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中川 洋; 大山 泰史*
Frontiers in Chemistry (Internet), 7, p.731_1 - 731_9, 2019/11
被引用回数:36 パーセンタイル:80.07(Chemistry, Multidisciplinary)水分活性は同じ温度の純水とサンプルの水蒸気圧の比で定義された熱力学量である。この値は微生物の増殖挙動、酵素活性、食品の保存性の信頼できる指標になることが知られている。しかし、水分活性の分子基盤は関連する分野で議論になっている。グリセロールと水の混合物は、その割合を変えることで水分活性を制御できる。本研究では、水分活性の分子基盤を、水分収着等温線を軸に示差走査熱分析法,赤外分光法,非干渉性中性子準弾性散乱法で調べた。その結果、水分子の拡散ダイナミクスが水素結合の分子振動と相関があることを見つけた。さらに重要なことに、グリセロール水溶液の水分活性は、溶液中の水の水素結合ネットワークと水のダイナミクスで説明できること見出した。