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山下 真一郎; 阿部 弘亨*; 佐藤 大樹*; 大脇 理夫*; 坂本 寛*; 草ヶ谷 和幸*; 土屋 暁之*
no journal, ,
2017年7月に活動を開始した、ATF検討WGでは、ATF開発が先行する米国等の海外知見を取り込みながら、ATF導入に係る安全要件について検討を進めてきた。検討においては、原子力学会の技術レポート「発電用軽水型原子炉の炉心及び燃料の安全設計に関する報告書 第1分冊: 炉心及び燃料の安全設計」を土台として、ATF安全設計に必要な評価項目を抜け漏れなく抽出するための考え方、及びATF安全設計の評価項目の重要度を分類するための考え方を整理した。ここで整理した考え方は、現在国内で進められているATFの研究開発にも役立てられるものであり、今後、レポートにまとめる予定としている。また、ATF検討WGの活動は、ATF開発の観点からLUA検討WGとも相互に関連しており、今後も引き続き相互の論点を共有して活動内容にフィードバックしていく予定である。
山下 真一郎; Mohamad, A. B.; 井岡 郁夫; 根本 義之; 川西 智弘; 加治 芳行; 逢坂 正彦; 村上 望*; 大脇 理夫*; 佐々木 政名*; et al.
no journal, ,
日本の事故耐性燃料(ATF)研究開発プログラムは、軽水商用炉の炉心、燃料の評価及び実際の設計、研究開発の経験等を最大限に利用するために国内のプラントメーカ、燃料製造メーカ、大学などと協力し2015年より進められてきている。現在国内で検討されているATF候補材料は、潜在的にPWR及びBWRへの適用が期待できる炭化ケイ素/炭化ケイ素(SiC/SiC)複合材料、BWR向けに開発が進められている酸化物分散によって強化されたFeCrAl鋼、PWR向けCr-コーティングジルカロイ被覆管である。また、被覆管材料に加えて、SiC製のBWR用チャンネルボックスや事故耐性制御棒に関する研究開発も行われている。本講演では、ATFプログラムにおけるJAEAの役割を含めて、現在までの研究開発の進捗状況を概説する。