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宮崎 則幸*; 萩原 世也*; 茅野 栄一*; 丸山 結*; 橋本 和一郎*; 前田 章雄*
JAERI-Research 2001-047, 35 Pages, 2001/10
原子炉のシビアアクシデント時には、損傷炉心から流入する高温気体からの伝熱や核分裂生成物の崩壊熱によって原子炉冷却系配管が加熱されるが、内圧が高い場合には、高温での短時間クリープで配管が破損する可能性がある。このような配管の構造健全性評価のためには、従来ほとんど考慮されなかった第3期クリープ挙動をも考慮したクリープ構成式を用いて、精度の良い予測法を開発する必要がある。そのため、Kachanov-Ravotnovの等方性損傷理論を用いて第3期クリープ挙動を考慮したクリープ構成式を作成し、別途取得した実験データをもとに構成式の定数を決定するとともに、得られた構成式を用いて等温及び非等温の各クリープ条件で配管の局所有限要素法解析を行った。その結果、損傷変数によって内部損傷の定量評価が可能であり、特に、配管外壁から破損するという、円管を用いた配管高温負荷試験での結果を良く再現することができた。
宮崎 則幸*; 萩原 世也*; 上田 貴史*; 宗像 健*; 早田 邦久
Nucl. Eng. Des., 133, p.245 - 251, 1992/00
被引用回数:1 パーセンタイル:17.26(Nuclear Science & Technology)BWR格納容器の上部トリスフェリカルヘッド部は、設計基準を越える内圧荷重を受けると座屈変形をおこし破損に至る可能性がある。本報告では、シビアアクシデントを対象に、座屈変形挙動を解析評価した結果をまとめた。解析には、有限要素法を用いた解析コードを使用し、各種の圧力負荷変動を与えた場合の格納容器挙動を評価した。
宮崎 則幸*; 萩原 世也*; 植田 隆*; 宗像 毅*; 早田 邦久
Transactions of the 11th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology, Vol. J, p.153 - 158, 1991/08
BWRの格納容器頂部は、内圧荷重時に分岐座屈を生じ、健全性を喪失する恐れがある。とくに、シビアアクシデント時には、設計圧を大巾に上回る圧力が格納容器に加わり、格納容器が破損する可能性がある。そのため、有限要素法を用いて、分岐座屈を生じる条件等についての解析を行い、格納容器の安全余裕を明らかにすることを試みた。本解析では、動的荷重が加わった場合について解析を行なったが、静的荷重を与えた場合に比べ、座屈を生じる圧力が1.91MPaから1.037MPaに減少し、動的荷重時には、格納容器の安全余裕が低減することが分かった。
宮崎 則幸; 渡辺 隆之*; 矢川 元基*
Nucl.Eng.Des., 68, p.71 - 85, 1987/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)本報は1981年8月17日~21日まで仏のパリで開催された6th Int.Conf on Struct Mech in Reactor Technulにおいて「Invited Lecture」として発表した論文をFull paperの形にまとめたものである。有限要素法によるき裂の応力拡大係数解析プログラムEPAS-J1について、その理論と応用例を示した。EPAS-J1プログラムはラグランジュ乗数法に基づいた結合要素により異種要素を結合することができる。また、き裂の応力拡大係数解析にはエネルギ法に基づく仮想き裂進展法を用いている。さらにき裂先端の応力場の特異性は要素辺上の節点の中点移動により得ている。解析例として3次元体中の表面き裂問題を取り上げ、異種要素のモデル化による応力拡大係数解析を行った。
宮崎 則幸*; 植田 脩三
J. Pressure Vessel Technol., 108, p.175 - 181, 1986/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Engineering, Mechanical)原子炉に想定配管破断事故が生じた時、高温高圧水が噴出しブローダウン推力が発生する。このブローダウン推力が破断管に作用してパイプホイップ運動が生じる。この論文の目的はブローダウン推力の予測方法と配管のホイップ運動による弾塑性挙動の解析法を明らかにすることである。本論文の結論は以下の通りである。(1)熱流解析コードRELAP4/MOD6と運動量保存の方程式を用いてブローダウン推力の予測ができる。(2)配管断面の偏平化量が小さい時、ビーム要素を用いた有限要素解析は実験と良く一致する結果を与える。(3)ホイップ運動する配管の弾塑性挙動の解析において、配管の偏平化量が大きい時には偏平化による曲げ剛性の減少を考慮しなければならない。
植田 脩三; 栗原 良一; 宮崎 則幸; 磯崎 敏邦
