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論文

IAEA保障措置の強化と合理化について; 未申告活動の検知手段を持つ保障措置体制

小山 謹二

原子力工業, 41(5), p.34 - 39, 1995/00

イラク問題発生後、IAEA理事会は、現行の保障措置体制には未申告活動の検知手段が組み込まれていないことを認め、対抗手段として設計情報の早期提出、原子力関連機器の輸出報告、そして特別査察の実施等強化措置の採用を承認し、併せて、現状の保障措置の合理化を強く要請し、1995年3月理事会に具体的な施策を報告するよう要請した。未申告活動の有効な検知手段を導入し、有効性を保ちながら現行の保障措置を簡略化し、保障措置に係わる費用対効果を改善する手段を開発するため、IAEAは保障措置の強化と合理化に関する計画、93+2プログラムを起こし、加盟各国の協力の下に実証試験を行っている。この報告は、93+2プログラムの下で進められている保障措置の強化と合理化を図る手段の概要を紹介し、近い将来導入が予想される、未申告活動の検知手段を備えた、新たな保障措置体制について概説している。

論文

CASDACの信頼性試験,II

山本 洋一; 小山 謹二

第15回核物質管理学会日本支部年次大会論文集, 0, p.176 - 182, 1994/10

平成3年1月、日本原子力研究所と米国軍備管理軍縮庁との間で遠隔監視技術の信頼性試験に関する研究協定が締結された。本試験の目的は、原研の開発したCASDACと米国サンディア国立研究所(SNL)が開発したタンパー防護センサーから成る統合遠隔監視システムの信頼性を評価し、システムの動作特性を調べることであった。試験は1992年5月から1993年3月まで4段階に分けて実施された。最終段階は6ヵ月間の信頼性試験で、SNLで約300回センサーを作動させそれをCASDACシステムが遠隔監視した。試験終了後、SNLにおける全ての記録と原研で監視したデータの記録とを比較、評価した。その結果、両者の記録間には若干の不一致があったが、それらは全て説明のつくものであった。また、試験期間中CASDACに故障はなく、安定して動作した。これらのことからCASDACシステムは信頼性のあるプロトタイプの遠隔監視システムとして有効であることがわかった。

報告書

CASDAC system, on-site multiplexer; User's guide

山本 洋一; 小山 謹二

JAERI-M 93-055, 43 Pages, 1993/03

JAERI-M-93-055.pdf:0.85MB

保障措置及び核物質防護の一環としてCASDAC(封じ込め/監視データ認証通信)システムを開発した。本システムは核物質の保全状況及び保障措置状況の検認を行うための自動遠隔監視システムである。このシステムは2つのサブシステムからなり、1つは中央監視センター、他の1つは施設サブシステムである。本報告書は、施設サブシステムを構成している機器類を統括・制御し、かつ中央監視センターとの通信を行っているオンサイト・マルチプレクサ(OSM)について、その概要及び使用方法についてまとめたものである。なお、本研究はJASPASの一環(JA-1)として実施したものである。

報告書

CASDAC system, data terminal equipment; User's guide

山本 洋一; 小山 謹二

JAERI-M 93-054, 19 Pages, 1993/03

JAERI-M-93-054.pdf:0.45MB

保障措置及び核物質防護の一環としてCASDAC(封じ込め/監視データ認証通信)システムを開発した。本システムは核物質の保全状況及び保障措置状況の検認を行うための自動遠隔監視システムである。このシステムは2つのサブシステムからなり、1つは中央監視センター、他の1つは施設サブシステムである。本報告書は、施設サブシステムを構成している機器類のうち、中央監視センターとの間でメッセージ伝送を行うためのデータ端末装置(DTE)について、その概要及び使用方法についてまとめたものである。なお、本研究はJASPASの一環(JA-1)として実施したものである。

報告書

CASDAC system, monitoring unit; User's guide

山本 洋一; 小山 謹二

JAERI-M 93-053, 17 Pages, 1993/03

JAERI-M-93-053.pdf:0.41MB

保障措置及び核物質防護の一環としてCASDAC(封じ込め/監視データ認証通信)システムを開発した。本システムは核物質の保全状況及び保障措置状況の検認を行うための自動遠隔監視システムである。このシステムは2つのサブシステムからなり、1つは中央監視センター、他の1つは施設サブシステムである。本報告書は、施設サブシステムを構成している機器類のうち、C/Sセンサの情報を連続監視しているモニタリング・ユニット(MU)について、その概要及び使用方法についてまとめたものである。なお、本研究はJASPASの一環(JA-1)として実施したものである。

