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安井 幸夫*; 藤村 明央*; 大森 喜由*; 井川 直樹; 松川 健*; 吉田 幸彦*; 星川 晃範*; 石垣 徹*
no journal, ,
スピン=1/2をもつCuイオンがCuO四角形を形成し、それが辺共有で一次元的に連なった構造をもつCuOリボン鎖では、最近接交換相互作用が強磁性的で、次近接交換相互作用が反強磁性的なので、とが競合し特異な量子磁性の出現が期待される。これら一次量子スピン系物質の一つCsCuMoOについて、磁気的特性に関与する磁気構造を解析するため、粉末中性子回折実験を実施した。その結果、 = 1.85K以下で磁気反射を観測した。これら磁気反射は全て核反射上で観測されたこと、本物質では単位格子内にCuイオンが16個存在することを考慮すると、本物質の磁気構造はcollinearな反強磁性構造であることがわかった。
安井 幸夫*; 藤村 明央*; 大森 喜由*; 井川 直樹; 松川 健*; 吉田 幸彦*; 星川 晃範*; 石垣 徹*
no journal, ,
CsCuMoOの粉末中性子回折実験を行い、磁気転移温度以下での磁気構造を調べた。その結果、Cuスピンは軸方向にcollinearに配列し、リボン鎖内では強磁性的、リボン鎖間では反強磁性的な磁気構造をもつことが分かった。これは強磁性的なが強く反映された磁気構造と考えられる。本講演では、この物質に関する磁気構造解析の詳細について報告する。