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坂本 和幸*; 平山 雅章*; 小西 宏明*; 園山 範之*; Dupr, N.*; Guyomard, D.*; 田村 和久; 水木 純一郎; 菅野 了次*
Physical Chemistry Chemical Physics, 12(15), p.3815 - 3823, 2010/04
被引用回数:33 パーセンタイル:73.38(Chemistry, Physical)X線散乱法を用いて、LiNiMnOリチウムイオン電池薄膜電極の電池反応中における表面及びバルクの構造変化を追跡した。その結果、(110)面が露出した電極では、バルク構造の変化が認められたが、(003)面が露出した電極では、電極電位が3-5Vの範囲でリチウムイオンの(デ)インターカレーションが認められたかった。一方で、3Vより負になると、不可逆なインターカレーションが起こることがわかった。
坂本 和幸*; 平山 雅章*; 園山 範之*; 森 大輔*; 山田 淳夫*; 田村 和久; 水木 純一郎; 菅野 了次*
Chemistry of Materials, 21(13), p.2632 - 2640, 2009/05
被引用回数:41 パーセンタイル:74.01(Chemistry, Physical)放射光を用いたX線回折とエピタキシャル薄膜電極を用いて、LiNiCoOの充放電過程における表面とバルク構造の変化を調べた。(110)面電極では、充放電に伴うバルク構造の変化が確認できたのに対して、(003)面電極では、35Vで(デ)インターカレーションが確認できなかったが3Vより負側で3次元的なリチウムの拡散が起こることが確認できた。このことから、電極表面近傍では、表面とバルクでは構造変化が異なることが明らかになった。
平山 雅章*; 坂本 和幸*; 平出 哲也*; 森 大輔*; 山田 淳夫*; 菅野 了次*; 園山 範之*; 田村 和久; 水木 純一郎
Electrochimica Acta, 53(2), p.871 - 881, 2007/12
被引用回数:44 パーセンタイル:67.69(Electrochemistry)X線を用いたリチウムイオン電池中の電極/溶液界面の構造変化を調べるための手法について検討を行った。電極は単結晶SrTiO基板上に、パルスレーザー堆積法により作成した。SrTiOの面方位を変えることで、堆積するLiNiCoO薄膜の方位を制御した。実験の結果、LiNiCoO(110)/溶液界面では、充放電第一サイクル目で固液界面で新たな薄膜が形成されるのに対して、(003)面/溶液界面では薄膜は形成されずに、ラフネスが増加することがわかった。
坂本 和幸*; 小西 宏明*; 園山 範之*; 山田 淳夫*; 田村 和久; 水木 純一郎; 菅野 了次*
Journal of Power Sources, 174(2), p.678 - 682, 2007/12
被引用回数:24 パーセンタイル:59.33(Chemistry, Physical)パルスレーザー堆積法を用い、エピタキシャル成長させて形成したリチウムイオン電池正極(LiNiMnO)の充放電過程をX線散乱法により追跡した。その結果、LiNiMnO(003)面では、2次元構造を取っている金属層を通してリチウムイオンが三次元的に拡散していることがわかった。
平山 雅章*; 園山 範之*; 安部 武志*; 箕浦 真知子*; 伊藤 真純*; 森 大輔*; 山田 淳夫*; 菅野 了次*; 寺嶋 孝仁*; 高野 幹夫*; et al.
Journal of Power Sources, 168(2), p.493 - 500, 2007/06
被引用回数:89 パーセンタイル:90.34(Chemistry, Physical)パルスレーザー堆積法により作成したLiCoOエピタキシャル薄膜を電極として、X線反射率測定により、電極/溶液界面の構造解析を行った。薄膜成長後に形成された不純物層が溶液に浸漬することで溶解し、新たなSEI層が形成されることがわかった。(110)面では、充放電によりラフネスが増加するが、(003)面では変化がないことがわかった。
平山 雅章*; 園山 範之*; 伊藤 真純*; 箕浦 真知子*; 森 大輔*; 山田 淳夫*; 田村 和久; 水木 純一郎; 菅野 了次*
Journal of the Electrochemical Society, 154(11), p.A1065 - A1072, 2007/00
被引用回数:96 パーセンタイル:95.4(Electrochemistry)面方位を制御してSrTiO上に作成したLiMnO薄膜電極を用い、リチウムイオン電池電極/溶液界面の構造をX線反射率により検討した。ex situでの実験では、電極表面に不純物層が堆積しており、この電極を溶液に浸漬するとこの不純物層は溶解することが明らかになった。その場測定を行った結果、反応性が薄膜の面方位に依存していることが明らかになった。