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平原 和朗*; 大園 真子*; 鷺谷 威*; 細 善信*; 和田 安男*; 安藤 雅孝*
Geodynamics of Atotsugawa Fault System, p.25 - 44, 2007/00
中部日本のひずみ集中帯に位置する跡津川断層周辺の地殻変動を明らかにするために、断層を横切る全長さ30kmで、7観測点からなるGPSアレーを設置した。4年間の観測で、25km離れた2観測点では5mm/年で東西に収束しているが、断層に近づくにつれ、速度は減少し、運動方向は東南東-西南西方向に変わっていくのがわかった。これらの観測を説明する簡単なモデルとして、15kmの厚さの弾性ブロックが20mm/年の速度で東西に衝突しているというものが考えられる。