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森 浩一; 並河 一道*; 小山 泰城*; 安藤 正海*
Japanese Journal of Applied Physics, 32(Suppl.32-2), p.323 - 325, 1993/00
磁気的なX線の共鳴散乱には、磁気旋光性が付随している。試料に入射する直接偏光X線を右回り円偏光と左回り円偏光X線の和として考えた場合、散乱後にそれぞれの円偏光の振幅と位相に差が生じると、はじめの直線偏光の向きから傾いた主軸を持つ楕円偏光X線になる。この様な現象は、回折X線においては、X線磁気カー効果として観測される。双極子近似の下では、回転の大きさは電子非占有準位のスピン偏極度のエネルギー微分値に比例する。測定は、ポーラライザー、電磁石、アナライザーを搭載した2軸回折計で行った。水平面内で直線偏光した放射光X線をポーラライザーにより45°直線偏X線とし、入射光とした。希土類強磁性体ガドリニウムのL, L吸収端近傍での回転の様子は、およそ理論から予想される結果と一致した。しかし、L吸収端の5eV低エネルギー側には、予想されない回転が現われ、新たな研究課題を得た。
森 浩一; 並河 一道*; 小山 泰城*; 安藤 正海*
Photon Factory Activity Report, P. 374, 1992/00
X線共鳴交換散乱には、磁気旋光性が付随する。これは、X線磁気カー効果と呼ばれ、生じる回転(偏光主軸の回転)は、X線磁気カー回転と名付けることができる。入射X線に45直線偏光放射光X線を用いた、X線磁気カー回転測定システムを開発した。そのデザインと性能について報告する。また、初めて測定された、希土類強磁性体ガドリニウムの吸収端における回転スペクトルを示した。測定結果は、予想とよく一致した。