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寺尾 憲親; 鈴木 美寿
Journal of Physical Security, 7(2), p.12 - 29, 2014/03
特定のシナリオでの敵の妨害の確率であるは、Estimate of Adversary Sequence Interruption(EASI)という計算コードによって計算される。この研究の目的は、不確実性と変わりやすさによる影響を考慮したの定量化手法を考案することである。特に、の3つの構成要素である, , の新しい計算手法を作ることを試みる。又、仮想の原子力施設および敵対者の攻撃シナリオを設計し、新しい手法での値を評価する。施設の性能データを実際の性能試験無しの一時的な値として設定する。モンテカルロ手法を用いることによって、施設の各要素の不確実性と変わりやすさを表現することを試みる。
寺尾 憲親; 鈴木 美寿
核物質管理学会(INMM)日本支部第34回年次大会論文集(インターネット), 9 Pages, 2013/10
核物質防護のリスク評価式は、一定期間内に敵対者の攻撃が行われる可能性(), 防護システム有効性(), 影響()から示される。。さらには、施設に対する敵対者の攻撃を妨害する確率()、対応部隊が敵対者を無効化する確率()の積である。本発表では、仮想の原子力施設に対する敵対者の攻撃を仮定する。リスク評価式の中の及びの新しい定量化法を考案し、リスク評価を試行する。については、メリーランド大学が纏めたオープンソースの国際テロ事件のデータベース(GTD: Global Terrorism Database)を用いて、原子力施設に対する攻撃の可能性について議論する。については、サンディア国立研究所(SNL)の開発した原子力施設のリスク評価ツール(EASI)の考え方を参考に議論する。仮想の原子力施設における対応部隊,センサ,情報伝達の性能を、幾つかの仮定をもとに作成した確率分布を用いて定量的に表現する。
鈴木 美寿; 寺尾 憲親
核物質管理学会(INMM)日本支部第34回年次大会論文集(インターネット), 9 Pages, 2013/10
原子力施設における核物質防護評価手法の開発として、ランダム事象に起因したマルコフモデルを用いた核セキュリティリスク評価を実施した。セキュリティ事象は、悪意を持った人為的行為によって引き起こされることから、そのリスク評価においては、シナリオや事象の生起頻度に対しては専門家判断及び経験値を活用したベイズ推定を行い、事象進展に対しては確率過程に基づくマルコフ連鎖によって記述できると仮定した。仮想的な原子力施設に対して、設計基礎脅威として想定した核物質の盗取を目的とした侵入事象、及び設計基礎脅威を越える妨害破壊行為として想定したスタンドオフ攻撃による事象に対して、核物質防護性能,被害拡大防止性能等について、半定量的に評価可能な手法開発を行った。設計基礎脅威を越える事案に対しては、事業者と国との連携が重要であることを示した。
寺尾 憲親; 鈴木 美寿
Proceedings of INMM 54th Annual Meeting (CD-ROM), 10 Pages, 2013/07
核セキュリティ分野での確率論的リスク評価の新たな試みとして、核物質防護のシステム効率は検出性能と伝達性能を考慮した妨害確率から評価される。サンディア国立研究所で開発された妨害確率を求める敵対者侵入経路阻止評価(EASI)は核物質防護の評価手法として広く使用されているが、センサやカメラからの信号の環境要因による効果は考慮されていない。検出及び伝達の変動の確率分布は、妨害のすべての性能を計算するためにEASIに導入され、システム性能は原子力施設の仮想モデルを用いて調査される。正規乱数を使ったモンテカルロ手法によって、妨害確率の分布は検出確率と伝達確率から数的に計算される。
鈴木 美寿; 寺尾 憲親
Science and Technology of Nuclear Installations, 2013, p.590684_1 - 590684_10, 2013/00
