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吉田 昌弘*; 遠藤 章; 佐藤 滋朗*; 大畑 勉*; 渡邊 正敏*; 大山 柳太郎*; 古屋 廣高*
日本原子力学会和文論文誌, 4(3), p.213 - 218, 2005/09
天然起源の放射性核種を有意な量を含む物質はNORM(Naturally Occurring Radioactive Materials)と呼ばれ、NORMを含むさまざまな消費財は日常生活において広く利用されている。NORMの一つである天然のウラン,トリウムを含む消費財には、研磨剤,陶器の釉薬,タングステンアーク溶接電極棒等の工業製品のみならず、家庭用温泉器,寝具,肌着,装飾品等の家庭用品も数多くある。したがって、日常生活で身近に存在するこれらの製品中の放射能濃度と、その製品を利用することによる被ばく線量を評価することは、人体への影響,放射線防護と規制のあり方を考えるうえで重要である。本研究では、天然のウラン,トリウムを含有する市販の消費財を収集し、それらの濃度を測定するとともに、代表的な消費財に対して、典型的な使用形態を想定し被ばく線量を評価した。
田村 勝裕; 芝沼 行男; 高崎 浩一*; 北野 匡四郎; 大畑 勉
JAERI-Review 98-005, 203 Pages, 1998/03
本資料は、大洗研究所における現環境監視体制が確立された昭和60年度から平成6年度までの10年間の環境監視結果をまとめるとともに、統計解析したものである。日常の環境監視業務の中で、地理的条件、気象条件等による日変動や季節変動を包含した線量率や放射能濃度から異常値を検出するためには、各監視項目毎の長期的変動調査から通常の平均値と変動幅を知るとともに、統計解析結果から異常値の出現確率を予測しておくことが必要である。本資料では、環境監視結果の統計値を示すとともに、各核種の農産物への移行係数や、海産物の濃縮係数、全データの分布性について解析している。
大畑 勉; 小野寺 淳一; 倉林 美積*; 長岡 鋭; 森田 重光*
原子力工業, 42(10), p.11 - 17, 1996/00
チェルノブイリ原子力発電所事故により環境中へ放出された放射性物質の、大気、土壌、水系、森林等における分布の現状、移行挙動に関する研究等について解説するとともに、原研とウクライナのチェルノブイリ国際研究センターとの研究協力の概要を紹介した。
松井 浩; 大畑 勉
エアロゾル研究, 4(2), p.127 - 134, 1989/00
サンプリング用配管に用いられる各種の断目におけるエアロゾル粒子沈着を明らかにするため、管径変化部における粒子沈着を実験的に調べた。管径変化部には拡大管および縮小管を用いた。その結果、次のことがわかった。1)配管内のエアロゾル粒子沈着率は管径変化後50cm内で増加する。2)増加の程度は、管径拡大の場合も縮小の場合もほぼ同じで、ストークス数または流速の1.5~2乗に比例して変化し、かつ、管径比の4乗に比例して変化する。
松井 浩; 大畑 勉
保健物理, 24, p.227 - 235, 1989/00
曲管におけるエアロゾル粒子沈着率の評価法を確立するため、曲管内のエアロゾル粒子沈着について計算式を誘導するとともに、それを実験によって確認した。沈着式は、重力と曲り部分で生じる遠心力との合成加速度が粒子に作用するものとして誘導し、さらに、一定の補正係数を導入することによって沈着率を比較的良い精度で求めることができるようになった。
村田 幹生; 野口 宏; 松井 智明; 大畑 勉; 大越 実; 関 一成; 赤石 準; 天野 光; 上野 隆; 笠井 篤
JAERI-M 88-232, 83 Pages, 1988/11
1987年6月にカナダチョークリバ原子力研究所敷地において、トリチウムガス(HT)の野外放出実験が、日、加、米、仏、西独、スェーデンの協力のもとに行われた。本報告書は、実験の位置づけ、目的を述べるとともに、原研が行った実験の項目、方法および成果をまとめたものである。30分間にわたって放出された約100Ciのトリチウムガス(HT)を対象にして、空気中での拡散状態、土壌への沈着、土壌中でのHTHTOへの転換、土壌中HTOの移行、蒸発および空気中水分との交換、松葉への移行等について調べた。これらの実験から移行に関するパラメータ値を明らかにすることができた。
赤石 準; 大畑 勉
保健物理, 22, p.209 - 216, 1987/00
チェルノブイル原子炉事故に伴う各国の汚染状況、被曝線量ならびに実施された緊急時対応について概要をまとめた。今回の事故は放出放射能、汚染範囲ともに従来経験したことのない大規模なもので北半球の各国が汚染され、これらのほとんどの国において程度の差はあるが、緊急時活動が行われた。ソ連、西欧諸国および日本の汚染状況と被曝線量、ならびに食品の摂取や流通の制限、日常活動の制約、安定ヨウ素剤の配布などの実施された緊急時活動の状況について述べるとともに、今回の事故から学びとるべき課題についても簡単に述べた。
