Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
島田 亜佐子; 小澤 麻由美; 亀尾 裕; 安松 拓洋*; 根橋 宏治*; 新山 拓也; 関 周平; 梶尾 政利; 高橋 邦明
Nuclear Back-end and Transmutation Technology for Waste Disposal, p.311 - 317, 2015/00
汚染水中のI分析におけるIの化学形態と希釈剤の影響を調べるために、3M NaOH溶液とHCl溶液(pH=2)にI とIO を添加し、還元剤(NaHSO )の有無によるIのAnionSRへの吸着ついて調べた。その結果、3M NaOH溶液では還元剤の有無にかかわらずIは抽出されずIは抽出されたことから、3M NaOH溶液中ではIは抽出され、IOは抽出されないこと、還元剤が働かないことが示された。他方、HCl溶液では、IとIが同じ挙動を示し、還元剤なしでは抽出されず、還元剤ありでは抽出されたことから、このHCl溶液中でIは主にIOとして存在し、還元剤によりIに還元されたと考えられる。以上によりIとIOを分析するためにはHCl溶液条件が必要であることが分かった。次に、伐採木の分析のために燃焼試験を行った。その結果、100Cから300Cの領域において、段階的にゆっくり昇温することで異常燃焼を避けられること、有機物は酸化剤により分解可能であること、IもIOも約90%がアルカリトラップに回収可能なことを明らかにした。
安田 麻里; 根橋 宏治*; 米川 直樹; 安松 拓洋*; 亀尾 裕
分析化学, 63(4), p.345 - 350, 2014/04
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Chemistry, Analytical)東京電力福島第一原子力発電所の多核種除去設備(ALPS)から発生する処理水を対象とする、簡易なCdの分析法について検討を行った。処理水中に含まれる海塩成分からのCdの分離には陰イオン交換法を適用し、2mol Lの塩酸溶液に調整した試料溶液から吸着させたCdは、約1mol Lの硝酸溶液により、97%以上を回収することができた。一般にCdの放射能標準溶液は入手困難であるが、比較的入手が容易なTcおよびCの標準溶液を用いて、液体シンチレーション測定における効率校正が行えることを示した。ALPS処理水を想定した高塩濃度の試料に対して本法を適用し、目標検出下限である0.004Bq mLを満たすことを確認した。本法は、ALPS処理水の簡易なCd分析法として有用であると考えられる。