報告書

Upgraded RECOVER system; CASDAC system

山本 洋一; 小山 謹二

JAERI-M 92-026, 21 Pages, 1992/03

JAERI-M-92-026.pdf:0.82MB

保障措置及び核物質防護の一環としてCASDAC(封じ込め/監視データ認証通信)システムを開発した。このシステムはRECOVERシステムとTRANSEAVERシステムを基に改良RECOVERシステムとして設計製作された遠隔監視システムである。本システムは2つのサブシステムからなり、1つは中央監視センター、他の1つは施設サブシステムである。両サブシステム間の通信は公衆電話回線網を使用しているので、盗聴等の防止のために通信データを暗号化している。施設サブシステムには無人運転時のデータ保護対策や動作の信頼性を高める工夫が施してある。また、システムプログラムは移植性を考慮して作成された。本報告書は、CASDACシステムの概要及び性能試験について述べたものである。なお、本研究はJASPASの一環(JA-1)として実施したものである。

論文

Feasibility study of laser spectrometry for measuring uranium enrichment in gaseous UF$$_{6}$$

小田 哲三; 小山 謹二; 高橋 伸一*

Proc. of the 4th Int. Conf. on Facility Operations-Safeguards Interface, p.303 - 306, 1992/00

遠心分離ウラン濃縮プラントカスケードエリアに対する濃縮度遠隔測定技術の可能性を実証するため、UF$$_{6}$$赤外レーザー分光法に関する研究を行った。濃縮度0.72,40.8,93.1%においてUF$$_{6}$$の赤外吸収スペクトルを測定し、さらにスペクトルシミュレーション手法を開発しこれを実測スペクトルと比較することによりその有効性を検証した。本研究の結果から、赤外レーザー分光法によるUO$$_{6}$$濃縮度測定技術のフィジビリティが確認された。

報告書

DATA-POOL: A Direct-access data base for large-scale nuclear codes

山野 直樹*; 小山 謹二; 内藤 俶孝; 南 多善*

JAERI-M 91-201, 171 Pages, 1991/12

JAERI-M-91-201.pdf:3.41MB

直接編成ファイルを用いたデータベースDATA-POOLを大型原子力コードのために開発した。データは簡単なノード名の指定によって格納・検索される。DATA-POOL処理パッケージはFORTRAN-77言語で作成されている。保守管理ユーティリティPOOLも併せて用意されている。DATA-POOLの典型的な応用例として、放射線遮蔽安全解析コードシステムRADHEAT-V4への適用を示した。DATA-POOLを他のシステムに適用する為の多くの使用例及びエラーメッセージについても述べている。本報告書はDATA-POOLの使用手引書である。

論文

Feasibility study of laser spectrometry for measuring uranium enrichment in gaseous UF$$_{6}$$

小田 哲三; 高橋 伸一*; 小山 謹二

Transactions of the American Nuclear Society, 61(SUPPL.1), p.44 - 45, 1991/10

遠心分離ウラン濃縮プラントカスケードエリアに対する濃縮度遠隔測定技術の可能性を実証するため、UF6赤外レーザー分光法に関する研究を行った。濃縮度0.72、40.8、93.1%においてUF$$_{6}$$の赤外吸収スペクトルを測定し、さらにスペクトルシミュレーション手法を開発しこれを実測スペクトルを比較することによりその有効性を検証した。本研究の結果から、赤外レーザー分光法によるUF$$_{6}$$濃縮度測定技術のフィジビリティが確認された。

論文

CASDACシステムの信頼性試験,I

小山 謹二; 山本 洋一

第12回核物質管理学会年次大会論文集, p.151 - 158, 1991/06

保証措置及び核物質防護の一環として、日本原子力研究所はCASDAC(Containment And Surveillance Data Authenticated Communication)システムを開発した。このシステムは、米国軍備管理軍縮庁との間で遠隔監視技術の信頼性試験を共同で実施するのに用いられる。試験は、国際公衆電話回線を使用し、米国サンディア研究所に設置した施設監視機器で収集するセンサー情報等を日本原子力研究所に設置する中央監視センターで収録し、解析する事により行う。そして、CASDACシステムの動作特性を調べ、その機能を検証し、信頼性のある有効な自動遠隔監視技術の確立に資することを目的とする。本報告では、CASDACシステム及び共同実験計画の概要を紹介している。

論文

Demonstration of NDA and C/S techniques; Basis for NDA measurement

小山 謹二; R.Abedin-Zadeh*; K.Murakami*

3rd Regional Training Course on State Systems of Accounting for and Control of Nuclear Material, 15 Pages, 1991/00

核物質の非破壊測定(NDA)及び封じ込め・監視(c/s)に関する技術は保障措置上の重要な技術である。国内計量管理に関する第3回SSACトレーニングコースの一環として、現在IAEAで使用しているNDA及びc/s機器のデモンストレーションを行い、その利用法と動作原理を紹介する。NDA測定の基礎では、放射線の特性を紹介するとともに、NDAによるウランの濃縮度測定、プルトニュームの同位体比測定、及びサンプル中のプルトニューム量の測定についてその原理をまとめた紹介する。

