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池沢 芳夫; 松井 浩; 吉田 芳和*; 横地 明*; 甲野 啓一*; 笠置 徹*; 武田 隼人*; 三上 壮介*
Aerosols: Science,Industry,Health and Environment,Vol. 2, p.786 - 789, 1990/00
核燃料取扱施設において、HEPAフィルタシステム全体の総合捕集性能が設計値を保持していることを現場試験によって確認することは、排気浄化設備の安全性と信頼性を高める上で重要なことである。しかし、HEPAフィルタを2段またはそれ以上に設置した場合の総合捕集性能については、いくつかの評価上検討すべき点が存在している。そのため、これらの点を解決し、わが国における総合捕集効率の評価の精度を向上し、統一を図るためその技術基準を作成したので、その概要を報告する。
松井 浩; 池沢 芳夫; 吉田 芳和*; 横地 明*; 松本 四郎*; 杉田 直紀*; 三上 壮介*
Aerosols: Science,Industry,Health and Environment,Vol. 2, p.720 - 723, 1990/00
核燃料施設の排気系に設置される高性能エアフィルタの総括捕集性能を現場で試験するさいに必要な代表試料サンプリングのためのダクト内空気混合について実験的に検討した。試験エアロゾル投入後のダクト内空気混合距離を、風速、ダクト径との関係で調べ、有効混合距離を求めた。また、混合を助長する要因として、ダクト曲りの効果、オリフィスの効果を調べ、さらに、多点サンプリング及び多孔ノズルのサンプリングの平均濃度評価への影響を調べた。
吉田 芳和*
日本原子力学会誌, 31(8), p.894 - 899, 1989/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)放射性物質やその取扱い等によって受ける線量が極めて小さく、健康への影響すなわち健康上のリスクが無視でき、それ以上の線量低域が不必要な場合に放射線防護の規制に資源や費用を消費することは合理的ではない。このことから、規制除外の概念の導入が検討されてきた。ここでは放射性廃棄物の規制除外レベル設定の基礎となる規制除外線量基準とその考え方及びその廃棄物や施設解体材料の再利用の基準への適用について国際機関や各国における検討状況について解説する。
押野 昌夫; 吉田 芳和*
NUREG/CP-0101, p.121 - 125, 1989/04
本報告は、日本における低レベル放射性固体廃棄物の規制除外に関する検討の現状について述べたものである。1985年に、原子力安全委員会は、低レベル放射性固体廃棄物の陸地処分の安全規制に関する基本的考え方を定め、浅地中処分における段階的管理と安全規制のあり方を示した。この考え方は、管理期間終了後は、処分により公衆の受ける線量が被曝管理の観点からは考慮する必要のない低い線量となり、規制除外できることを基本としている。1988年に放射線審議会は、放射性固体廃棄物の浅地中処分における規制除外線量に関する考え方をまとめた。
吉田 芳和*
JCAC, 17, p.23 - 38, 1989/00
西側とくに我が国の原子力発電所においては、チェルノブイル原発事故と同様な自体になることは極めて考え難いとされているが、各国並びに国際機関においては、今回の事故を契機として原子力施設の一層の安全確保及び緊急時計画の充実について検討が行われた。ここでは、チェルノブイル事故による放射能汚染の状況と放射線影響並びに環境・防災に関する検討課題について原子力安全委員会のソ連原子力発電所事故調査報告書のほかIAEAやOECD/NEAの報告書等に基づいて述べるとともに、防護対策等の主要課題の検討動向を紹介する。
松井 浩; 池沢 芳夫; 泉 幸男; 富居 博行; 小野寺 淳一; 穴沢 豊; 山本 峯澄; 吉田 芳和*
7th Int. Congress of the IRPA, Radiation Protection Practice, Vol. 2, p.673 - 676, 1988/00
