waste Processing Facility)で処理する廃液中の白金族元素の含有量がTVFに比べて非常に小さいということから白金族問題の認識は有りながらも、その挙動を評価する試験等は実施されて来なかった。しかし、今回の訪問で白金族元素の挙動に関して議論した結果、今まさに白金族元素に関する研究を本格的に開始しようとしていることがわかった。これらは開発施段であるTNXに新しく設置されたDWPFの1/9スケールのIDMS(Integrated DWPF Melter System)を使って白金族元素の長期にわたる供給試験を実施しようというものである。DWPFは建屋および機器の搬入、据付けを全て終了し、通水作動試験が始められている。1991年3月からは、模擬廃液を用いた全プロセスのコールド運
五十嵐 寛; 斎藤 信一*; 高橋 武士; 吉岡 正弘
PNC TN8600 90-010, 72 Pages, 1990/09
第9回PNC/KfK高レベル廃棄物管理会議を西独カールスルーエ研究所で開催するとともに、PAMELA(パメラガラス固化施設:ベルギー)およびセラフィールド(英国)を訪問した。本会議は、PNCとKfKとの協力協定に基づいて、毎年PNC、KfKにて交互に開催されているものであり、昨年以降の双方の進捗状況について情報を交換した。口頭発表では、双方からR&Dのオーバー・ビューの他、PNC側からは、第19、20キャンペーンの結果を中心として、KfK側からはW4、W5キャンペーンを中心として紹介された。さらに、双方の関心のある検討項目について詳細な議論を行った。また、工学規模のモックアップ施設V-W1プラント、およびWAKの廃液を処理するための試験施設で、現在製作中のVA-WAK施設の見学を行った。現在、PNC、KfK共に白金族元素の抜出し性を向上させるための各種試験を実施しており、今回の会議は、白金族対策を進める上で両者にとって実りの多いものであった。PAMELAでは、1985年以来、既に385m/SUP3の廃液処理の実績を持っている。ガラス固化施設の東側には、フランスからの返還固化体の貯蔵施設の建設が始められていた。BNFLセラフィールドでは、展示館、フルスケールのコールド・ガラス固化試験施設およびウィンズケール・ガラス固化貯蔵プラント、低レベル廃棄物処理場(Drigg-site)の見学を行った。この見学により、フランス方式の特徴を充分に理解することができ、極めて有益であった。
佐々木 憲明; 虎田 真一郎; 五十嵐 寛; 吉岡 正弘*
PNC TN8410 86-32, 9 Pages, 1986/09
None
吉岡 正弘
科学技術ジャーナル, ,
高レベル放射性廃液のガラス固化処理の目的、位置付け、固化プロセスの概要、ガラス固化技術開発施設(TVF)の建設、運転、試験の概要・経緯、そして各国(仏国、英国、米国、独国)におけるガラス固化の現状を報告する。
岩本 友則; 秋山 繁夫; 吉岡 正弘; 富川 裕文; 中谷 隆良
Sympoium on International Safeguards, ,
東海ガラス固化技術開発施設(TVF)で処理する,高レベル放射性廃液(HAW)の保障措置手法について国及びIAEAと協議を進めてきた結果,HAWはTVFでガラス固化体を非破壊測定措置で測定するまで,保障措置の適用が必要であるとの結論を得た。本発表においては,HAWの保障措置の適用の必要性,保障措置終了点の考え方を中心にTVFの保障措置について発表する。
吉岡 正弘; 五十嵐 寛
Workshop 'Glass From and Vitrification Technology', ,
TVFは、1992年に建設を終了し、模擬廃液を用いたコールド試運転及び実高放射性廃液を用いたホット試運転を実施してきた。これらの試験を通して、段階的に施設の安全性、固化プロセス機器の性能等を確認してきた。ホット試運転の最後の試験は、連続して20本の固化体を製造しながら上記項目の確認を行うとともに、最終の使用前検査を受検して1995年10月に終了した。さらに、同年12月1日には使用前検査合格証を取得し、開発運転に移行した。TVFに向けて開発された固化技術、それらを採用したTVFのプロセスの概要、そしてコールド試運転、ホット試運転の概要について報告する。
丹羽 元; 栗坂 健一; 佐藤 一憲; 飛田 吉春; 神山 健司; 山野 秀将; 宮原 信哉; 大野 修司; 清野 裕; 石川 浩康; et al.
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷評価技術(レベル2PSA)を開発するため、炉心物質再配置過程の解析手法及び格納容器内事象の解析手法を新たに開発するとともに、レベル2PSAに必要な技術的根拠を整備する。本発表は4件のシリーズ発表の一部として概要とスコープを紹介するものである。
中井 良大; 栗坂 健一; 佐藤 一憲; 飛田 吉春; 神山 健司; 山野 秀将; 宮原 信哉; 大野 修司; 清野 裕; 石川 浩康; et al.
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷評価技術(レベル2PSA)を開発するため、炉心物質再配置過程の解析手法及び格納容器内事象の解析手法を新たに開発するとともに、レベル2PSAに必要な技術的根拠を整備する。
高野 公秀; 山岸 功; 赤堀 光雄; 湊 和生; 福井 寿樹*; 吉岡 正弘*
no journal, ,
六ヶ所再処理工場で発生した不溶解残渣の性状を評価するために、示差熱重量分析,X線回折測定,SEM/EPMA分析を行い、空気中での高温酸化挙動を調べた。分析試料として未洗浄残渣と、これをシュウ酸で洗浄しモリブデン酸ジルコニウムを除去した洗浄残渣を用いた。洗浄残渣の主成分は六方晶の白金族合金(Mo-Tc-Ru-Rh-Pd)で、少量のZrOを含有することを確認した。空気流中、室温から1220Cの範囲で示差熱重量分析を行った結果、300から800Cの範囲でMoとRuが順次酸化し始めること、800から900Cの範囲でMoOの大部分が蒸発すること、さらに900C以上でRuOの蒸発が進行することを明らかにした。加熱後試料はRuOを主成分とし、Pd-Rh合金、PdO, ZrOからなる混合物であった。SEM/EPMA分析により、加熱前の不溶解残渣は数十nmから数百nmの微粒子であったが、空気中酸化により、数mまで成長した棒状のRuO結晶と、サブミクロンのPd-Rh合金粒子集合体を形成することがわかった。