論文

廃棄物に含まれる核物質の保障措置終了に関する基準案作成のためのコンサルタント会合に参加して

小山 謹二

核物質管理センターニュース, 18(10), p.1 - 5, 1989/10

IAEAは廃棄物に含まれる核物質の保障措置終了に関する基準案を策定するために、1989年6月コンサルタント会合を開催した。この報告は、コンサルタント会合における各国(8ケ国とユーラトム)の意向と討議の概要をまとめたものであり、別添として、コンサルタント合意の下に作成したIAEAへの答申(再処理施設において発生する廃棄物の保障措置終了に関する技術的基準案)の仮訳を添付している。

報告書

RADHEAT-V4; A code system to generate multigroup constants and analyze radiation transport for shielding safety evaluation

山野 直樹*; 南 多善*; 小山 謹二; 内藤 俶孝

JAERI 1316, 307 Pages, 1989/03

JAERI-1316.pdf:8.41MB

中性子と光子の輸送解析を精度よく行い遮蔽安全性を評価するためのモジュール化された計算コードシステムRADHEAT-V4を開発した。このシステムは、多群の中性子と光子断面積セットを作成するモジュール、中性子と光子の輸送現象を解析するモジュール及び原子炉や遮蔽体内の放射線による原子のはじき出しやエネルギーの蓄積を計算するモジュールからなる。放射線束の角度分布を精度良く評価するための新しい方法を開発し、このコードシステムに用いた。この結果、本コードは核分裂炉や核融合炉の遮蔽問題を精度良く評価するのに使用できること、また非等方性線源や一方向に強い漏出を有する媒質中の角度束について、従来問題となっていた、負の値を発生したり振動したりする現象が発生しないことが分かった。本報告書はRADHEAT-V4の使用手引書でもある。

論文

TRANSEAVERシステムの実証試験

山本 洋一; 小山 謹二

第9回核物質管理学会年次大会論文集, 6 Pages, 1988/00

TRANSEAVERシステムは、海上輸送中の核物質の物理的保全を確保する手段を実証するためのもので、監視機能と通信機能を合わせ持つ遠隔総合監視システムである。本システムの実証試験は、北太平洋・日米航路航海中の船舶に設置した船上システムと日本原子力研究所東海研究所に設置した地上制御センターとを国際海事衛星通信網INMARSATで結び行った。この実証試験の結果より、当システムが設計目標として組込んだ諸機能を十分満足していることが確認できた。

論文

Effect of Fe-56 anisotropic scattering on neutron penetration

山野 直樹; 小山 謹二; 川合 将義*

Journal of Nuclear Science and Technology, 20(5), p.435 - 438, 1983/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.29(Nuclear Science & Technology)

$$^{5}$$$$^{6}$$Feの27.67keV付近の分離共鳴における非等方散乱による中性子透過への影響を調べた。弾性散乱の角度依存性はBlatt-Biedenharnの手法により計算している。中性子透過計算は$$^{5}$$$$^{6}$$Feの50cm半径の球体系を一次元Sn計算コードにより行った。計算手法として、正しい角度依存性の取扱いと、超微細群定数の使用により、有限項Legendre函数展開及び共鳴自己遮蔽効果の誤差を除いている。透過中性子スペクトル及び3種類の検出器反応率を計算した。その結果、18cm透過による中性子は非等方性を考慮しても高々2%しか増加せず、共鳴領域の散乱の非等方性は中性子透過にほとんど影響しない事が示された。

報告書

Verification of Core-Fuel Inventory of a Fast Critical Facility by Monitoring Reactor Physics Parameters

大部 誠; 小山 謹二; 黒井 英雄

JAERI-M 82-153, 23 Pages, 1982/11

JAERI-M-82-153.pdf:1.48MB

保障措置の問題に関して、高速炉臨界実験装置の炉心装荷燃料インベントリーを実験的に検証するための技術的可能性を検討した。本目的のために、プルトニウム燃料装荷の試験領域を有するFCAVIII-1集合体を使用した。炉心からのプルトニウム燃料の転用を模擬する6種の装荷様式を選び、検証試験に供した。炉心から移動したプルトニウム燃料は約3.5~5.8Kgである。検証法は、プルトニウム燃料を移動したことにより生ずる核分裂率と$$beta$$/lの変化を監視する事に依っている。核分裂率は、炉心内に設置した100個の$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{9}$$Pu核分裂計数管と多計数管掃引装置を用いた核分裂計数管法により測定し、一方、$$beta$$/lは2個のヘリウム-3計数管を用いる出力雑音解析法により測定した。検証実験の結果、核分裂率及び$$beta$$/l監視システムは炉心からの移動プルトニウム量を正しく検知している。以上から、本監規システムの使用により炉心装荷燃料インベントリーの検証が可能であるとの結論を得た。

