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Kaya, L.*; Vogt, A.*; Reiter, P.*; Siciliano, M.*; 清水 則孝*; 宇都野 穣; Wang, H.-K.*; Gargano, A.*; Coraggio, L.*; Itaco, N.*; et al.
Physical Review C, 100(2), p.024323_1 - 024323_18, 2019/08
被引用回数:12 パーセンタイル:77.66(Physics, Nuclear)Baの高スピン状態をおよび反応によって生成し、そこからの脱励起ガンマ線を観測した。Baの1942keVのアイソマーの寿命を66.6(20)nsと決定し、Baのよりの高スピン状態を見つけた。この結果を殻模型計算と比較し、Baのとの間隔やとの間隔が広がるなどの特徴が計算によってよく再現できることがわかった。
藤 暢輔; Chiara, C. J.*; McCutchan, E. A.*; Walters, W. B.*; Janssens, R. V. F.*; Carpenter, M. P.*; Zhu, S.*; Broda, R.*; Fornal, B.*; Kay, B. P.*; et al.
Physical Review C, 87(4), p.041304_1 - 041304_5, 2013/04
被引用回数:76 パーセンタイル:96.86(Physics, Nuclear)530MeVのGeビームとUターゲットによる深部非弾性散乱実験を行い、Geの励起準位をアルゴンヌ国立研究所に設置されているスフィアによって調べた。その結果、バンドをこれまで知られていた(2022keV)から (4547keV)まで大幅に拡張するとともに、新たなバンドも同定した。バンドの準位間隔のパターンは近傍の原子核と逆フェイズを示していた。集団模型と殻模型による理論計算と実験で得られた準位間隔パターンや換算遷移確率の比などを比較することにより、Geが低励起準位において3軸非対称変形を持つ可能性を示唆した。
秋村 友香; 丸山 敏毅; 吉永 尚孝*; 千葉 敏
Acta Physica Hungarica A, 27(2-3), p.355 - 358, 2006/10
クォーク多体系の分子動力学シミュレーションによって低温低密度でのバリオン物質から高温高密度でのクォーク物質への相転移を記述する。また広い温度,密度領域での物質の状態方程式を調べる。さらに物質の粘性,熱伝導率などを調べ、クォーク物質,バリオン物質の物性やダイナミクスに関する知見を得る。
秋村 友香; 丸山 敏毅; 吉永 尚孝*; 千葉 敏
European Physical Journal A, 25(3), p.405 - 411, 2005/09
被引用回数:4 パーセンタイル:36.01(Physics, Nuclear)クォーク多体系の分子動力学を用いて、低密度のバリオン物質から高密度のクォーク物質への相転移の機構を調べ、相互作用と運動エネルギーの競合により物質の状態が変化することを明らかにした。また、中間子交換力をクォーク間に導入することで、バリオン物質の状態方程式をよく知られているものに合わせることができた。これにより、相転移が起こる高密度でストレンジ物質と通常原子核物質のどちらが安定であるかを議論することができるようになった。さらに、有限温度でのシミュレーションを行い、温度-密度平面でのバリオン物質,クォーク物質の相図を求めた。
大塚 孝治; 吉永 尚孝*
Phys.Lett.,B, 168(1-2), p.1 - 7, 1986/00
変形した原子核のためのフェルミオン-ボゾン射影が内部固有状態(intrinsic state)の回転という観点から研究された。多核子変形系とそのボゾン射像の間には、回転に関して注目すべき類似性があるのが見つけられた。この類似性に基いて、簡単にして、有用な射影法が作られた。相互作用するボゾン模型の四重極相互作用の強さが、この方法によって計算され、現象論的な方法で求められた値と良く一致する事が確かめられた。
大塚 孝治; 有馬 朗人*; 吉永 尚孝*
Physical Review Letters, 48(6), p.387 - 390, 1982/00
被引用回数:85 パーセンタイル:95.1(Physics, Multidisciplinary)ニルソン模型に於ける固有内部状態を、0、2、4、6、・・・という様々なスピンに組んだ核子対の立場から解析した。内部固有状態は変形四重極場内でのクーパー核子対の凝縮状態として記述される。このクーパー核子対は、変形四重極場がスカラー量ではないので、様々なスピンの核子対の重ね合わせになっている。原子核が大きく変形している場合、このクーパー核子対が主として、0及び2の核子対から成っている事を、この論文で示した。この性質は対相関力の強さには余り依らず、変形場だけが存在するという極端な場合を仮に考えても、0及び2の核子対の優位性は示される。変形原子核の固有内部状態がこのような力学的特徴を持っていることはこれまで報告されていない。
秋村 友香; 丸山 敏毅; 初田 哲男*; 吉永 尚孝*; 千葉 敏
no journal, ,
RHICで生成された物質は気体的な物質ではなく粘性がほとんどゼロの完全流体のクォーク物質であるというプレス発表がなされた。系が気体的に振る舞うか、液体的に振る舞うかをみるよい指標がずれ粘性をエントロピー密度で割った比であり、この値が小さい場合、系は液体的に振る舞う。われわれは、分子動力学法を用いてクォーク物質のずれ粘性について調べ、転移温度付近でその比が小さいことを示した。