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論文

アルキルアミノ基及びアルカンチオール基を導入したグラフト鎖搭載多孔性膜への酸性抽出試薬Cyanex 272の担持

澤木 健太*; 土門 さや香*; 浅井 志保; 渡部 和男; 須郷 高信*; 斎藤 恭一*

膜, 32(2), p.109 - 115, 2007/03

放射線グラフト重合法を利用して、市販の多孔性膜の細孔表面にさまざまな機能を備えたグラフト鎖を付与することができる。本研究では、グラフト鎖へ疎水性部を持つ官能基を導入し、そこへ抽出試薬を担持することによって、金属イオンの分離の迅速化を試みた。グラフト鎖に導入する官能基としてアルキルアミノ基又はアルカンチオール基を選び、酸性抽出試薬であるCyanex 272をグラフト鎖に担持した膜を作製し、モデルイオンとしてZn(II)を用いてCyanex 272担持多孔性中空糸膜の金属イオン吸着性能を評価した。ドデシルアミノ及びオクタデシルアミノ基を導入し、Cyanex 272を担持した多孔性膜では、亜鉛イオンの平衡吸着容量は、それぞれ0.35及び0.37mol/kg-GMA膜となった。この値は市販の抽出試薬担持ビーズ状樹脂と同程度であった。さらに、膜に担持されたCyanex 272のうちそれぞれ77及び78%が亜鉛イオンの捕捉に寄与していることが示された。

論文

Selection of the alkylamino group introduced into the polymer chain grafted onto a porous membrane for the impregnation of an acidic extractant

土門 さや香*; 浅井 志保; 斎藤 恭一*; 渡部 和男; 須郷 高信*

Journal of Membrane Science, 262(1-2), p.153 - 158, 2005/10

 被引用回数:16 パーセンタイル:49.92(Engineering, Chemical)

無機イオンの定量には、前処理として化学分離が必要である。本研究では、化学分離の迅速化を目的とし、多孔性中空糸膜にアルキルアミノ基を導入した疎水性グラフト高分子鎖を付与し、疎水性相互作用によって酸性の抽出試薬HDEHPを担持した。グラフト重合に使用するアルコール溶媒及び疎水性基として導入するアルキルアミンの炭素数を選択し、高透水性かつ高吸着容量を実現できる作製方法を確立した。グラフト重合溶媒として、メタノールを用いた場合は最も高い透過流束が得られた。グラフト鎖へ導入するアルキルアミンは、C12及びC18の場合、抽出試薬担持量が多く、しかも漏出しないことがわかった。それぞれの膜にイットリウム溶液を透過すると、膜に担持したHDEHP中のイットリウム吸着に寄与したHDEHPの割合は、C12膜が1.0、C18膜は0.8となり、C12膜の場合、担持したHDEHPすべてがイットリウム吸着に寄与していることがわかった。したがって、担持されたHDEHPは金属イオンの選択性を損なうことなく安定にアルキルアミノ基へ担持されていることを実証できた。

口頭

金属精製のための抽出試薬担持多孔性膜の開発

澤木 健太*; 浅井 志保; 土門 さや香*; 斎藤 恭一*; 須郷 高信*

no journal, , 

放射線核種の分析では測定前処理として化学分離する必要がある。従来の分離法としては溶媒抽出法,イオン交換法、及び抽出クロマトグラフィーがある。しかしながら溶媒抽出法では有害な有機廃液が多量に発生し、イオン交換法や抽出クロマトグラフィーでは試料溶液を高速で処理できない。本研究ではグラフト鎖を付与した多孔性膜に抽出試薬を担持することにより分離を高性能化した。グラフト鎖に疎水性基を導入すると抽出試薬Cyanex 272を疎水性相互作用により安定に担持できる。疎水性基の炭素数及びCyanex 272担持溶媒の種類を変化させ、担持量、膜の透水性能及び金属吸着容量を評価して作製条件を最適化した。

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