報告書

ENDLを用いたアクチニド核種の高速炉用25群断面積セットの作成

向山 武彦; 小山 謹二; 黒井 英雄

JAERI-M 8310, 124 Pages, 1979/06

JAERI-M-8310.pdf:3.65MB

Evaluated Nuclear Data Library(ENDL)をソース・データとして、アクチニド28核種についての高速炉用25群断面積セットを作成した。対象とした核種は、Th-232、V-233、-234、-235、-236、-237、Pu-238、-239、-240、-241、-242、-243、Cm-242,-243,-244、-245、-246、-247、-248、Bk-249、Cf-249、-250、-251、-252、-252および擬似核分裂生成物1種である。

報告書

ORIGEN-JR: A Computer Code for Calculating Radiation Sources and Analyzing Nuclide Transmutations

小山 謹二; 山野 直樹; 宮坂 駿一

JAERI-M 8229, 62 Pages, 1979/05

JAERI-M-8229.pdf:1.51MB

使用済燃料などの輸送容器、再処理工程における線源評価コードを開発した。同位体元素の生成、消滅計算はORIGENで行なっている。遮蔽詳細設計に必要な中性子エネルギースペクトルについては自発核分裂中性子源及び任意のアクチニド核種を軽元素との($$alpha$$、n)反応による寄与が計算できる。そのため角度依存($$alpha$$、n)断面積は統計模型を用いた計算により8核種($$^{9}$$Be、$$^{1}$$$$^{0}$$B、$$^{1}$$$$^{1}$$B、$$^{1}$$$$^{3}$$C、$$^{1}$$$$^{4}$$N、$$^{1}$$$$^{7}$$O、$$^{1}$$$$^{8}$$O、$$^{1}$$$$^{9}$$F)についてデータライブラリーを作成した。ORIGENで用いらている炉内中性子スペクトル指標の他に、各反応別の一群断面積の使用を可能として、より正確な燃焼条件を取扱える。遮蔽計算コードQAD-P5,ANISN-JR,DOT-IIIの線源入力形式に一致した線源データを与えることが可能である。

報告書

Sensitivity Analysis for Actinide Production and Depletion in Fast Reactors

三谷 浩; 小山 謹二; 黒井 英雄

JAERI-M 8133, 47 Pages, 1979/02

JAERI-M-8133.pdf:1.67MB

高速炉におけるアクチノイド核種の生成と消滅に関する感度解析を行うために、時間依存の一般化摂動法と固有値法を結合して、感度係数を計算する数学的方法を改良し簡単化した。アクチノイド核種の生成崩壊の基本方程式および随伴方程式の解法に固有値法を適用し、その有効性を数値的に確認した。この方法では循環形式の崩壊系列を複素固有値によって解釈できる。1,000MWe高速炉について感度解析を行い、感度係数が用いるPu燃料の種類に強く依存し、また、捕獲断面積、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$Uの(n,2n)断面積$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{1}$$Puの$$beta$$崩壊および$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{2}$$Cmの$$alpha$$崩壊定数の感度係数が特に大きいことを明らかにした。これらの感度解析から、$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{1}$$Pu、$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{2}$$Cmの崩壊定数、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Np、$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{1}$$Am、$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{3}$$$$^{A}$$m、$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{2}$$Puの捕獲断面積、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Np$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{1}$$Am、$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{2}$$$$^{m}$$Am、$$^{2}$$$$^{4}$$$$^{2}$$Puの核分裂断面積の優先順位が高いことを示した。

論文

Method of calculation for anisotropic transmission problems by S$$_{N}$$-transport code

山野 直樹*; 小山 謹二; 南 多善*

Journal of Nuclear Science and Technology, 16(12), p.919 - 922, 1979/00

 被引用回数:8

放射線の非等方透過問題にS$$_{N}$$輸送計算法を適用した場合、角度線束が負値となる場合がある。その原因の二つは、有限Legendre展開法による角度依存断面積及びS$$_{N}$$輸送計算の散乱線源のFitting errorである。これらの原因を除去するために、Legendre展開法を用いない新しいアルゴリズムによる一次元S$$_{N}$$輸送計算コードDIACを開発した。本研究は有限Legendre展開法によって生じる誤差を定量的に評価し、DIACに用いた新しい手法の適用性評価を目的としている。種々の計算結果より、本研究で用いた手法は非等方場における角度線束を正しく評価し、有限Legendre展開法によって生じる角度線束の振動及び負値を除去する事が示された。強い非等方線源あるいは、ストリーミングを持った体系の解析に、本研究で用いた手法は正しい角度線束を与える有効な方法である。

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