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長縄 弘親; 太田 康雄*; 館盛 勝一
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 69(10), p.2869 - 2875, 1996/00
被引用回数:3 パーセンタイル:27.57(Chemistry, Multidisciplinary)ドデカンのような無極性溶媒中においては、溶質と溶媒との間の相互作用が非常に小さいため、溶質間(ここでは硝酸分子と水分子間)の相互作用の大きさを見積るのに適している。本研究では、このような不活性溶媒を利用して、硝酸の水和、およびそれに伴うイオン化の本質を明らかにするものである。分配法は、溶質(極性物質)の濃度を大きくできない無極性溶媒の系に適した手法であり、さらに溶媒の効果を評価できるという利点がある。ドデカン中では、ベンゼン中と同様に分子性硝酸1水和物とイオン性硝酸10水和物が見つかったが、これらの水和物の生成に及ぼす溶媒の効果をドデカンとベンゼンで比較することができる。ベンゼンはどちらの水和物もドデカンよりもずっと安定化させることがわかったが、分子性硝酸1水和物の安定化効果の方が大きく、その結果、ベンゼン中ではドデカン中ほど硝酸のイオン化は起こらない。
三浦 信; 林 清純*; 山田 常雄*; 大森 拓郎; 日高 康雄; 堂本 一成; 太田 猛雄*
PNC TN841 79-18, 59 Pages, 1979/02
弾性保持応力下で水素富化した圧力管について,室温で静的三点曲げ破壊試験を行った。保持応力および吸収水素量を変えて得られた結果から,破壊靭性Kcを求めATR運転状態での圧力管の炉外における脆性特性を評価した。その結果は以下に示すとおりである。(1)保持応力なしで水素富化した材料のKc値は約160Kg/mm/SUP(3/2)となる。(2)保持応力1415Kg/mm/SUP2下で水素富化した材料のKc値は10060Kg/mm/SUP(3/2)となり,保持応力なしの場合の6割から4割の値に低下する。(3)保持応力4Kg/mm/SUP2および6Kg/mm/SUP2でも同様の試験を行ない,保持応力1415Kg/mm/SUP2の場合と同じ結果が得られた。(4)以上のことから圧力管の設計応力12Kg/mm/SUP2の下でもほぼ同じKc値になるものと予想される。(5)保持応力なしで水素富化した試験片はプリ・クラックの入っていないノッチ材であり,Kc値のばらつきが大きかった。一方,保持応力下で水素化した材料は,ノッチ材あるいはプリ・クラッチ入り材とも同じKc値を示した。また保持応力1415Kg/mm/SUP2の場合のKc値のばらつきは極めて小さかった。
三浦 信; 林 清純*; 山田 常雄*; 大森 拓郎; 永木 裕; 日高 康雄; 太田 猛雄*
PNC TN841 77-56, 82 Pages, 1977/09
熱処理材Zr-2.5Nb圧力管について応力21.1kg/mm52.7kg/mm、温度300C400Cにおける炉外クリープ特性を調べた。またこれらの結果から炉運転状態300C、10.7kg/mmでのクリープ破断時間、最小クリープ速度および0.22.5%クリープひずみ相当時間をLarson-Miller法で外挿した。また同条件で30年間保持すると、非照射下でおおよそ0.08%のクリープひずみを生ずると推定される。