放射性塵埃を発生する作業の内部被曝防護計画に必要な放射性塵埃の飛散率と再浮遊計数とについて、原研におけるこれまでの各種放射線モニタリングデータから求めたものを整理して報告する。対象とした主な放射線作業は、ホットラボにおける燃料切断、JPDRデコミッショニングにおける一次系配管の切断、廃棄物処理場における圧縮処理、プルトニウム研究棟における除染、等である。
吉田 芳和*
Isotope News, 8, p.16 - 20, 1988/00
IAEAでは、放射性廃棄物の規制除外レベルの基礎となる放射線防護の規制除外線量基準とその放射性廃棄物の陸地処分への適用についての検討が続けられてきており、本年3月には安全指針ドラフトとしての成案が得られた。一方ICRPの基本的考え方が示された。我が国においても、放射性廃棄物の規制除外の基礎さなる線量基準が示された。ここでは、放射性廃棄物の規制除外レベル(放射能濃度または量)設定の基礎となる規制除外線量とその考え方及びその放射性廃棄物への適用についての海外(主として国際機関)やわが国における検討状況について述べる。
松井 浩; 吉田 芳和
生産及び生活環境管理のためのエアロゾルの諸特性と計測技術, p.461 - 468, 1988/00
本報は、生産および生活環境管理に関連したエアロゾルの諸特性と計測技術についての総合技術書の一部として、放射性エアロゾルの体内への摂取過程、核種と化学形、原子力施設で発生する放射性エアロゾルの性状、等について述べたものである。
吉田 芳和; 松井 浩
生産及び生活環境管理のためのエアロゾルの諸特性と計算技術, p.41 - 52, 1988/00
本報は、生産及び生活環境管理に関連したエアロゾルの諸特性と計測技術についての総合技術書の一部として、放射性エアロゾルに対する規制基準、基準の誘導、エアロゾルモニタリング法、等について述べたものである。
南 賢太郎; 吉田 芳和
日本原子力学会誌, 29(7), p.656 - 663, 1987/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)原子炉事故の場合、高濃度の混合放射性希ガスの測定を行うための排気筒ガスモニタは環境での照射線量率に直接比例する指示値を与えることが望ましい。新しい方式の排気筒ガスモニタは放出源側で限定された空間にエネルギ特性の平坦な検出器とエネルギ特性を有する検出器を設置し、ここへ放射性希ガスを流し環境における照射線量率を容易に評価できるようにしたものである。エネルギ特性の平坦な検出器はAr高圧封入電離箱で製作し、エネルギ特性を有する検出器はXe高圧封入電離箱で製作した。これらの検出器の信号を用いて放出混合放射性希ガスの4照射線量率と線平均エネルギを測定することにより環境における照射線量率を直接的に表現できる排気筒ガスモニタを作ることができる。この新しい方式は緊急時用排気筒ガスモニタに最も適している。
野口 宏; 赤石 準; 山本 峯澄; 加藤 正平; 村田 幹生; 吉田 芳和
IAEA-TECDOC-440, p.83 - 91, 1987/00
原研のトリチウム取扱い施設(FNSおよびTPLなど)におけるトリチウムモニタリングおよび研究所周辺の環境中トリチウムモニタリングの現状を紹介するとともに、トリチウムの安全性に関連した研究として、トリチウム防護具用素材に対するトリチウム水蒸気透過率の測定、トリチウムガスのトリチウム水への転換、ならびにJRR-3のコンクリート中におけるトリチウム濃度分布の測定などについて報告する。
吉田 芳和; 赤石 準
エネルギー・レビュー, 6(11), p.40 - 44, 1986/00
本年4月26日に発生したチェルノブイル原子力発電所4号機の事故による放出放射性物質と、主として公衆が受けた放射線の量(被ばく線量)とその影響を、公表された資料等を基に紹介する。
成瀬 雄二; 平岡 徹; 田中 吉左右; 松田 祐二; 吉田 浩; 奥野 健二; 小西 哲之; 苫米地 顕; 渡辺 斉; 高橋 正; et al.
