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論文

JASMINE Version 3による溶融燃料-冷却材相互作用SERENA2実験解析

堀田 亮年*; 森田 彰伸*; 梶本 光廣*; 丸山 結

日本原子力学会和文論文誌, 16(3), p.139 - 152, 2017/09

Among twelve FCI cases conducted in the OECD/NEA/CSNI/SERENA2 test series using two facilities, six steam explosion cases, five from TROI and one from KROTOS, were analyzed by JASMINE V.3. Major model parameters were categorized into "focused zone", a core part of interest, and "peripheral zone", the initial and boundary conditions given intentionally for each test case. For the former, base values established through past validation studies of JASMINE V.3 were applied. The code was modified to implement the measured distribution of entrained droplet size acquired in TROI-VISU. For the latter, melt release histories were given as a combination of time tables of jet diameter and release velocity that were estimated based on image data and transit timing data of the melt leading edge. The base values were shown to predict impulse responses of SERENA2 systematically with a reasonable error band. A statistical analysis based on the LHS method was performed. Uncertainty ranges were given based on measurement errors and past validation studies in the JASMINE development. Underlying mechanisms causing apparent differences in the mechanical energy conversion ratio between two facilities were studied from the view point of breakup length and trigger timing.

論文

Relationship between hypocentral distribution and geological structure in the Horonobe area, northern Hokkaido, Japan

常盤 哲也; 浅森 浩一; 平賀 正人*; 山田 治; 森谷 祐一*; 堀田 光*; 北村 至*; 横田 秀晴

Proceedings of 13th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management (ICEM 2010) (CD-ROM), p.117 - 122, 2010/10

地質環境の長期安定性を考えるうえで、地震・断層活動の特性を理解することが重要である。幌延地域は、北海道北部において地殻変動が活発な地域の一つと考えられている。そこで本研究では、北海道北部幌延地域における震源分布と地質構造の関係について検討を行った。震源分布の推定にあたっては、マルチプレット・クラスタリング解析手法を用いた。地震データは、2003年9月1日から2007年9月30日に観測された421イベントのデータを用いた。一方、地質構造は、反射法地震探査結果を用いたバランス断面図をもとに、三次元地質構造モデルを構築した。両者を比較した結果、深度の違いはあるが、震源は西から東に向かって深くなっていく分布や北北西-南南東方向に分布する傾向は、断層などの地質構造の形態の傾向と似通っていることがわかった。このことから、震源分布と地質構造とは相関関係があり、両者を比較することで、活動域の特定に関して有益な情報を得ることができると考えられる。

報告書

クラックテンソル・仮想割れ目モデルによる瑞浪超深地層研究所研究坑道の掘削影響予測解析

郷家 光男*; 堀田 政國*; 若林 成樹*; 中谷 篤史*

JNC TJ7400 2005-058, 167 Pages, 2005/03

JNC-TJ7400-2005-058.pdf:7.49MB

核燃料サイクル開発機構東濃地科学センターでは、地質環境の調査・解析・評価技術の基盤整備と、深地層における工学技術の基盤整備を目的として、瑞浪市において超深地層研究所計画を進めている。本業務では、坑道の力学的安定性の評価や第2段階以降の調査・研究計画の策定に資するために、瑞浪超深地層研究所用地において取得された土岐花崗岩のデータに基づきクラックテンソルモデルによる応力解析を行い、その応力状態を用いて仮想割れ目モデルによる透水性変化解析を行った。検討の結果、以下のような知見を得た。1)立坑の基本ケースにおいて、GL-500mでは内空変位は9.03mm、GL-1000mでは21.78mmとなり、透水係数の最大増加率は両者とも約14倍となった。また、横坑の基本ケースにおいて、GL-500mではスプリングラインの内空変位は3.36mm、GL-1000mでは7.99mmとなり、透水係数の最大増加率は側壁で約19$$sim$$28倍、底盤で約15$$sim$$45倍となった。2)立坑および横坑において、同一深度でも岩盤等級が下がると、坑道の内空変位や覆工、吹付けコンクリートおよびロックボルトなどの支保工の応力は増加した。ただし、安全率や透水係数の増加領域の分布には変化がほとんど見られなかった。3)横坑において、同一深度でも坑道の展開方向を0$$^{circ}$$から90$$^{circ}$$Cまで変化させると、坑道の内空変位、吹付けコンクリートおよびロックボルトなどの支保工の応力は増加した。さらに、安全率分布や側壁の透水係数の増加領域も変化する傾向を示した。4)掘削損傷領域の存在を考慮すると、立坑および横坑とも、坑道の内空変位や覆工、吹付けコンクリートおよびロックボルトなどの支保工の応力は増加し、さらに、透水係数の最大増加率は大幅に増加した。例えば、横坑の底盤では、透水係数の最大増加率は240$$sim$$400倍となった。

