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中村 武彦; 室伏 昭*; 細山田 龍二*
JAERI-M 94-031, 156 Pages, 1994/03
NSRRでは、軽水発電炉で実際に使用した照射済の燃料棒の反応度事故時の挙動を調べる実験を行っている。このうち77型照射済BWR燃料を用いた実験は1989年から1993年までにTS-1からTS-5までの5回の実験を行った。本報告書は、これらの実験を事故時の燃料挙動計算コードとして広く世界的に使用されているFRAP-T6コードおよび、NSRR実験における照射済燃料の挙動計算に実績のあるNSR-77コードを用いて、解析した結果をまとめたものである。また、計算結果を実験結果と比較することにより、これらの計算コードの反応度事故条件における照射済燃料の挙動解析に対する適応性を検討した。
藤井 実; 横林 正雄; 室伏 昭*
JAERI-M 85-023, 74 Pages, 1985/03
原研では、原子力発電プラントで発生した事故の原因、種類を同定するために、知識工学を用いた原子炉事故診断システムが開発されている。この診断システムは、知識ベースとIERIASと名付けられた推論機構から構成される。知識ベースは、PWRプラントシュミレータの事故解析データから、専門家の知識、経験によって試行錯誤的に作成されているのが現状である。本報告は、知識ベース作成時における多変量解析法の利用可能性を検討したもので、この事故解析データに対する多変量解析結果と知識ベースにおける解析結果の利用方法が記述されている。本報告の結果と解析方法は、知識ベースを作成する専門家にとって有用と考える。