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榎田 洋一*; 和田 光二; 和田 幸男
PNC TN8410 90-050, 62 Pages, 1990/04
レーザー光を用いた核燃料サイクル技術の特徴として、次のような利点が考えられている。(1)レーザー光の波長選択性、短い波長巾およびパルス化等を利用して、対象物質の選択的励起、分離が可能となる。(2)ネプツニウムやルテニウムなどウラン・プルトニウム製品に同伴する元素の濃度プロファイルを制御できることからウラン・プルトニウムの品質管理を高度化できる。(3)酸化還元に必要な酸化還元試薬の代わりに、レーザーによって誘起される光酸化還元反応を利用するため、廃棄物量を低減できる。また、高レベル放射性廃液から、資源物質を回収する事により、廃棄物として処分される元素量を低減できる。(4)化学薬品の代わりにレーザーエネルギーを利用するので、プロセスが単純になり装置を小型化する事ができ、遠隔操作性のため新たな耐放射性機器や特殊な遠隔保守技術の開発の必要がないことにより高い経済性が得られる。(5)レーザー発生装置を、反応容器から距離的に引き離せるところから優れた遠隔操作性が得られる。これらの多くの優れた特徴を有するレーザー分離技術を群分離技術およびピュレックス法核燃料再処理工程技術等に導入することにより核燃料サイクル技術の一層の高度化を図れると期待される。そのための手始めとして、文献調査および基礎実験を実施した。まず、核燃料再処理工程に反映できるレーザー化学の適用性を探るため、プルトニウムおよびネプツニウムを使用した基礎試験を行った。今回の試験は、プルトニウム精製工程でプルトニウムに同伴してしまうネプツニウムの除去を目的とした、光酸化還元原子価調整を試み、その可能性を確認した。
佐々木 憲明; 石黒 勝彦; 財津 知久*; 浅見 知宏*; 和田 光二; 青瀬 晋一*; 山田 一夫*; 河村 和廣*
PNC TN851 85-01, , 1985/11
ForsmarbsKraftgruppABとOKGABによって所有されているForsmark3とOskarshamn3の原子炉は,それぞれ1984年中と1984/85年の変わり目に稼動させることが計画されている。 これらの計画を履行するためには,炉に核燃料を装荷する前に,政府から特別の許可を得なければならないことがスウェーデン法により求められている。この様な許可の条件は,炉の所有者が使用済燃料を安全な方法で取扱い,処分ができることを論証することである。これを達成する手段が,スウェーデン核燃料供給会社のKBS部内で調査された。その結果が,Forsmark3とOskarshamn3炉の燃料装荷のための許可申請用参考資料である"使用済核燃料の処分-KBS3"という報告書にまとめられた。 KBS-3で述べられた処分場の設計と取扱い手順の要約がここでとりあげられている。処分とその長期にわたる安全性評価に力点が置かれている。この要約の最後にある22節では,安全性全般に関する結論をまとめている。 Stockholm1985年5月 スウェーデン核燃料供給会社(SKBF)KBS部
林 正太郎; 大西 紘一; 和田 光二; 園部 次男; 和田 幸男; 曽根 徹
PNC TN841 85-32, 31 Pages, 1985/06
CPF施設における高速燃料リサイクル試験工程中の溶解液及びオフガスの洗浄液中のトリチウム濃度分析法を確立する。 概要 高速炉燃料中に含まれるトリチウムは,リサイクル工程中の各ラインに,HT,T2,HTO,T2Oの形態で存在していると考えられる。これら各工程の溶液中に存在するトリチウムの存在比率と蒸気となって蒸発する蒸気中に含まれるトリチウムの存在比は,ほとんど変化しないという考えに基づいて検討を行った。方法としては,試料の水蒸気を吸着剤に捕集し,吸着剤から水分を分離回収し,一定量分取して,液体シンチレーションカウンターで測定し,溶液中のトリチウム濃度を求める。
大西 紘一; 園部 次男; 岡本 文敏; 加藤木 賢; 和田 光二; 大内 隆雄*; 石井 清登*; 鈴木 真司*; 柴 正憲*
PNC TN853 83-02, 187 Pages, 1983/08
分析準備作業の経過から現分析設備,装置及び分析内容と分析実施状況等についてのまとめと,現在CPF分析にて使用している分析装置,器具等に関する詳細仕様について取りまとめたものである。