報告書

幌延町周辺地域を対象とした地震観測データの解析

堀田 光*

JNC TJ5410 2005-004, 111 Pages, 2005/03

JNC-TJ5410-2005-004.pdf:19.25MB

本業務では、核燃料サイクル開発機構が幌延町内に設置した地震計で観測された記録のうち、平成14年12月20日から平成16年9月30日までの期間の記録について、研究所用地を中心とする半径50km程度の円内に含まれる高感度地震観測網観測点(Hi-net 観測点:稚内北、稚内東、稚内西、猿払北、猿払南、浜頓別、幌延、豊富、中頓別、天塩、音威子府、中川)を含む気象庁一元化記録と併合処理を行った。この間に解析対象域(研究所用地を中心とする半径100km程度の円内)で記録された気象庁一元化震源は1,618件、うち機構地震計で2箇所以上同時に観測され、かつP, S 初動が読み取れたものは103件であった。この103件の地震について一元化検測データと機構データ検測結果を統合した記録で震源計算を実施した。震源計算は、hypomhとクロススペクトルにより実施し、震源決定結果の比較においてはクロススペクトルの方が高い精度で求めることができた。このクロススペクトル手法による震源計算の結果より、同研究所周辺では7グループの震源域が存在することが明確になった。そして、この震源域と既往の地形・地質調査結果とを基にして震源情報と地質構造などとの関連性について検討を行った。

報告書

掘削損傷領域を考慮したクラックテンソル・仮想割れ目モデルによる坑道掘削影響解析

郷家 光男*; 堀田 政國*; 多田 浩幸*

JNC TJ7400 2004-007, 102 Pages, 2004/02

JNC-TJ7400-2004-007.pdf:4.85MB

核燃料サイクル開発機構東濃地科学センターでは,地質環境の調査・解析・評価技術の基盤整備と,深地層における工学技術の基盤整備を目的として,瑞浪市において超深地層研究所計画を進めている。本業務では,掘削影響領域の予測解析手法の整備・高度化に資するために,掘削損傷領域のモデル化の考え方を示し,それに基づき掘削損傷領域を考慮したクラックテンソル・仮想割れ目モデルによる応力解析と透水性変化解析を行った。検討の結果,以下のような知見を得た。1) 掘削損傷領域を考慮したクラックテンソルモデルによる応力解析の結果,掘削損傷領域を考慮しない場合に比べ,立坑および横坑とも,壁面変位は増加し,主応力の最大値は減少する。ただし,安全率分布に変化はほとんど現れなかった。2) 掘削損傷領域を考慮した仮想割れ目モデルによる透水性変化解析の結果,掘削損傷領域を考慮しない場合に比べ,立坑および横坑とも,透水係数の最大増加率は大幅に増加する。3) 掘削損傷領域の剛性が低下すると,壁面最大変位は増加,主応力の最大値は減少,透水係数の最大増加率は大幅に増加する。さらに,透水性変化解析では,剛性の低下以外にも割れ目の方向分布が解析結果に影響を与えた。特に,壁面平行に割れ目が発生する場合には,5000倍以上の増加を示したケースもあった。4) 横坑の支保工については,掘削損傷領域を考慮しない場合に比べ,変位抑制効果や支保部材に発生する応力は増加する。これは,掘削損傷領域を考慮することによって地山の剛性が低下したことによるものである。

