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Yin, H.*; Chung, B.*; Chen, F.*; 大内 隆成*; Zhao, J.*; 田中 伸幸; Sadoway, D. R.*
Nature Energy (Internet), 3(2), p.127 - 131, 2018/02
被引用回数:46 パーセンタイル:87.47(Energy & Fuels)リチウムイオン選択性を有する多孔質伝導膜を用い、正極と負極の電極金属を分離することで、性能劣化が小さく、高い充放電効率が得られるこれまでにない概念の溶融塩蓄電池の開発を行った。多孔質伝導膜にセラミックスの窒化チタン焼結体を、正・負極材に、それぞれ鉛及びリチウム鉛を使用した蓄電池を作製し、作動温度410Cにおける100サイクル試験を行った。初期の100サイクル平均の性能で、充放電効率が90%以上と優れた性能を達成するとともに、その間の充放電効率の低下速度は1サイクル当たり0.0017%が得られた。これは10年経過後も充放電効率の劣化は10%以下と高寿命であることを示している。また、多孔質状金属(ステンレス及びチタン)に窒化チタンをコーティングした多孔質伝導膜を使用した場合においても、同様の充放電効率を示すことを明らかにした。このように本開発で導入した金属を基盤とする多孔質伝導膜は、低電気抵抗が可能な薄膜化かつ工業的スケールアップに向けた大型化が期待できるものである。