Int.J.Press.Vessels Piping, 18, p.161 - 176, 1985/00
被引用回数:3 パーセンタイル:77.81(Engineering, Multidisciplinary)本論文はBWR・LOCA条件下で行った4インチ口径パイプホイップ試験に関する解析結果について述べたものである。パイプ-レストレント系の動的構造解析は汎用有限要素法計算コードADINAを用いて行った。試験配管はビーム要素でモデル化した。4本のレストレントは1本のトラス要素でモデル化した。実験結果と比較して得た結論は次の通りである。(1)衝突時間、最大レストレント反力については実験結果と一致した。(2)パイプひずみの最大値はレストレントのオーバハング長さが短い時ほぼ予測できる。(3)パイプ変位は実験と解析とで良い一致は得られなかった。パイプ先端の変位は解析値の方が小さくなる。
矢野 歳和; 磯崎 敏邦; 宮崎 則幸; 植田 脩三; 栗原 良一; 加藤 六郎; 宮園 昭八郎
7th Int.Conf.on Structural Mechanics in Reactor Technology;Fl/7, p.29 - 38, 1984/00
抄録なし
宮崎 則幸*; 植田 脩三; 磯崎 敏邦; 栗原 良一; 矢野 歳和; 加藤 六郎; 宮園 昭八郎
Int.J.Press.Vessels Piping, 15, p.125 - 150, 1984/00
被引用回数:9 パーセンタイル:89.78(Engineering, Multidisciplinary)本論分は7th International Confrence on Structural Mechanics in Reactor Technology(1983年8月、シカゴ、USA)において発表する内容を論文の形にまとめたものである。パイプホイップ現象に及ぼすオーバハングの効果を明らかにするために、配管試験体とレストレントとのギャップを一定とし、オーバハング長さを250mm、400mm、650mmと変えて、PWR LOCA条件でパイプホイップ試験を行った。この試験で用いた配管試験体の口径は4インチ、レストレントはU型である。試験から得られた主要な結論は以下の通りである。(1)オーバハングが短いほど、レストレントは配管のホイップ運動を有効に拘束する。(2)オーバハングが短いほどレストレント支持構造物に作用する荷重は大きくなる。(3)Gerberの塑性崩壊条件を用いて、ホイップ運動をしている配管の塑性崩壊オーバハング長さを予測できる。更に有限要素法解析プログラムADINAを用いて、パイプホイップ試験の解析を行い、試験結果と解析結果とを比較した。
宮崎 則幸; 柴田 勝之; 渡辺 隆之*; 田形 一則*
Int.J.Press.Vessels Piping, 15, p.37 - 59, 1984/00
被引用回数:3 パーセンタイル:80.61(Engineering, Multidisciplinary)本報では、種々の三次元構造物中の表面き裂の応力拡大係数を有限要素法計算プログラムEPAS-J1を用いて求め、この解と他の有限要素解、あるいはASME Sec.XIに示されている手法を用いた簡易評価法による解と比較した。簡易評価法のうち、NewmanとRajuにより提案された式を用いた場合については、き裂縁に沿った応力拡大係数の分布も求められるので、この分布について、EPAS-J1による結果と比較した。結果は、次の3つの問題について示されている。(1)平板中の埋没、あるいは表面円き裂。(2)内圧を受ける円筒の中の軸方向楕円表面き裂(3)面内曲げ荷重を受けるエルボ中の軸方向楕円表面き裂。これらの解析から、EPAS-J1は、ほぼ妥当な応力拡大系数値を与えることが分った。
磯崎 敏邦; 矢野 歳和; 宮崎 則幸; 加藤 六郎; 栗原 良一; 植田 脩三; 宮園 昭八郎
日本原子力学会誌, 26(5), p.401 - 409, 1984/00
被引用回数:1 パーセンタイル:19.16(Nuclear Science & Technology)この試験の目的は、配管が瞬時破断したときに内部流体放出にともなう配管反力を求めることおよびターゲット板上の圧力分布を求めることである。そのためBWR条件のもとで4インチ配管を用いて配管破断試験を実施した。放出口の前方500mmの位置に直径1000mmのターゲット板を設置し、ジェット流が衝突したときのターゲット面の圧力上昇、温度上昇を計測した。実験の結果(1)配管反力の最大値は4840kgであった。低クオリティ放出のもとに均質流モデルを用いて配管反力を計算した。実験値と計算値はよく合った。(2)ターゲット面上の圧力分布は中央で高く、その最大値として1kg/cmgであった。(3)ジェットの拡がりとよどみ点クオリティとの間には関係がある。低クオリティ放出の時はジェットは放物状にターゲットを覆うが、高クオリティ臨界2相流になるとジェットは細くなる。