報告書

研究坑道掘削に伴う坑道周辺岩盤の透水性変化予測解析

郷家 光男*; 多田 浩幸*; 堀田 政國*; 若林 成樹*

JNC TJ7400 2003-003, 93 Pages, 2003/02

JNC-TJ7400-2003-003.pdf:5.87MB

核燃料サイクル開発機構東濃地科学センターでは、地質環境の調査・解析・評価技術の基盤整備と、深地層における工学技術の基盤整備を目的として、瑞浪市において超深地層研究所計画を進めている。本業務では、モデル化手法の評価に資するために、これまでに取得された土岐花崗岩のデータに基づき、クラックテンソルモデルによる応力解析を行い、その解析で得られた応力状態を用いて仮想割れ目モデルによる透水性変化予測に関する2次元解析を行った。検討の結果、以下のような知見を得た。(1)クラックテンソルモデルによる2次元応力解析の結果、立坑および横坑とも、岩盤が堅硬なケースでは、内空変位は微小であった。ただし、断層部では、大きな変位が発生した。(2)仮想割れ目モデルによる透水性変化予測解析の結果、立坑および横坑とも、岩盤が堅硬なケースでは、掘削壁面から約1mの範囲で10倍以上の透水係数の増加を示し、最大で100倍以上に増加した。ただし、断層部では、掘削壁面から約4mの範囲で10倍以上の増加を示した。(3)横坑において、同一深度でも坑道展開方向が変化すると、割れ目の方向や初期応力の影響により、透水係数の増加領域は変化した。例えば、GL-945mの横坑の壁面では、透水係数の最大増加率は110倍から670倍まで変化した。(4)横坑の支保については、周辺岩盤が堅硬であるため、明瞭な支保効果は見られなかった。

報告書

地下構造物の耐震設計手法の整理

棚井 憲治; 堀田 政國*; 出羽 克之*; 郷家 光男*

JNC TN8410 2001-026, 116 Pages, 2002/03

JNC-TN8410-2001-026.pdf:9.19MB

地下構造物は、地上構造物に比較して耐震性が高く、耐震性を検討した事例は少なかったが、兵庫県南部地震で開削トンネルが被災したため、地中構造物の耐震設計法に関する研究が精力的に実施され多くの知見が得られてきている。しかし、ほとんどの研究は比較的浅い沖積地盤における地中構造物の地震時挙動を対象としたものであり、深部岩盤構造物の地震時挙動についての検討はあまり実施されていないのが実情であるため、深部岩盤構造物の明確な耐震性評価手法が確立しているとは言い難い。一方、高レベル放射性廃棄物の地層処分場は、地下深部に長大な坑道群が建設されることとなり、また、これらの坑道内にて操業が行われることとなる。さらに、建設開始から操業及び埋め戻しまでを含めた全体的な工程は、おおよそ60年程度とされている(核燃料サイクル開発機構、1999)。これらの期間中においては、施設の安全性の観点から、地下構造物としての耐震性についても考慮しておくことが必要である。そこで、地層処分場の耐震設計に関する国の安全基準・指針の策定のための基盤情報の整備の一つとして、既存の地下構造物に関する耐震設計事例、指針ならびに解析手法等の調査・整理を行うとともに、今後の課題を抽出した。また、これらの調査結果から、地下研究施設を一つのケーススタディーとして、地下構造物としての耐震性に関する検討を実施するための研究項目の抽出を行った。