大畑 勉
KURRI-TR-298, p.47 - 52, 1987/00
昨年4月に発生したチェルノブイル事故時には、原研東海研においても放射能監視ネットワークの1機関として環境モニタリングを実施するとともに、環境中における放射性核種の挙動についても関係部門で調査がなされた。本報告では今回の事故に関係して原研東海研で採取された空気中のヨウ素種割合や粒子状ヨウ素の粒子径等についてまとめたものである。
大畑 勉; 松井 浩; 成冨 満夫; 吉田 芳和
JAERI-M 8158, 10 Pages, 1979/03
ALAPの数量化に伴い、環境中の低濃度ヨウ素のモニタリング法を確立する必要がある。低濃度ヨウ素のモニタリング法を確立する一環として、今回、環境中の安定ヨウ素濃度領域のヨウ化メチルを用いて、TEDA添着活性炭の捕集効率を調べた。試験は、ジメチル硫酸を用いてCHIを発生し、発生されたヨウ素を、5%TEDAを添着した活性炭を20cm/secの流速で10~60min間捕集することによって行った。その結果、粒度の異なる3種類の添着活性炭(厚さ1cm)のCHIに対する効率は、50メッシュで99%以上、30メッシュで約99%そして8メッシュでは90%前後の一定値となり、試験した濃度範囲ではいずれの活性炭の捕集効率も濃度依存性のないことが認められた。
大畑 勉; 松井 浩; 吉田 芳和; 本郷 昭三*
JAERI-M 6246, 8 Pages, 1975/09
ハーウェル型粒度弁別サンプラによって求められる吸入性塵埃の評価精度を、校正試験の結果を基礎として、数値解析により検討した。試験はほぼ均一なウラニン・メチレンブルー粒子を用いて、6~15l/minの流量範囲で実施した。流重33l/minにおけるサンプラの捕集特性は、呼吸量750cm/回における肺沈着率に一致し、流量50l/minのそれは呼吸量1450cm/回の肺沈着率にほぼ一致する。その捕集特性は、流量に10%程度の変動があっても、ほとんど影響されない。流量33l/minにおける吸入性塵埃の本サンプラによる評価精度は、MMAD≦10mの粒子に対して、係数2以内である。
大畑 勉; 松井 浩
保健物理, 10(3), p.150 - 156, 1975/03
粒度弁別塵埃サンプラは空気中の吸入性塵埃を推定する上で有用である。本報では、「吸入性塵埃」の規準と、主な粒度弁別塵埃サンプラの捕集特性について調査した。日常の放射線管理に有用なサンプラは、1段型サンプラ(ICRP・肺動力学に関する作業班によって報告された肺モデルに基づいている)とサイクロン・サンプラである。
松井 浩; 大畑 勉; 吉田 芳和
JAERI-M 6004, 27 Pages, 1975/02
サンプリング用配管内のエアロゾル沈着率を容易に計算できるようにするため、これまでに成立することが明らかになった沈着の式によって、沈着率計算図を作成した。図は、水平直線管における単分散エアロゾルの沈着率を、粒径、管長、流速の種々の値に対して示し、密度、管径については、本図からの換算方法を示した。また、多分散エアロゾルおよび垂直直線管、曲管などの扱い方にも簡単に言及した。
大畑 勉; 松井 浩; 村田 幹生; 成冨 満夫; 池沢 芳夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 11(11), p.510 - 515, 1974/11
被引用回数:0カスケード・インパクタの簡便な校正法として、本郷らによって開発された粒度分布の評価法(2ステージ法)を用いて、捕集効率関数を決定する方法を明らかにした。粒径4.5mの試験粒子を用いて、ユニコ・カスケード・インパクタに対する関数の定数、=0.36、=1.46が得られた。また、2・3の麈挨によって、定数の妥当性を確認し、空気が学的質量中央径と幾何標準偏差はともに10%程度の誤差で評価されることがわかった。
松井 浩; 吉田 芳和; 村田 幹生; 大畑 勉
Journal of Nuclear Science and Technology, 11(7), p.300 - 307, 1974/07
被引用回数:5サンプリング配管におけるエアロゾル粒子の沈着は、濃度評価に誤差を生じさせることになる。水平管の場合、層流域での沈着率は、重力沈降および拡散による沈着の式によって評価できる。乱流域については、二つの方法が提示されている。一つは吉岡らの沈着速度の式を用いる方法であり、他の一つは著者らの外挿法(層流域での沈着式を乱流域へ外挿したものと乱流域での沈着式との和)である。本報では、上記二つの方法の妥当性を実験により検討した。とくに、重力沈降の乱流域での沈着に与える影響、および乱流域での沈着率に対する管璧の粗さの効果について述べる。
