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論文

ESR studies on decay of radicals induced in irradiated foods

貝森 良彦; 坂本 侑輝*; 川村 翔栄*; 岸田 敬吾*; 菊地 正博; 中村 秀夫*; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

JAEA-Review 2012-046, JAEA Takasaki Annual Report 2011, P. 79, 2013/01

放射線照射によって誘起された食品中のラジカル減衰について電子スピン共鳴分光(ESR)法を用いて検討した。黒コショウ,コーヒー生豆及び朝鮮人参を試料としてコバルト60で50kGyまで照射した。放射線で誘起されたラジカルを1本線ESR信号として検出することに成功した。その信号強度は線量の増加に依存して増加した。照射後、信号強度は急速に減少した。減衰過程の分析によって2種類以上のラジカル種が照射食品に誘導されたことが示唆された。ラジカルは最初の数時間内で急速に減衰し、その後ゆっくり減衰した。ゆっくり減衰するラジカル成分の存在により、照射ラジカルが安定であることがわかった。照射食品検知のため、ESR法を使用することは非常に有用であると考えられる。

論文

照射処理により食品に誘導されるラジカルの解析

岸田 敬吾*; 貝森 良彦*; 川村 翔栄*; 坂本 侑輝*; 中村 秀夫*; 菊地 正博; 下山 雄平; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

食品照射, 47(1), p.1 - 5, 2012/09

$$gamma$$線照射した食品(黒胡椒,コーヒー生豆,朝鮮人参)のフリーラジカルを電子スピン共鳴法を用いて調べた。$$gamma$$線照射した食品のESRスペクトルはg=2.0を中心とした6本線とそれに重なる1本線とg=4.0の1本線から成っていた。有機フリーラジカル由来と考えられるg=2.0の1本線のピーク強度は線量依存性を示した。照射食品のラジカルの減衰挙動を経時的に解析すると、シグナル強度は照射3時間後まで早く減少し、それ以降はゆっくり減少した。反応速度論に基づくシミュレーション法を用いて減衰過程を解析すると、少なくとも2種類のラジカルが食品保存中に誘導されると考えられた。そこで、ラジカルの安定性や周辺環境を示す指標である緩和時間を用いてラジカル種の違いを検討した。長期保管中におけるラジカル緩和時間の変化を調べると、50kGy照射した黒胡椒でT$$_{1}$$は増加傾向、T$$_{2}$$は減少傾向があり、このことからもラジカル種の違いが示唆された。

論文

Initial decay process of radicals induced in irradiated food

貝森 良彦*; 坂本 侑輝*; 菊地 正博; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

JAEA-Review 2011-043, JAEA Takasaki Annual Report 2010, P. 82, 2012/01

世界では放射線による食品や農産物の殺菌・殺虫・芽止め処理が盛んになっている。ESR法は国際的に認められた検知法で、照射誘導ラジカルを検出できる。我が国で食品照射の普及のためには、食品中に生成される放射線誘起ラジカルについて、照射直後のラジカルの確認とその減衰挙動を明らかにして、ラジカルの時間変動を確認しておく必要がある。そこで、$$gamma$$線照射直後の黒コショウ,コーヒー生豆,朝鮮人参を用いて、吸収線量の違いによるラジカルの減衰挙動に変化はあるか、また試料によるラジカル減衰挙動に変化はあるかについて検討した。$$g$$値が約2の一本線信号の強度は吸収線量の増加につれて増加した。照射後、時間経過とともにラジカルは急激に減衰した。照射後3時間程度で、すべての検体で長寿命のラジカル成分のみが観測されるようになった。ラジカル減衰挙動が2相に分かれることから、少なくとも2つの半減期が異なるラジカルの存在が示唆された。本研究では、照射直後の不安定なラジカルの測定にも、ESR法を用いて共鳴スペクトルの測定が可能であることを示した。結果として、3種の植物性乾燥食品の初期ラジカル減衰挙動を明らかにすることができた。

論文

照射食品に誘導されるラジカルの減衰挙動

貝森 良彦; 坂本 侑輝*; 菊地 正博; 亀谷 宏美*; 中村 秀夫*; 下山 雄平; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

食品照射, 46(1), p.13 - 18, 2011/09

In order to determine radical decay behaviors of $$gamma$$-irradiated food, we analyzed radicals in the food using ESR. We detected the ESR signal of specimens just several minutes after irradiation. The singlet signal intensity at $$g$$ = 2.0, originated from organic free radicals was increased as followed by the increasing radiation dose. Singlet signal intensity that increased by $$gamma$$-irradiation was decreased with time. The phenomena of decay of the ESR singlet signal showed two phase that are rapid decay and slow decay. It was suggested that those two phase decay is due to at least the two radical species. Also we concluded that after three hours of radiation treatment long life radical as ESR signal intensity was detected in irradiated specimens; black pepper, green coffee bean and ginseng, showed the same decay phenomena. But the signal intensity of irradiated black pepper was three times larger than that of irradiated green coffee bean and irradiated ginseng.

口頭

照射食品に誘導されるラジカルの初期減衰挙動

貝森 良彦*; 坂本 侑輝*; 菊地 正博; 中村 秀夫*; 下山 雄平; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

no journal, , 

食品照射技術の普及のためには、食品中に生成される放射線誘起ラジカルについて、照射直後のラジカルの確認とその減衰挙動を明らかにしておく必要がある。そこで、ESR法を用いて照射直後のラジカル減衰を観測し、線量の違いによる減衰挙動の変化、食品の違いによる減衰挙動の変化について検討した。その結果、すべての試料において照射直後のラジカル信号の観測に成功し、照射後3時間程度で安定なラジカル成分になることがわかった。照射されたコーヒー生豆と朝鮮人参はほぼ同じ減衰挙動を示したが、黒胡椒は約3倍信号強度が強かった。

口頭

黒コショウ粉末における照射誘導ラジカルの減衰挙動と線量率効果

坂本 侑輝*; 貝森 良彦*; 中村 秀夫*; 菊地 正博; 下山 雄平; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

no journal, , 

食品照射技術の普及のためには、照射で誘起されるラジカルの生成とその挙動について消費者に説明できることが必要であり、本研究では線量率の違いによる影響の違いの有無を明らかにすることを目的とした。本実験では、あらかじめ粉砕した黒コショウを$$gamma$$線照射した。その結果、同じ吸収線量でも線量率によってラジカル信号強度が異なっていることが観測された。照射後30分のシグナル強度で比較すると、線量の増加に伴ってシグナルが増加する傾向が見られた。照射終了後80時間程度でラジカル量の差は5%幅に収束した。

口頭

$$gamma$$線照射直後に食品中に誘導されるラジカルの減衰挙動

貝森 良彦; 坂本 侑輝*; 中村 秀夫*; 菊地 正博; 鵜飼 光子*; 下山 雄平; 小林 泰彦

no journal, , 

食品照射技術の普及のためには、食品中に生成される放射線誘導ラジカルについて、照射直後のラジカルの確認とその減衰挙動を明らかにしておく必要がある。そこで、電子スピン共鳴分光(ESR)法を用いて$$gamma$$線照射直後からのラジカル信号を観測し、線量の違いによりラジカルの挙動に変化はあるのか、また食品試料の違いによりラジカルの挙動に変化はあるのかについて検討した。その結果、ラジカル信号強度は照射直後から時間経過に伴い急激に減衰した。ラジカル減衰挙動が2相に分かれることから、少なくとも2種類のラジカルの存在が示唆された。照射後3時間程度ですべての検体で安定なラジカル成分のみが観測されるようになった。

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