報告書

地層処分場のレイアウトに関する検討

棚井 憲治; 岩佐 健吾; 長谷川 宏; 郷家 光男*; 堀田 政國*; 納多 勝*

JNC TN8400 99-044, 140 Pages, 1999/11

JNC-TN8400-99-044.pdf:7.85MB

原子力委員会原子力バックエンド対策専門部会報告書「高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発等の今後の進め方について」では、人工バリアと処分施設の設計、製作・施工、建設などに関し、安全性を実現するための信頼性の高い人工バリア並びに処分施設についての設計要件を提示するとともに、これらが現実的な工学技術によって合理的に構築できることを示すこととされている。そのため、本報告書では、これらの目標に対して、地層処分場地下施設のレイアウト設計の考え方や設計要件を整理するとともに、それらに基づいてより現実的な設計を行うために我が国の幅広い地質環境を参考に仮想的な地質モデルを設定した。それに基づいて実際に硬岩系および軟岩岩盤を対象とした地下施設のレイアウト設計を試みた。また、建設、操業、埋め戻しそれぞれに必要となる地上施設および設備について、カナダEISレポートや建設、操業、埋め戻し技術の検討結果から、地上施設のレイアウト例を示した。さらに、国の基本方針等を前提条件とし、建設・操業・埋め戻しの各技術の検討結果に基づいた建設開始から閉鎖終了までの全体スケジュールの検討を行い、概念的なスケジュールの例示を行った。

報告書

ITER炉内コンポーネントの遠隔保守修理機器の設計と試作開発

近藤 光昇*; 柴沼 清; 角舘 聡; 寺門 拓也*; 金森 直和*; 堀田 政孝*; 岡 潔; 多田 栄介; 宗像 正*; 本多 啓三*; et al.

JAERI-M 93-066, 133 Pages, 1993/03

JAERI-M-93-066.pdf:6.83MB

国際熱核融合実験炉(ITER)の炉内コンポーネントであるダイバータや第一壁アーマタイルの遠隔保守修理機器として、炉内に軌道を展開し、軌道上をマニピュレータを搭載したビークルが走行し作業を行う軌道走行型炉内保守修理システムの設計を行った。本システムの特徴は、炉内作業の基盤となる軌道の高い機械的安定性によるマニピュレータの高い位置精度の確保、及びビークルの高い機動性による効率的な保守作業が可能なことである。本システムの概念の有効性は1/5縮小モデルを用いた試験により実証された。さらに、本システムの重要機器であるダイバータ保守用伸縮型マニピュレータの部分モデルをはじめ、ダイバータ冷却配管の管内アクセスによる溶接・切断ヘッド部、第一壁アーマタイルの表面損傷計測器等の試作試験を行い、今後本格的に展開されるITER工学設計に対して、有効なデータベースを構築した。

報告書

立坑掘削影響試験のうち水理調査(I) 委託研究成果報告書

堀田 政国*; 古市 光昭*; 伊藤 克夫*; 須藤 賢*

PNC TJ7449 91-001VOL2, 406 Pages, 1991/05

PNC-TJ7449-91-001VOL2.pdf:11.33MB

岩盤における立坑等の坑道の掘削は岩盤本来の力学的・水理学的特性に影響を与え、また、坑道周辺の水理環境の変化を促し、地下水流動に影響を与える。立坑掘削影響試験は、これらの現象を定量的に把握し、評価することを目的としているが、本調査ではこの試験の一環として、立坑掘削中の周辺岩盤の水理的状況、水理特性の調査を行ない、水理解析のためのデータを提供し、岩盤の水理地質的な検討を加え、立坑掘削が周辺岩盤に与える水理的な影響を解析・評価する。本研究では、実際に立坑掘削時の周辺地盤内の地下水圧の計測、および地下水採水・簡易水質分析を通して、立坑掘削時の周辺地盤内の地下水理状況の変化のモニタリング手法について検討した。地下水圧計測データは立坑掘削の影響、採水の影響、季節変動等に分けて検討を行なった。また、地下水採水時に計測した簡易pH計測および電気伝導度については地層毎の水質特性として検討すると共に、採水効率についても考察を行なった。立坑掘削による地下水理状況への影響を予測するための手法検討としては、三次元地下水流動解析を試みた。前年度の「立坑掘削影響試験のための水理事前調査(II)」において示された水理地質モデルを基に三次元の地下水流動解析用モデルを構築し、これを用いて立坑掘削時の地下水圧の変動および流向・流速、さらに既存坑道内への湧水量および新立坑内への湧水量を予測した。これらの予測値は、立坑掘削時の計測値と比較検討された。

