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中島 豊; 坪根 泉*; 水本 元治; 古田 悠*; 大久保 收二; 杉本 昌義; 河原崎 雄紀
Annals of Nuclear Energy, 16(11), p.589 - 597, 1989/00
被引用回数:8 パーセンタイル:67.25(Nuclear Science & Technology)GdとGdの中性子捕獲断面積を原研リニアックを用いて1.1から235keVまで測定した。測定結果を他の測定値およびJENDL-2と比較した。測定した中性子捕獲断面積を最小自乗法により解析し、次の平均共鳴パラメータを得た。Gdに対しては、S波中性強度関数=(3.000.28)10、P波中性子強度関数=(3.71.1)10、S波放射捕獲幅=11929eV、P波放射捕獲幅=14060eVであり、Gdに対しては、S波中性子強度関数=(2.230.57)10、P波中性子強度関数=(2.20.7)10、S波放射捕獲幅=11528eV、P波放射捕獲幅=12925eVである。
坪根 泉*; 中島 豊; 古田 悠
Nuclear Science and Engineering, 88, p.579 - 591, 1984/00
被引用回数:15 パーセンタイル:80.71(Nuclear Science & Technology)抄録なし
坪根 泉*; 中島 豊; 神田 幸則*
Journal of Nuclear Science and Technology, 20(8), p.707 - 709, 1983/00
被引用回数:1 パーセンタイル:27.09(Nuclear Science & Technology)原研リニアックと中性子飛行時間測定装置を用いてタンタルの共鳴領域の中性子透過率を測定した。リニアックのパルス幅は30ns、タイムアナライザーのチャンネル幅は25ns、中性子検出器はLiガラス、飛行管は47mと190mで測定した。この測定条件は、タンタルの測定ではこれまでで最良の分解能での測定に相当する。試料の厚さは47mでの測定では1mmと10mmで、190mの測定では2mmと5mm、10mmである。測定した透過率をブライト・ウィグナーの多準位公式を用いた最小二乗法コードで解析し、100eVから3,720eVまでの632個の共鳴準位の共鳴エネルギーと中性子幅を決定した。得られた共鳴パラメータを使ってS波中性子強度関数を求めたところ、1.7keV以下では(1.660.13)10であり、1.7keV以上では(1.030.11)10で有意の差があることが分かった。
坪根 泉*; 中島 豊; 古田 悠
Nuclear Instruments and Methods, 215, p.171 - 176, 1983/00
リニアックで発生する白色中性子ビームを使って全段面積をkeVエネルギー領域で測定しようとする場合、時間に依存するBackgroundが大きく、その決定が困難なことが最も大きな問題になる。このため中性子フィルター法が使われるようになった。この方法で作られた単色の中性子ビームを測定に使うことにより、非常に良いS/NとBackgroundの決定の容易さのため、高精度の測定が可能になる。しかしながら、従来の測定では、主に、Feの24keV、ないしは、200keV以下の中性子ウィンドウが使われている。今回の研究では、Fe-を使ってkeV領域に存在する中性子ウィンドウをできるだけ利用し、中性子全段面積の高精度測定を効率よく行なうこと目的として、そのための測定系の設置、及びその特性の測定を行なった。この測定系を使った中性子全段面積測定の有効性は、Polyethyleneの透過率を量ることにより確かめられた。