磯崎 敏邦; 矢野 歳和; 宮崎 則幸; 加藤 六郎; 栗原 良一; 植田 脩三; 宮園 昭八郎
Nucl.Eng.Des., 79, p.81 - 92, 1984/00
被引用回数:8 パーセンタイル:65.33(Nuclear Science & Technology)本報は、BWR条件のもとで実施した4インチ配管によるジェット放出試験について報告するものである。放出口より前方500mmの位置に直径1000mmのターゲット板を設置した。その上に13個の圧力計、13個の熱電対を設置してジェット流の衝突によるターゲット板上の圧力上昇、温度上昇を求めた。その結果以下の結論を得た。(1)ブローダウン初期における低クオリティ領域のもとで配管反力を2相均質流モデルを用いて計算した。実験値と計算値はよく一致した。(2)放出口とターゲット間との距離500mmでは、ターゲット面上の圧力上昇は1kg/cmgとすれば、計算上十分である。(3)低クオリティ領域から高クオリティ領域へ移るにしたがってジェット流は細くなる。
宮崎 則幸*; 柴田 勝之; 渡辺 隆之*; 田形 一則*
JAERI-M 83-189, 44 Pages, 1983/11
有限要素法計算プログラムEPAS-J1を用いて、三次元構造物中の表面き裂の応力拡大係数解析を行った。EPAS-J1により求められた結果を、他の有限要素解あるいは簡易解析法による結果と比較した。簡易解析法のうち、NewmanとRajuによって提案された式を用いる方法では、き裂縁に沿った応力拡大係数の分布が求められるので、この分布についてEPAS-J1による結果と比較した。これらの比較の結果、EPAS-J1は三次元構造物中の表面き裂について、ほぼ妥当な結果を与えることがわかった。
栗原 良一; 矢野 歳和; 植田 脩三; 磯崎 敏邦; 宮崎 則幸; 加藤 六郎; 宮園 昭八郎
JAERI-M 83-020, 44 Pages, 1983/02
軽水炉一次冷却系配管の瞬時破断に対する健全性を実証するために、日本原子力研究所では一連の配管破断試験が実施されている。本報は昭和56年8月に実施したBWR・LOCA条件(285C、6.8MPa)の6インチ口径パイプホイップ試験(RUN5605、5606)の結果をまとめたものである。配管試験体はSUS304ステンレス鋼製6B、sch80の配管から製作した。レストレントはSUS304ステンレス鋼製16mm径を2本使用し、クリアランスを100mmで一定にして、オーバーハング長さを300mmと700mmに変えた。試験から次の結果を得た。(1)オーバーハング長さを300mmにした場合、配管試験体およびレストレントの変形は有効に抑制される。(2)配管先端の速度は破断直後約30m/secであり、レストレント設置点の配管の速度は破断直後約4m/secになる。(3)4インチ口径パイプホイップ試験結果と比較して、レストレント反力は約2倍になる。
植田 脩三; 栗原 良一; 磯崎 敏邦; 宮崎 則幸; 加藤 六郎; 宮園 昭八郎; 斎藤 和男*
日本原子力学会誌, 25(5), p.383 - 393, 1983/00
被引用回数:1 パーセンタイル:22.52(Nuclear Science & Technology)本報はBWR型原子力発電プラントの一次冷却系配管の瞬時破断時のパイプホイップ挙動を明らかにし、それを抑止するためのレストレントの挙動に関するモデル試験結果をまとめたものである。試験配管口径は4インチであり、SUS304ステンレス鋼製である。4本のU型SUS304ステンレス製レストレントを用いた。レストレントの試験配管先端からの設置位置を400mm一定とし、クリアランスを30,50,100mmと変えて試験を実施した。すべての試験においてレストレントは配管のホイップ運動を有効に止めたが、レストレントは4本均一に働くのではなく破断口側の1本が最も良く働くことが判明した。試験配管のレストレント設置点近傍には配管としレストレントとの衝突による塑性ひずみのピークが生じた。汎用有限要素法計算コードADINAを用いたホイップとレストレントの挙動に関する計算結果と試験結果が比較され設計に応用可能な見通しを得た。
宮崎 則幸; 植田 脩三; 磯崎 敏邦; 加藤 六郎; 栗原 良一; 矢野 歳和; 宮園 昭八郎
日本原子力学会誌, 25(11), p.925 - 936, 1983/00
被引用回数:1 パーセンタイル:22.52(Nuclear Science & Technology)本報は加圧水型炉の4インチ口径配管が瞬時破断したと仮定したときに生じる配管のパイプホイップ運動と、それを抑止するレストレントの挙動に関する試験結果をまとめたものである。試験圧力、温度は加圧水型炉の運動条件における値を選んだ。配管とレストレント間のギャップを一定とし、オーバハングを250mm、400mm、650mmと変えて試験を実施した。配管およびレストレントに貼付したひずみゲージ出力、および残留変形測定により、パイプホイップ時の配管、およびレストレントの挙動を知ることができた。本報から得られた主要な結論は次の2つである。(1)オーバハングが短いほどパイプホイップ時の配管の運動をレストレントにより有効に拘束できる。(2)オーバハングが短いほど過渡時におけるレストレント支持構造物への荷重が大きくなる。