報告書

立坑掘削影響試験のうち水理調査(I) 概要

堀田 政国*; 古市 光昭*; 伊藤 克夫*; 須藤 賢*

PNC TJ7449 91-001VOL1, 406 Pages, 1991/05

PNC-TJ7449-91-001VOL1.pdf:3.51MB

岩盤における立坑等の坑道の掘削は岩盤本来の力学的・水理学的特性に影響を与え、また、坑道周辺の水理環境の変化を促し、地下水流動に影響を与える。立坑掘削影響試験は、これらの現象を定量的に把握し、評価することを目的としているが、本調査ではこの試験の一環として、立坑掘削中の周辺岩盤の水理的状況、水理特性の調査を行ない、水理解析のためのデータを提供し、岩盤の水理地質的な検討を加え、立坑掘削が周辺岩盤に与える水理的な影響を解析・評価する。本研究では、実際に立坑掘削時の周辺地盤内の地下水圧の計測、および地下水採水・簡易水質分析を通して、立坑掘削時の周辺地盤内の地下水理状況の変化のモニタリング手法について検討した。地下水圧計測データは立坑掘削の影響、採水の影響、季節変動等に分けて検討を行なった。また、地下水採水時に計測した簡易pH計測および電気伝導度については地層毎の水質特性として検討すると共に、採水効率についても考察を行なった。立坑掘削による地下水理状況への影響を予測するための手法検討としては、三次元地下水流動解析を試みた。前年度の「立坑掘削影響試験のための水理事前調査(II)」において示された水理地質モデルを基に三次元の地下水流動解析用モデルを構築し、これを用いて立坑掘削時の地下水圧の変動および流向・流速、さらに既存坑道内への湧水量および新立坑内への湧水量を予測した。これらの予測値は、立坑掘削時の計測値と比較検討された。

報告書

地震に関する調査研究(VII)

佐々 宏一*; 駒田 広也*; 小林 昭一*; 佐々木 俊二*; 堀田 光*; 山口 梅太郎*; 川本 眺万*

PNC TJ1552 91-001, 277 Pages, 1991/04

PNC-TJ1552-91-001.pdf:7.2MB

平成2年度の委員会活動としては,結晶質岩盤である岩手県釜石鉱山の大峯地区坑内に昨年度設置した4ケ所の地震計と,3ケ所の水圧計および1ケ所の水量計について,観測と解析作業から開始すると共に,地震計2ケ所の増設工事を実施した。研究活動としては,地下水理と数値解析の各ワーキンググループを編成して,夫々の分野での調査研究を進めた。本報告書の第1章では,第7年目に入った本委員会の研究方針とそれに伴う研究活動の内容について記述した。第2章では,本年度増設した独立型地震計SMAC-MD型2台について,その特性と設置工事について記述した。第3章では,平成2年2月より平成3年2月までの一年間に観測された地震と地下水理についての集積データとその解析内容について記述した。深部地下構造物の耐震性評価手法についての検討結果は第4章と第5章に記述した。即ち第4章では,耐震設計法の実例調査や地震による地下水流変化に関する文献調査等を実施した結果について報告した。第5章では釜石鉱山の地質・地形を対象として地下深部における地震動特性と構造物の挙動について数値解析を行った結果について記述した。第6章のあとがきでは,本年度に得られた研究成果についてのまとめを行うとともに,次年度以降に実施すべき研究内容についての提言を述べた。

