Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
花木 洋*; 三田 敏男*; 大橋 正久*
JAEA-Review 2008-047, 266 Pages, 2008/10
「常陽」等の実機燃焼データを設計で有効に活用するためには、燃焼核特性に対する核データ感度係数を解析し、これを用いて炉定数調整を実施する方法が最も有力である。そこで本研究では平成4年から燃焼核特性に対する核データの感度係数を解析するシステムの整備を実施してきた。2年間のシステム整備の成果は次の通りである。(1)燃焼核特性の感度係数を、複数サイクル及び燃料交換を考慮して解析可能なシステムを整備したことにより、実機燃焼データを用いた炉定数調整及び設計対象である大型炉の予測精度評価が可能となった。(2)直接計算との比較により、整備したシステムの妥当性を確認した。(注: 本報告書は1994年3月に発行された報告書(PNC TJ 9124 94-007 Vol.2)の翻訳である。)
神永 雅紀; 木下 秀孝; 羽賀 勝洋; 日野 竜太郎; 中村 文人*; 大橋 正久*
JAERI-Tech 2000-044, 25 Pages, 2000/06
原研とKEKが共同で進めている大強度陽子加速器計画では、最高5MWのパルス状陽子ビームを水銀ターゲットに入射させ、核破砕反応により発生した大強度の中性子を生命・物質科学等の先端科学分野の研究に利用する予定である。水銀ターゲットシステムの水銀循環ポンプは、優れた循環性能と高い信頼性及び小型化が要求される。そこで、比較的低回転で高揚程が実現できる機械的ギアポンプに着目し、水銀を流体とした場合のギアポンプの特性を把握するために定格流量15L/minのギアポンプを試作してポンプ特性試験を実施した。試作したポンプは、定格回転数350rpmにおいて設計流量15L/minを上回る23.1L/minを達成し優れた循環性能を示した。ポンプ回転数に対する流量特性は、回転数にリニアに比例することから、回転数により流量が容易に制御できるとともに、回転数による流量の評価が可能である。
花木 洋*; 三田 敏男*; 大橋 正久*
PNC TJ9124 94-007, 723 Pages, 1994/03
FBRの実用化に向けて、大型炉炉心の核設計精度を向上させ、高性能な炉心をより合理的に設計できるようにすることは、重要な研究開発項目の一つである。これまでの研究では、JUPITER等の臨界実験の成果を最大限有効に反映した修正炉定数を開発し、大型炉炉心の核設計精度の大幅な向上が達成された。しかし大型炉の炉心設計において、反応率分布、制御棒価値等の静的核特性のみならず、燃焼反応度損失、増殖比といった燃焼特性の精度良い評価も重要である。そこで「常陽」等の豊富な実機燃焼データを有効に活用して、燃焼核特性の設計予測精度を向上させることが考えられる。「常陽」等の実機燃焼データを設計で有効に活用するためには、燃焼核特性に対する核データの感度係数を解析し、これを用いて炉定数調整を実施する方法が最も有力である。また設計対象である大型炉の燃焼核特性の感度係数を評価すれば、その燃焼特性の設計精度を定量的に把握することも可能となる。そこで本研究では平成4年から燃焼核特性に対する核データの感度係数を解析するシステムの整備を実施してきた。平成4年度は「常陽」のデータを用いて予備的な炉定数調整を実施してその効果を確認した。本年度は、FBR大型炉設計に適用する観点から大型炉設計体系で燃焼核特性に対する感度解析システムの妥当性を検討した。2年間のシステム整備の成果は次の通りである。(1) 燃焼核特性の感度係数を、複数サイクル及び燃料交換を考慮して解析可能なシステムを整備したことにより、実機燃焼データを用いた炉定数調整及び設計対象である大型炉の予測精度評価が可能となった。対象とする特性は、燃焼反応度損失、増殖比に加え原子数密度、実効増倍率、反応度価値、反応率比及び反応率分布について燃焼による変化を考慮できる。(2) 直接計算結果との比較により、整備したシステムの妥当性を確認した。
澤田 周作*; 大橋 正久*; 金戸 邦和*
PNC TJ9124 91-002, 331 Pages, 1991/03