栗原 良一; 植田 脩三; 磯崎 敏邦; 宮崎 則幸; 加藤 六郎; 斉藤 和男*; 宮園 昭八郎
日本原子力学会誌, 25(3), p.207 - 216, 1983/00
被引用回数:1 パーセンタイル:22.52(Nuclear Science & Technology)原子炉一次冷却系配管が瞬時に周方向ギロチン破断した場合を想定して、パイプホイップ試験およびジェット放出試験が日本原子力研究所において実施されている。本報は1979年から1981年にかけて実施したBWR・LOCA条件下における4インチ口径パイプホイップ試験結果(RUN 5407,5501,5504,5603)についてまとめたものである。試験圧力は6.8MPaであり、試験温度は285Cであった。この一連の試験においてクリアランスは100mmで一定とし、オーバーハング長さをそれぞれ250mm、400mm、550mm、および1000mmに変えて行なった。試験の目的はパイプホイップ挙動に対するオーバーハング長さの効果を調べることである。試験結果から配管およびレストレントの変形を抑制するためにはオーバーハング長さを短くするのが望ましいことがわかった。また、あるオーバーハング長さ以上で配管は塑性崩壊する結果を得た。
宮崎 則幸
日本原子力学会誌, 25(9), p.747 - 755, 1983/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)本報では、4インチ口径配管試験体を用い、PWR LOCA条件で実施したパイプホイップ試験を解析対象として、配管・レストレント系の動的応答解析を汎用有限要素法プログラムADINAを用いて行った。この解析では、配管試験体は、等方硬化弾塑性材料特性を有するビーム要素で表わした。一方、レストレントは、ギャップの効果も取り入れた非弾性材料特性を有するトラス要素で表わした。本解析から得られた結論をまとめると以下のようになる。(1)オーバハング長さが長い場合には、配管試験体の変形、およびひずみについては、解析効果は、試験結果よりも小さい。(2)定常状態でのレストレント反力については解析結果は試験結果とよく一致する。
宮崎 則幸; 矢野 歳和
日本原子力学会誌, 25(8), p.649 - 657, 1983/00
被引用回数:2 パーセンタイル:35.16(Nuclear Science & Technology)軽水型原子力発電プラントでは,冷却水喪失事故が想定事故の1つとして考慮されている。これは1次冷却系配管の瞬時破断により生じるものとされている。配管の瞬時破断が生じると,高温高圧の1次冷却水が配管の瞬時破断口から噴出し,配管には大きな推力(ブローダウン推力)が働く。この推力により,配管が運動することをパイプホイップと呼んでいる。このような配管の運動を抑制し,他の隣接機器への波及効果を最小限にとどめるために,レストレントが設置される。軽水型原子力発電プラントの配管設計においては,パイプホイップ時の配管・レストレント系の動的応答解析を有限要素法計算プログラムを用いて実施する場合が多い。パイプホイップ挙動の解析的な研究も,ほとんどは有限要素法を用いた解析であり,配管あるいはレストレントの有限要素によるモデル化に関連したものが多い。
栗原 良一; 植田 脩三; 磯崎 敏邦; 宮崎 則幸; 矢野 歳和; 加藤 六郎; 宮園 昭八郎
Nucl.Eng.Des., 76(1), p.23 - 33, 1983/00
被引用回数:8 パーセンタイル:68.41(Nuclear Science & Technology)原子炉一次冷却系配管が瞬時にギロチン破断した場合を想定して、パイプホイップ試験およびジェット放出試験が日本原子力研究所において実施されている。本報は1979年から1981年にかけて実施したBWR・LOCA条件下における4インチ口径パイプホイップ試験結果についてまとめたものである。試験圧力は6.8MPaであり、試験温度は285Cであった。この一連の試験においてクリアランスは100mmで一定とし、オーバーハング長さをそれぞれ250,400,550および1000mmに変えた。この試験の主な目的はパイプホイップ挙動に対するオーバーハング長さの効果を調べることである。試験結果からオーバーハング長さが短いほど、配管およびレストレントの変形が抑えられることが明らかになった。またオーバーハング長さを1000mmにすると、配管はレストレント設置点の近くで塑性破壊する結果を得た。
宮崎 則幸; 秋本 敬史*
Nucl.Eng.Des., 76, p.121 - 135, 1983/00
被引用回数:1 パーセンタイル:22.52(Nuclear Science & Technology)抄録なし