論文

The Radiolysis anthraquinone dye in aqueous solutions

鈴木 伸武; 長井 武司*; 堀田 寛; 鷲野 正光

Bulletin of the Chemical Society of Japan, 49(3), p.600 - 605, 1976/03

 被引用回数:23

抄録なし

論文

The Radiation-induced degradation of azo dyes in aqueous solutions

鈴木 伸武; 長井 武司*; 堀田 寛; 鷲野 正光

Int.J.Appl.Radiat.Isot., 26(12), p.726 - 730, 1975/12

Acid Red265(アゾ染料)の放射線水相酸化の研究を行なった。脱色反応は反応初期において、first-order kineticsに従った。脱色のG値は線量率、染料濃度、酸素の有無には無関係で1.00$$pm$$0.04であり、N$$_{2}$$O、H$$_{2}$$O$$_{2}$$の添加で増加した。照射染料水溶液の吸収スペクトルを観測すると、6.4$$times$$10$$^{4}$$rad以下では等吸収点が存在し、one radiation induced productの生成を示唆した。6.4$$times$$10$$^{4}$$rad以上では等吸収点は消失した。アゾ染料の脱色反応は水の放射線分解の一次生成ラジカルであるOHラジカルの発色団に対する攻撃によって誘起され、Acid Red265とOHラジカルとの反応速度定数はpH6.4で8.1$$times$$10$$^{9}$$M$$^{-}$$$$^{1}$$sec$$^{-}$$$$^{1}$$、pH2.1で9.3$$times$$10$$^{9}$$M$$^{-}$$$$^{1}$$sec$$^{-}$$$$^{1}$$であった。一方、酸素飽和水溶液中のpHは照射時間とともにいちじるしく低下し、水溶液中の全有機炭素量は減少した。

論文

The Radiation-induced decoloration of Azo Dye in aqueous solution

鈴木 伸武; 長井 武司*; 堀田 寛; 鷲野 正光

Bulletin of the Chemical Society of Japan, 47(7), p.2158 - 2163, 1975/07

Acid Red 265水溶液の放射線脱色反応に対するアルコールの効果を調べた。窒素飽和水溶液ではG(-Dye)はアルコールの添加によって著しく増加し、2mMn$$^{-}$$ブタノールの添加によって1.83(無添加の場合1.00)まで増加した。一方、酸素飽和水溶液ではG(-Dye)は少量のアルコールによって著しく減少した。両水溶液におけるアルコールの添加効果、すなわちG(-Dye)はアルコールとOHラジカルとの反応性の順であった。窒素飽和水溶液におけるG(-Dye)の増加はアルコールとOHラジカルとの反応によって生成するアルコールラジカル(RCHOH)の染料に対する攻撃に起因している。酸素飽和水溶液においては、RCHOHは酸素とすばやく反応し、染料と反応しない過酸化物を生成する。種々の添加剤との競争反応から、Acid Red265とOHラジカルの反応速度定数は9.3$$pm$$1.4$$times$$10$$^{9}$$M$$^{-}$$$$^{1}$$sec$$^{-}$$$$^{1}$$であった。SCN$$^{-}$$、グルコース、フェノールの添加効果についても調べた。

報告書

Febetron 706のパルス電子線特性

堀田 寛; 田中 隆一; 須永 博美; 鷲野 正光; 杉浦 俊男; 鈴木 伸武

JAERI-M 5775, 25 Pages, 1974/07

JAERI-M-5775.pdf:1.08MB

Febetron 706のパルス電子線特性の測定結果を本報にまとめた。電子流の形を媒体気体の発光の密度で観測すると、気体圧がある条件のとき電子線が自己集束する。この現象をさらに電子流の軸上に置かれたアルミニウム中の深部線量分布の測定によって研究した。このために、アルミニウムとブルーセロファンを多重積層した線量計を用いた。ブルーセロファン線量計の性質を詳しく検討した。他の線量計も併用した。パルス当りの全エネルギーはアルミニウム熱量計で測定した。実験室内の制動放射X線の空間分布は熱熱光線量計で測定した。

口頭

稠密炉心の気液二相流流動特性に関する研究,1; 全体計画とデータベースの取得

大貫 晃; 玉井 秀定; 吉田 啓之; 柴田 光彦; 秋本 肇; 千年 宏昌*; 堀田 亮年*; 藤村 研*

no journal, , 

高稠密格子炉心の熱設計/安全解析ではサブチャンネル解析コードが使われるが、BWRで検証されてきた既存コードの高稠密体系への適用性に関する研究は少ない。本研究ではボイド率やバンドル内横方向の気液二相流流量配分といった稠密炉心に対する適用性を評価するうえでキーとなる流動特性を新たに取得した蒸気・水二相流実験データにより調べるとともに、サブチャンネル解析コードNASCAの適用性を評価した。本報告では全体計画と最高2.5MPaまでの範囲で行った蒸気・水二相流実験の内容を述べる。シリーズ発表第二報では区間平均ボイド率の特性を評価する。第三報では流量配分に対するNASCAの適用性を評価する。

