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三代 康彦; 平塚 一; 増井 浩史*; 細金 延幸; 宮 直之
JAERI-Tech 2001-070, 33 Pages, 2001/11
臨界プラズマ試験装置JT-60で使用するガス注入弁を更新するため、新規にバルブの開発を行った。従来のガス注入弁は、1985年4月の実験運転開始から用いられており、バルブの駆動源である圧電素子の老朽化によって、注入弁としての性能を維持することが出来なくなっている。JT-60ではこれまでもガス注入弁の試作開発を実施してきており、今回の開発においては、これまでの経験を生かし、(1) シートリークを起こしにくい構造であること,(2) 大気側に調整機構を持ち、系内を大気開放せずに調整・修復することができること,(3) 従来のものと比較し、小型,軽量であること,(4) 市販品の圧電アクチュエータと駆動電源を用いることにより保守性を向上させること等を目的とした。開発されたガス注入弁について、流量特性,磁場中における影響,周囲温度による影響,ガス注入量の経時的変化について試験を実施した結果、JT-60の使用環境に適合したガス注入弁であることを確認した。