Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
草野 友宏; 安江 健一; 竹内 竜史; 三枝 博光; 宮原 智哉*
JAEA-Review 2009-079, 56 Pages, 2010/03
気候・海水準変動に伴う地質環境条件の長期的な変化の幅を概括的に把握するため、地下水流動特性の変化に影響がある表層水理に着目し、表層水理のデータの中でも推定が難しい蒸発散量について、国内外の約50編の文献に示された84地区の蒸発散量のデータを収集し、年間の蒸発散量に関する情報を整理した。気候変動に伴う表層水理の変化の幅を考慮するためには、日本における温暖期(現在)と寒冷期のデータが必要であることから、現在の日本と世界の高緯度地域(氷期の日本と類似する気候と考えられる地域)のデータを収集した。これらの情報を、算定手法や位置・流域特性・蒸発散量・降水量などを地区ごとに示した一覧表にまとめた。
村田 正敏*; 宮原 智哉*; 小田川 信哉*
JNC TJ7400 2005-048, 111 Pages, 2004/03
本業務では,日吉川流域および柄石川流域の周辺に位置する雨量観測地点の降水量データを用いて,代表値法,単純平均法,加重平均法による面積雨量を算出し,各流域の河川流出高との比較を行なってその適用性について整理した。
宮原 智哉*; 小田川 信哉*; 村田 正敏*
JNC TJ5400 2004-001, 93 Pages, 2004/01
核燃料サイクル開発機構 幌延深地層研究センターでは,幌延深地層研究計画の一環として,表層水理調査を実施している。表層水理調査では,地下水浸透流解析に用いる上部境界条件の一つである地下深部への地下水涵養量を算出するための観測システムの構築を行い,観測を継続している。本業務では,研究所設置地区周辺の蒸発散量・降水量の観測データを充実させるため,平成12・13年度に実施した調査で解析対象に入っていなかった清水川流域とペンケエベコロベツ川流域を細区分した3流域について流域特性解析を実施し,研究所設置地区周辺における流域特性の再整理を行った。 その結果,研究所設置地区周辺流域では,広葉樹 牧草地 針葉樹の順で植生の被覆面積が卓越し,平均起伏量も低い値を示すことが明らかになった。 次に,研究所設置地区周辺流域への蒸発散量算定手法の適用性を検討した結果,広葉樹林では傾度法およびボーエン比熱収支法,牧草地ではペンマン法の適用性が高いという結論を得た。 また,これらの結果を用いて研究所設置地区周辺流域の蒸発散量・降水量の追加測定地点の選定を行ない,蒸発散量の計測候補エリアを3カ所,降水量の計測候補地を3カ所それぞれ選定した。
宮原 智哉; 片岡 達彦; 竹内 真司
JNC TN7450 2002-002, 27 Pages, 2002/12
この表層水理観測データ集は、19892000年度までの表層水理観測で得られた河川流量、降水量、気象観測データ等の再整理・デジタル化を実施し、観測データの追跡可能性を確保するとともに、現時点で実施されたデータの補正・補完方法について整理し、今後実施する解析に資するために作成した。再整理に当たっては、今後、さらに各データの見直しが必要となる可能性も考慮して、可能な範囲で記録を遡って観測データセットとして整理し、補正・補完後のデータとは区別した。また、データセットをCD-ROM化することによって、データの取り扱いや利用の簡便性の向上を図った。
宮原 智哉; 稲葉 薫; 三枝 博光; 竹内 真司
サイクル機構技報, (16), p.137 - 148, 2002/09
東濃地科学センターでは、表層水理研究の一環として1998年度より水収支観測を実施し岩盤浸透量の検討を行っている。本報告では、水収支解析の重要な項目である面積雨量の適用性の検討を実施し、既報の岩盤浸透量の見直しと、新たな流域での水収支解析を行った。その結果、正馬川流域では、小さなスケールの観測流域である上・下流域では局所的な地下水流動系での地下水の出入りが観測され、全流域ではより大きなスケールの地下水流動系での水収支が観測されている可能性が示された。次に、算出された岩盤浸透量の平面分布と、地下水流動解析結果との比較を実施し、両解析で地下水の浸透・湧出の分布や岩盤浸透量の傾向が整合することがわかった。
山内 大祐; 宮原 智哉; 竹内 真司; 小田川 信哉
サイクル機構技報, (9), p.103 - 114, 2000/12
瑞浪市日吉町月吉の正馬様洞用地では、超深地層研究所計画に向けた地表からの調査である第1段階が終盤を迎えている。用地周辺では、地下水流動解析の上部境界条件設定に用いられる、天水の岩盤への浸透量とその浸透機構を把握するための水収支観測が行われている。本報告では、広域地下水流動研究及び超深地層研究所計画における表層水理研究の中で、水収支観測の位置づけを示すと共に、現在までの観測の現状と課題についてまとめる。特に、水収支観測データにおいては、空間的にも経時的にも不均一性が存在し、地下水の流動を考える上ではこの不均一をどう扱うかが今後の大きな課題になるものと考えられる。