JAERI-M 82-175, 298 Pages, 1982/11
INTORフェーズIIAの主な目的は、フェーズIの概念設計で明らかになった「トリチウム」に関する重要項目の検討を深め、トリチウム格納に関する評価検討とトリチウム増殖ブランケットの設計を進展させることである。本報告書は、トリチウム格納に関するデータベースの評価結果および、より現実的な増殖ブランケットの検討結果をまとめたものである。
野口 宏; 松井 浩; 吉田 芳和
日本原子力学会誌, 24(5), p.381 - 389, 1982/00
被引用回数:1 パーセンタイル:21.73(Nuclear Science & Technology)種々の湿度条件の空気中において、気体状の放射性ヨウ化メチルに、模擬太陽光として用いたキセノン白色光を照射し、ヨウ素の形態変化を調べた。その結果、ヨウ化メチルは紫外線によって1次反応で分解し、生成されたヨウ素種の大部分は元素状ヨウ素であった。しかし、ヨウ化メチルの初期濃度が低いときには、粒子状ヨウ素と無機ヨウ素も生成されることがわかった。
吉田 芳和; 南 賢太郎
原子力工業, 27(7), p.22 - 26, 1981/00
TMI事故を契機としてわが国の緊急時モニタリングの強化のための検討事項のうち、放出源のモニタリングなど施設側におけるモニタリング技術を中心に述べたものである。
備後 一義; 田野 茂光*; 沼宮内 弼雄; 吉田 芳和; 山口 彦之*
Radiat.Res., 85(3), p.592 - 596, 1981/00
被引用回数:5 パーセンタイル:88.24(Biology)ムラサキツユクサの花序内にIを滴下すると、オシベ毛に体細胞突然変異が起る。Iの線による花序中のツボミの吸収線量の計算を実施した。体細胞突然変位の倍加線量は、Iがツボミ中に一様に分布すると仮定した場合、1radであった。また、ツボミの表面に一様にIが分布すると仮定した場合、ツボミが球状であるとすると0.38radであり、板状であるとしたときは0.07radであった。
南 賢太郎; 沼宮内 弼雄; 国分 守信; 吉田 芳和
JAERI-M 8966, 50 Pages, 1980/07
本報告は事故時における影響範囲の推定方法及び予測被爆線量評価を新しいモニタリング技術との関連でのべるものである。
田中 吉左右; 松田 祐二; 木下 正弘; 成瀬 雄二; 那須 昭一; 工藤 博司; 勝田 博司; 佐野川 好母; 立川 圓造; 吉田 芳和; et al.
JAERI-M 8512, 51 Pages, 1979/10
本報告書はIAEA主催国際トカマク型核融合炉設計ワークショップ(INTOR)に提出されるトリチウムに関する(グループ13)作業報告書の要約である。内容は全般的な問題、国内主として原研で行われた関連研究のレビュとトリチウムインベントリの評価の三部から成る。全般的な問題としてはINTORを目指す我国の研究開発計画と研究項目、INTORに必要なトリチウム量、注入、分析、ブランケットからの回収等が含まれる。レビュではトリチウムの造過性、固体ブランケット材料である酸化リチウムの物性の研究成果、酸化リチウムからのトリチウム分離の結果などが、インベントリ評価では深冷分離法、水蒸留法中心とした解析の結果が記されている。
大畑 勉; 松井 浩; 成冨 満夫; 吉田 芳和
JAERI-M 8158, 10 Pages, 1979/03
ALAPの数量化に伴い、環境中の低濃度ヨウ素のモニタリング法を確立する必要がある。低濃度ヨウ素のモニタリング法を確立する一環として、今回、環境中の安定ヨウ素濃度領域のヨウ化メチルを用いて、TEDA添着活性炭の捕集効率を調べた。試験は、ジメチル硫酸を用いてCHIを発生し、発生されたヨウ素を、5%TEDAを添着した活性炭を20cm/secの流速で10~60min間捕集することによって行った。その結果、粒度の異なる3種類の添着活性炭(厚さ1cm)のCHIに対する効率は、50メッシュで99%以上、30メッシュで約99%そして8メッシュでは90%前後の一定値となり、試験した濃度範囲ではいずれの活性炭の捕集効率も濃度依存性のないことが認められた。