松井 浩; 大畑 勉; 吉田 芳和
保健物理, 9(3), p.143 - 148, 1974/03
日常の空気サンプリングに広く用いられている塩化ビニール管など種々の配管内のエアロゾル沈着率を比較測定した。実験は粒径4.2mのほぼ単分散に近いウラニン・メチレンブル粒子を用いて行った。結果は次のように要約される。直線管内のエアロゾル沈着率は、管の材質には無関係にほとんど同じである。層流域の沈着率は、管内面の粗さに関係なく滑らかな管に対する沈着の式によって評価できる。しかし、乱流域の沈着は管壁の粗さによって強く影響される。乱流域の沈着率は、管の粗さに対応する管摩擦係数を用いて評価される。数ミクロンの粒子の場合、最小沈着率に対する流量は約500cm/secである。
池沢 芳夫; 村田 幹生; 大畑 勉; 吉田 芳和; 松本 昌志*
保健物理, 8(3), p.145 - 152, 1973/03
9種類のじん埃サンプリング用炉紙の捕集効率が、単分散ポリスチレン・ラテックス・エアロゾルに対し前方散乱型ホトメータを用いて評価された。そのエアロゾルは、直径が0.091,0.198,0.365,0.500および1.099mの5種類で、面速範囲4.2~200cm/secで試験炉紙に流通させた。Toyo No.660,Toyo No.60およびToyo No.LP炉紙は、面速10~80cm/sec,および粒径0.1~0.5mにおいてそれぞれ最小効率を示した。Toyo No.5AおよびWhatman No.41炉紙の捕集効率は100cm/sec以上においてすべての試験粒径に対し95%以上であった。またToyo HE-40,HV-70,Toyo GB-100およびGelman E炉紙は99%以上の高効率を示した。単一繊維理論による炉紙の捕集効率、および隣接繊維の相互干渉効果についても検討した。
松井 浩; 大畑 勉
Journal of Nuclear Science and Technology, 9(10), p.620 - 621, 1972/10
カスケード・インパクタの設計および捕集特性を検討する場合、インパクタの粒子に対する捕集効率関数は非常に重要な因子となる。従来から提案されている理論式は実験値とあまりよく一致しないため、実験値に合うような直線が近似されて来たが、今回、実験値によく一致する関数形を、フラフを描いたときの曲線の類似性から、経験的に見出すとともに、関数に含まれる定数を決定した。
大畑 勉; 村田 幹生; 中戸 喜寄; 新野 二男
保健物理, 7(1), p.3 - 6, 1972/00
Puなどの放射体を使用する頻度が多くなってきている今日,その取扱量などが増大するにつれ,保健物理的には内部被曝の問題が重要になってくる。吸入による内部被曝の場合,粉塵の大きさによって呼吸器系への沈着率や体内における挙動が異なることが指摘されている。そのため,被曝評価を行なう上で現場において簡単に実施できる粒度分布の測定法を確立しておくことが管理上望まれる。
松井 浩; 村田 幹生; 大畑 勉; 成冨 満夫; 吉田 芳和
放射性エアロゾル専門研究会報告書, p.21 - 25, 1972/00
空気汚染モニタリング技術の開発研究において,エアロゾル濃度および粒度の測定装置の校正や測定評価上の問題を検討するには,特性上安定したエアロゾル発生装置が必要とされる。
大畑 勉; 本郷 昭三*; 鈴木 正*; 柳 芳郎*
粉体工学研究会誌, 8(1), p.3 - 7, 1970/00
原子力産業などにおける,空気汚染による内部被曝の危険度を評価する場合,粉じんの濃度とともに粒度分布を知ることが重要である。この理由は粒度によって沈着する呼吸器系の部位および沈着率が大きく異なることにある。われわれはくうきちゅうの粉じんの粒度分布が空気力学の粒子径において対数正規分布に従うという仮定を導入することにより,簡単にしかも迅速に粒度分布を測定する方法を検討しているが,今回はカスケードインバクターを用いた場合について報告する。
大畑 勉; 本郷 昭三*; 鈴木 間左支*
保健物理, 5, p.63 - 68, 1970/00
一般に,有害物により汚染された空気の有害度を評価するために,作業施設内の一定のところに設置されたダスト・モニタにより有害物の空気中濃度測定値が使用されているが,この測定値をもってただちに施設内で各作業者が平均的に呼吸する空気中有害物の濃度であると考えることは,発塵源の位置,作業者の動き,室内空気の流れ,場所による換気状態の差異などの要因とその定置モニタの設置位置や集塵方法などとの関係から考えて,必ずしも妥当でない場合が多く,各作業者の吸入被曝量を適切に評価出来ない場合が多い。