口頭

マルチプレット・クラスタリング解析による北海道北部幌延地域の微小地震解析

森谷 祐一*; 新里 忠史; 北村 至*; 堀田 光*; 大原 英史

no journal, , 

北海道北部幌延地域の地震観測網で計測された微小地震群を対象に、震源高精度標定法であるマルチプレット・クラスタリング解析法を適用し、本地域の地下構造を推定した。初めに、対象とする合計221個の地震についてhypomhのアルゴリズムを用いた解析を行い、本地域の概略的な地下構造を推定した。次に、波形が相互に類似した微小地震群(マルチプレット)を全地震イベントから識別し、それら地震イベントを対象にマルチプレット・クラスタリング解析手法を適用して震源位置を再評定した。その結果、本地域における微小地震の震源は、南北方向から北北東-南南西方向に延びる幾つかの地域に集中し、そのメカニズム解は逆断層型もしくは横ずれ断層型であることが明らかとなった。

口頭

稠密格子炉心の気液二相流流動特性に関する研究,3; 流量配分に対するNASCAの適用性評価

千年 宏昌*; 堀田 亮年*; 大貫 晃; 玉井 秀定; 吉田 啓之; 柴田 光彦; 秋本 肇; 藤村 研*

no journal, , 

ロッドバンドル内の熱流動特性を評価する際、バンドル内の気液流量配分を把握することは重要である。サブチャンネル解析ではバンドル幾何形状の違いによる気液二相流の流量配分を相間摩擦やボイドドリフト等の物理モデルに基づき予測することができるが、稠密格子体系に対してはほとんど検証されていない。そこで本研究ではサブチャンネル解析コード(NASCA)を用いて気液二相流流量配分試験の予測性能を評価し、NASCAコードの稠密格子体系への適用性を検討した。その結果、試験部入口の径方向クォリティ分布が強い場合に課題はあるものの全体として20%程度の精度で出口クォリティ分布を予測できることがわかった。

口頭

稠密炉心の気液二相流流動特性に関する研究,2; ボイド率予測手法の適用性評価

玉井 秀定; 大貫 晃; 柴田 光彦; 秋本 肇; 千年 宏昌*; 堀田 亮年*; 藤村 研*

no journal, , 

本研究シリーズでは、BWRで検証されてきたサブチャンネル解析コードの高稠密格子体系への適用性を調べるため、区間平均ボイド率やバンドル内横方向気液二相流量配分などの流動特性を蒸気・水二相流実験(最高圧力2.5MPa)で取得するとともに、サブチャンネル解析コードNASCAの適用性を評価している。本報告では、非発熱ロッドからなる稠密19本バンドルにおいて急速仕切弁を用いて取得した区間平均ボイド率をドリフトフラックスモデルや過渡解析コードTRAC-BF1などで評価し、既存のボイド率予測手法の稠密格子体系への適用性を検討した。その結果、稠密炉心においては流路形状の影響が強く、比較的低いボイド率においても環状流に近い流動特性を有しているものと考えられる。

口頭

Estimation of crustal structure in Horonobe area, Hokkaido, Japan, by using Multiplet-Clustering analysis

森谷 祐一*; 浅森 浩一; 北村 至*; 堀田 光*; 大原 英史*; 新里 忠史

no journal, , 

本研究では、マルチプレットクラスタリング法を用いて、幌延地域において発生した浅発地震の震源を再決定した。その結果、本地域下で発生した221個の微小地震の震源は、深さ10-20km及び25-30kmにおいて南北方向に連続した領域に集中して分布することが明らかになった。

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