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出雲 寛互; 木村 明博; 堀 直彦; 土谷 邦彦; 石原 正博; 棚瀬 正和*; 藤崎 三郎*; 太田 朗生*
Proceedings of 1st Asian Symposium on Material Testing Reactors (ASMTR 2011), p.77 - 82, 2011/02
産業利用の拡大のため、JMTRでは(n,)中性子捕獲法による医療用診断薬Tcの親核種であるMoの製造を検討している。本方法は、核分裂法に比べコストが低く、廃棄物が少なく、取扱いが比較的簡単などのメリットがある。しかしながら、Moから抽出されるTc溶液の放射能濃度が、核分裂法に比して低いという課題がある。本発表においては、メチルエチルケトン(MEK)を用いてTcを溶媒抽出,蒸発し、生理食塩水に溶解させることによって、Tcの濃度を高めることが可能であることを述べる。
村上 文啓*; 太田 正博*; 鈴木 雅之*; 樋口 和弘*
PNC TJ1277 98-002, 74 Pages, 1998/02
炭素鋼オーバーパックの腐食によって発生する水素ガスが、ベントナイト緩衝材中の間隙水に溶存した形態にて拡散移動していく現象を把握するため、諸外国において提案されている代表的な拡散試験方法について調査した。その結果、溶存水素ガスを対象としたベントナイト中のみかけの拡散係数は110-11110-9m2/sであることがわかった。また、拡散方程式を用いた溶存水素ガスの移動量について解析・評価を行い、試験装置の設計検討に反映させるためのシミュレーションを実施した。その結果、みかけの拡散係数を210-12210-10m2/s、水素発生速度を2.710-22.7Nm3/yとした場合、みかけの拡散係数が大きく水素発生速度が小さい場合には、オーバーパック周辺でのガス蓄積はなく、拡散支配であることがわかった。また、みかけの拡散係数が210-11m2/sの場合、水素発生速度が0.0181Nm3/y以下であればガス蓄積はなく、拡散支配となることがわかった。さらに、これらを踏まえて、我が国のベントナイト材料を対象とした拡散試験手法を選定し、試験装置の設計検討を実施した。
村上 文啓*; 太田 正博*; 鈴木 雅之*; 樋口 和弘*
PNC TJ1277 98-001, 204 Pages, 1998/02
炭素鋼オーバーパックの腐食によって発生する水素ガスが、ベントナイト緩衝材中の間隙水に溶存した形態にて拡散移動していく現象を把握するため、諸外国において提案されている代表的な拡散試験方法について調査した。その結果、溶存水素ガスを対象としたベントナイト中のみかけの拡散係数は110-11110-9m2/sであることがわかった。また、拡散方程式を用いた溶存水素ガスの移動量について解析・評価を行い、試験装置の設計検討に反映させるためのシミュレーションを実施した。その結果、みかけの拡散係数を210-12210-10m2/s、水素発生速度を2.710-22.7Nm3/yとした場合、みかけの拡散係数が大きく水素発生速度が小さい場合には、オーバーパック周辺でのガス蓄積はなく、拡散支配であることがわかった。また、みかけの拡散係数が210-11m2/sの場合、水素発生速度が0.0181Nm3/y以下であればガス蓄積はなく、拡散支配となることがわかった。さらに、これらを踏まえて、我が国のベントナイト材料を対象とした拡散試験手法を選定し、試験装置の設計検討を実施した。
木村 明博; 西方 香緒里; 土谷 邦彦; 石原 正博
棚瀬 正和*; 藤崎 三郎*; 太田 朗生*
【課題】これまでの時間当たりに製造される99mTc溶液の量及び濃度を格段に超え、実用に供することができる、高濃度かつ高放射能をもつ99mTc溶液を得るための製造方法を提供すること。 【解決手段】99MoO3ペレットとアルカリ溶液を撹拌して、99MoO3をアルカリ溶液に溶解させ、溶解した99Moに比較的少量のMEKを供給し、撹拌することにより、99Moから生成する 99mTcを抽出した後、99mTc含有MEK相と水相に分離させ、分離した99mTc含有MEK相を、塩基性アルミナカラムを介して精製し、次いで酸性アルミナカラムにおいて99mTc含有ケトンMEKから99mTcを酸性アルミナカラムに吸着濃縮させ、比較的少量の生理食塩水を用いて酸性アルミナカラムから溶離する。