高速実証炉「常陽」では、照射用炉心の長期的な運転計画、運転管理の検討のため、炉心湾曲解析コード"HIBEACON"の機能を充実し、湾曲挙動特性を迅速、かつ精度良く計画できるように改良してきた。本件は、炉心湾曲解析の入力となるラッパ管温度、中性子束分布を計算する"HITETRAS"コードを、これまでに改良を加えてきた上記"HIBEACON"コードと連係が取れるように改良し、ラッパ管温度、中性子束計算から炉心湾曲解析までの一連の計算が出来るようにするとともに、上記改良を施したコードを用いて、「常陽」MK-IIIの炉心湾曲解析を実施し、MK-IIIの湾曲特性を明らかにすることを目的とする。上記目的に基づき、下記を実施した。 1)炉心湾曲解析コードの改良 a.HITETRASコードにおける温度、中性子束の出力機能の改良 これまでのHIBEACONコードの改良に対応して、ラッパ管温度、中性子束の出力方式の改良を行った。 b.HITETRASコードのプログラムサイズの可変化 COMMON変数に対し、INCLUDE文、及びPARAMETER文を使い、解析対象に応じてプログラムサイズを変更できるようにした。 c.HIBEACONコードの改良 下記 2)の「常陽」MK-III炉心湾曲解析を実施するに当たり必要となった以下の改良を実施した。 a)ラッパ管間ギャップ計算方の変更 b)自由湾曲量成分出力機能の追加 c)リスト出力項目選択機能の追加 2)「常陽」MK-III炉心湾曲解析 「常陽」MK-IIIは、高中性子束化、炉心の2領域化、照射スペースの増加等、MK-II炉心から大きく異なる炉心特性を有する。そこで、改良した"HIBEACON"コード及び"HITETRAS"コードを用い、MK-III炉心の湾曲挙動を解析し、炉心湾曲の観点から健全性の面で特に問題になることはないことが明らかとなった。
澤田 周作*; 大橋 正久*; 金戸 邦和*
PNC TJ9124 88-007, 173 Pages, 1988/05
高速実験炉「常陽」の照射炉心の長期的な運転計画、運転管理の検討のため、高速実験炉の炉心湾曲解析コード"HIBEACON"の評価機能を充実し、炉心湾曲挙動特性を精度良く計算出来るようにすることを目的に、以下の機能追加を行った。(1)ラッパ管接触部摩擦モデル(2)炉心構成要素の種類別スエリング式、クリープ式の指定機能の追加上記の機能を設けた本計算コードは次の特徴を持っている。1.本コードの集合体変位を3方向に分解するという特徴を保存しながら、摩擦現象におけるSliding(動摩擦力が作用する)、ならびにSticking(静止摩擦力が作用する)事象を取り扱うことができる。2.Slidingは準静的に進行するものと仮定し、Slidingが終了した時点での静止摩擦力は静止直前の動摩擦力に等しいとする。3.Sticking状態では、接触点に於いて、2集合体間の相対変位が生じないという条件を用いることにより、摩擦力は接触点内部に働く力として取扱う。(Sticking状態での摩擦力は"せん断力"と呼ぶ)4.Slidingモデルでの安定解を得ることを目的に、摩擦力にDampingを施す手法を採用した。5.摩擦力計算に於いては、繰り返し計算手法が採用されているが、繰り返し計算途中の結果のリスト出力、プロッタ出力をオプションにより選択できる。6.炉心構成要素毎にスエリング式、あるいはクリープ式の指定を行える。取扱える炉心構成要素種類数は6種から15種に拡大されている。7.出力降下時に於いても、出力上昇時と同様、タイムステップ切りできる。(従来、出力降下時に於いては、瞬間冷却、即ち、1ステップで0出力まで降下するとして計算されていた。)
澤田 周作*; 大橋 正久*; 金戸 邦和*
PNC TJ9124 88-006, 80 Pages, 1988/05
高速実験炉「常陽」の照射炉心の長期的な運転計画、運転管理の検討のため、高速実験炉の炉心湾曲解析コード"HIBEACON"の出力ファイル編集を行い、運転計画が迅速かつ容易に行えるようにすることを目的に、以下の機能追加わ行った。(1)炉心構成要素軸方向歪の出力追加運転中の熱ならびにスエリング歪み、炉心構成要素を取り出し時のスエリング歪みの計算、出力を行う機能を追加した。(2)燃料交換時、炉心構成要素の引抜力評価機能追加原子炉停止時、燃料交換直前の炉心構成要素の機械的バランス状態における接触部(パッド部、エントランスノズル上/下端)荷重と、その接触部における摩擦係数から、炉心構成要素の初期引抜力を計算する機能を追加した。