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米沢 仲四郎*; 城野 克広*; 原賀 智子
分析化学, 66(1), p.27 - 37, 2017/01
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Chemistry, Analytical)本報告では、ゲルマニウム半導体検出器を用いた線スペクトロメトリーにおいて、放射能濃度の定量結果に対する不確かさを評価するため、認証標準物質中のCs, CsおよびKを用いて、代表的な定量法である「単純比較法」と「効率曲線法」を比較した。各法を構成するパラメータに含まれる不確かさの要因を精査するとともに、各要因の寄与を実験的に求めた。その結果、単純比較法では、各パラメータのうち、線のピーク効率と正味ピーク計数値の不確かさの寄与が最も大きく、他の寄与は無視できるほど小さいことがわかった。効率曲線法では、サム効果補正係数と線放出率の不確かさの寄与が追加され、単純比較法よりも不確かさは大きくなることがわかった。本検討により、線スペクトロメトリーにおける定量結果の不確かさを示すことができた。