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加藤 敬*; 鈴木 和則*; 池田 孝夫*; 久保 美和*; 小島 秀蔵*; 斉藤 達也*
PNC TJ1218 92-003, 90 Pages, 1992/05
TRU廃棄物は、処理、貯蔵及び処分時の負担を極力軽減するため、区分管理を行うことが望まれており、廃棄物中のTRU核種を精度よく効率的に測定評価する技術の確立が不可欠となってきた。本技術開発では、上記目的に対応してPWTFから排出される主要な廃棄物の一つである金属鋳塊のTRU濃度を合理的に測定する方法を確立するための研究の一環としてのコールド試験を実施した。分析方法は、昨年度人工鉱物の分析にはICP-MS法及び、金属の分析に適していると判断されたレーザー気化導入法、グロー放電質量分析法を採用した。ICP-MS法の場合、分析試料を直接導入した場合には満足する測定下限界を得ることはできないが、TRU核種を分離、濃縮することにより目標とする分析下限界を得ることができた。レーザー気化ガス導入法、グロー放電質量分析法は分析時間が比較的短く且つ、いずれも満足する測定下限界を達成できることが確認できたが、分析範囲がスポットであるため、分析サンプルから全体のインベントリーを評価しようとした場合に問題がありかつ、分離、濃縮法を用いたICP-MS分析法よりも分析下限界が大きい。結論として、PWTFに導入すべき分析方法は人工鉱物の分析にも適していると評価されているICP-MSであると判断した。なお、破壊分析では非破壊分析により得られるキー核種の量と非破壊分析では測定が困難な核種の比率を調査することを目的としおり、必ずしも試料全体の核種量を把握することを目的とはしていないとの立場をとっているが、この意味で非破壊分析法の開発が重要な鍵となり得る。
鈴木 泰博*; 三原 茂*; 小島 秀蔵*; 加藤 敬*; 高野 雅人; 若山 良典; 伊香 修二
no journal, ,
再処理施設から発生する硝酸塩含有廃液については、硝酸イオンを窒素に分解し、炭酸塩等の無害な塩に変換処理することが望ましい。模擬廃液として80,000mg-NO/L硝酸ナトリウム溶液を対象に、還元剤を用いた硝酸イオンの触媒分解試験を実施し、本技術の基本的な適用性を確認できた。