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杉原 正芳; 藤沢 登; 山本 巧; 西尾 敏; 岡崎 隆司*; 飯田 浩正; 吉津 達弘*; 中島 昭裕*
Nucl.Eng.Des./Fusion, 1, p.265 - 277, 1984/00
被引用回数:2 パーセンタイル:29.96(Nuclear Science & Technology)低減混成波を用いた電流駆動による、トカマク核融合炉の準定常運転における変流器コイル再充電シナリオの最適化を、簡単な物理モデル方式によって検討した。このシナリオにおいては、変流器コイルの再充電時間の最小化、又はそのために必要な蓄積エネルギーの最小化が重要であり、それはプラズマ温度をあまり高くせずに十分に大きな高周波駆動電流を流すことによって達成できる。低密度で、中の広い波のスペクトルがこのために必要であることが示された。核融合実験炉の基本パラメータに対しては、最小充電時間は3~5秒1V・secである。
杉原 正芳; 藤沢 登; 山本 巧; 吉津 達弘*; 中島 昭裕*; 上田 孝寿*; 西尾 敏; 飯田 浩正
JAERI-M 83-174, 38 Pages, 1983/10
低域混成波を用いた電流駆動による、核融合実験炉の可能性の高いシナリオに対する、最適なプラスマおよび高周波波動のパラメータを、簡単な物理モデル方程式によって検討した。検討は、(I)準定常 (II)定常の二つのシナリオについて行った。(I)においては変流器コイルの反転時間の最小化や蓄積エネルギーの最小化が重要であり、プラズマ温度を余り高くせずに十分な高周波電流を駆動することで達成できる。(II)においてはエネルギー増倍率Q値が重要であり、多くの制約条件を満足する最大のQ値は5~10となる。これらの検討によって二つのシナリオの炉への適用性や問題点が明らかにされた。
吉津 達弘*; 杉原 正芳; 藤沢 登
JAERI-M 82-165, 13 Pages, 1982/11
RF(低域混成波)を用いた電流駆動を想定した場合の、核融合実験炉の炉心プラズマおよび装置サイズパラメータの予備的検討を簡単な点モデルを用いて行なった。このようなRFによる電流駆動を考えた場合、電流駆動効率のプラズマパラメータ依存性に従って、定常運転時の最適動作点のプラズマパラメータは、従来の自己点火をめざしたものより高温・低密度になる。ベータ値の制約を守り、熱的にも安定で、できるだけ高いQ値を得るための最適動作点は、T=20keV,ni=6~810m$近$傍にあることがわかった。