被引用回数:1 パーセンタイル:10.69(Nuclear Science & Technology)溶液監視装置は、再処理プラントが申告された通りに運転されていることを確かなものとする補助的手段として用いられてきた。最近、安全,保障措置、及びセキュリティを設計段階から考慮するとした活動が、原子力エネルギーの効果的効率的発展のために必要であるとして推進されている。この活動において、核拡散リスク評価は保障措置におけるリスク生起及び拡散リスクの頻度を考慮するために用いることができる。本研究では、保障措置及びセキュリティに対するリスク評価手法について議論し、不確実な条件下での施設の誤使用に対する意図的な行為に対して適用可能なリスク概念について調べる。マルコフモデルを用いた核拡散リスク解析、ゲームモデルを用いたけん制効果、及びファジー最適化による設計の最適化について適用化検討を行い、保障措置におけるリスク及び不確実性解析の可能性について調べる。
鈴木 美寿; 寺尾 憲親
no journal, ,
核セキュリティ上の脅威に対応するリスク評価研究として、核物質防護システムのタイムライン評価やダーティボム等の事案発生時の被害評価等のほかに、統計的有意差検定,ベイズ検定,不確実解析,ゲーム理論等、国内外のリスク評価事例を概観し、原子力施設の核セキュリティ確保策への適用性について検討したので報告する。
寺尾 憲親; 鈴木 美寿
no journal, ,
原子力施設における核物質防護システムの有効性評価において、検知機器の測定誤差や人為的なミスなど不確定な点が多く、システム有効性は確率分布を持つとして取り扱う必要がある。本研究では、仮想の原子力施設を設計し、妨害確率の要素が確率分布を持つとした際のセキュリティリスク評価を試みた。
寺尾 憲親; 鈴木 美寿
no journal, ,
核セキュリティの観点からのリスク評価を行うことが必要である。本研究では核物質防護におけるリスクの要素の一つである妨害確率に着目した。仮想の原子力施設の妨害確率()のリスク評価は、サンディア国立研究所(SNL)で開発された最悪シーケンスを防ぐ見積もり(EASI)の考え方を参考とした。核セキュリティのリスク評価の新たな試みとして、EASIで考慮されていない検出確率及び伝達確率の変動を、正規乱数によって確率分布として表現した。これらの確率分布から仮想の原子力施設における妨害確率の確率分布を求めた。
鈴木 美寿; 寺尾 憲親
no journal, ,
原子力施設における核セキュリティ確保のために措置される、航空機衝突、スタンドオフ攻撃等の外部テロ行為への備えと、立入防止用フェンスや監視カメラ等を設置する核物質防護措置の備えとは、どういう関係で原子力施設の核セキュリティリスクを低減しているのかについて検討したので報告する。
鈴木 美寿; 寺尾 憲親
no journal, ,
原子力施設における核セキュリティ評価手法の開発として、ランダム事象に起因したマルコフモデル手法を用いた核セキュリティリスク評価を行っている。セキュリティ事象の発生にかかわる専門家判断を交えた総合評価について、米国の事例をもとに考察する。
寺尾 憲親; 鈴木 美寿
no journal, ,
敵対者の攻撃の可能性(P)は、核セキュリティでは攻撃が行われることを仮定した確率1としてリスク評価で使用される。アメリカのオープンソースのテロ事件のデータベース、Global Terrorism Database(GTD)の日本におけるテロ事件のデータから、日本の原子力施設に対するPの表現を試みる。
寺尾 憲親; 鈴木 美寿
no journal, ,
内部脅威者の原子力施設に対する悪意のある行為(サボタージュや盗取)から生じる核セキュリティ上のリスクを評価することは、原子力施設全体の安全性を評価する上で重要である。今回、内部脅威者によってもたらされるリスクを考察・評価し、リスクの評価手法を考案した。
鈴木 美寿; 寺尾 憲親
no journal, ,
原子力発電所の核セキュリティリスク評価を、核物質防護対策のみならず、原子力発電所の設計及び被害最小化対策を考慮して行う方法論について検討した。過去の米国の事例にマルコフモデルを取り入れ、核セキュリティにおける確率論的リスク評価の適用を行った。
寺尾 憲親
no journal, ,
内部脅威による原子力施設の核セキュリティ上のリスクへの影響を考える。これまで構築した内部脅威者によるサボタージュ事案における原子力施設の防護性能の評価手法を発展させ、仮想施設での事案に適用した。