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論文

Bayesian sparse modeling of extended X-ray absorption fine structure to determine interstitial oxygen positions in yttrium oxyhydride epitaxial thin film

熊添 博之*; 五十嵐 康彦*; Iesari, F.*; 清水 亮太*; 小松 遊矢*; 一杉 太郎*; 松村 大樹; 齋藤 寛之*; 岩満 一功*; 岡島 敏浩*; et al.

AIP Advances (Internet), 11(12), p.125013_1 - 125013_5, 2021/12

 被引用回数:2 パーセンタイル:7.86(Nanoscience & Nanotechnology)

This letter presents a Bayesian sparse modeling method to analyze extended X-ray absorption fine structure (EXAFS) data with basis functions built on two-body signals. This method allows us to evaluate regression coefficients proportional to the radial distribution functions of the respective elements and their errors and is very effective for analysis of EXAFS with weak absorption intensity and severe signal-to-noise ratio. As an application example, we used it to analyze EXAFS of an yttrium oxyhydride (YO$$_{x}$$H$$_{y}$$) epitaxial thin film. This EXAFS data shows weak absorption intensity due to the small amount of X-ray absorption in the thin film sample. However, this approach revealed that the radial distance ratio of the second neighbor yttrium to the first neighbor oxygen coincides with that of a tetrahedral configuration. This result demonstrates that the interstitial oxygen position is tetrahedral in the YO$$_{x}$$H$$_{y}$$ thin film.

論文

Thermally altered subsurface material of asteroid (162173) Ryugu

北里 宏平*; Milliken, R. E.*; 岩田 隆浩*; 安部 正真*; 大竹 真紀子*; 松浦 周二*; 高木 靖彦*; 中村 智樹*; 廣井 孝弘*; 松岡 萌*; et al.

Nature Astronomy (Internet), 5(3), p.246 - 250, 2021/03

 被引用回数:43 パーセンタイル:96.93(Astronomy & Astrophysics)

2019年4月「はやぶさ2」ミッションは、地球に近い炭素質の小惑星(162173)リュウグウの人工衝撃実験を成功させた。これは露出した地下物質を調査し、放射加熱の潜在的な影響をテストする機会を提供した。はやぶさ2の近赤外線分光器(NIRS3)によるリュウグウの地下物質の観測結果を報告する。発掘された材料の反射スペクトルは、表面で観測されたものと比較して、わずかに強くピークがシフトした水酸基(OH)の吸収を示す。これは、宇宙風化や放射加熱が最上部の表面で微妙なスペクトル変化を引き起こしたことを示している。ただし、このOH吸収の強度と形状は、表面と同様に、地下物質が300$$^{circ}$$Cを超える加熱を経験したことを示している。一方、熱物理モデリングでは、軌道長半径が0.344AUに減少しても、推定される掘削深度1mでは放射加熱によって温度が200$$^{circ}$$Cを超えて上昇しないことが示されている。これは、リュウグウ母天体が放射加熱と衝撃加熱のいずれか、もしくは両方により熱変化が発生したという仮説を裏付けている。

論文

Neutron diffraction study of hydrogen site occupancy in Fe$$_{0.95}$$Si$$_{0.05}$$ at 14.7 GPa and 800 K

森 悠一郎*; 鍵 裕之*; 柿澤 翔*; 小松 一生*; 市東 力*; 飯塚 理子*; 青木 勝敏*; 服部 高典; 佐野 亜沙美; 舟越 賢一*; et al.

Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 116(6), p.309 - 313, 2021/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Mineralogy)

地球のコアは、対応する圧力温度条件下で純鉄よりも密度が10%低いため、いくつかの軽元素を含んでいると考えられている。水素はその有力候補であるため、これまで主にFe-H系の相平衡関係や物性が調べられてきた。この研究では、14.7GPaおよび800Kでのhcp-Fe$$_{0.95}$$Si$$_{0.05}$$水素化物の重水素のサイト占有率を調べるために、その場中性子回折実験によりFe-Si-Hシステムを具体的に調べた。リートベルト解析の結果、hcp-Fe$$_{0.95}$$Si$$_{0.05}$$水素化物はhcp格子の格子間八面体サイトにのみ重水素(D)が0.24(2)占有することが判明した。Feに2.6wt%Siを添加する(つまりFe$$_{0.95}$$Si$$_{0.05}$$)ことによるDのサイト占有率への影響は、Fe-D系の先行研究で得られた結果と比較して無視できる程度であった(Machida et al., 2019)。

論文

The Surface composition of asteroid 162173 Ryugu from Hayabusa2 near-infrared spectroscopy

北里 宏平*; Milliken, R. E.*; 岩田 隆浩*; 安部 正真*; 大竹 真紀子*; 松浦 周二*; 荒井 武彦*; 仲内 悠祐*; 中村 智樹*; 松岡 萌*; et al.

Science, 364(6437), p.272 - 275, 2019/04

 被引用回数:259 パーセンタイル:99.73(Multidisciplinary Sciences)

小惑星探査機はやぶさ2のターゲット天体であるリュウグウは、始原的な炭素質物質で構成されていると考えられている。はやぶさ2に搭載された近赤外分光計(NIRS3)によって、天体の表面組成を得た。天体全体の観測で、弱く細い吸収が2.72ミクロンに確認され、OHを含む鉱物の存在を示している。弱いOH吸収と低いアルベドは熱やショックによって変質を受けた炭素質コンドライトに似ている。OHバンドの位置はほとんど一定であり、衝撃片の集合によって形成されたリュウグウは組成的に均質であることを示している。

論文

NIRS3; The Near Infrared Spectrometer on Hayabusa2

岩田 隆浩*; 北里 宏平*; 安部 正真*; 大竹 真紀子*; 荒井 武彦*; 荒井 朋子*; 平田 成*; 廣井 孝弘*; 本田 親寿*; 今栄 直也*; et al.

Space Science Reviews, 208(1-4), p.317 - 337, 2017/07

 被引用回数:54 パーセンタイル:71.62(Astronomy & Astrophysics)

C型小惑星リュウグウを目指す小惑星探査機ハヤブサ2に搭載された近赤外分光計NIRS3は1.8から3.2ミクロンまでの感度を持つ。NIRS3は小惑星の反射スペクトルを計測することで、3ミクロンバンドに現れる水に起因する吸収を検出することを目的としている。InAsフォトダイオードリニアイメージセンサと188Kでの動作を可能とする受動冷却システムによって、本分光計は十分な感度とダークノイズを達成できる。NIRS3フライトモデルは打ち上げ前に地上で性能評価実験が行われ、小惑星表面の水質変成度を決定できるだけのSN比があることが確認された。小惑星表面の計測では、小惑星の熱変性度や、炭素質コンドライトとの対応関係を明らかにできるだろう。

論文

${it Ex-situ}$ and ${it in-situ}$ X-ray diffractions of corrosion products freshly formed on the surface of an iron-silicon alloy

鈴木 茂*; 松原 英一郎*; 小松 卓哉*; 岡本 吉則*; 蟹江 澄志*; 村松 淳司*; 小西 啓之; 水木 純一郎; 早稲田 嘉夫*

Corrosion Science, 49(3), p.1081 - 1096, 2007/03

 被引用回数:32 パーセンタイル:80.42(Materials Science, Multidisciplinary)

鉄鋼材料の腐食生成物の形成過程を明らかにするために、純鉄及びFe-2%Si合金の表面に湿潤状態で生じた腐食生成物を採取し、放射光によるX線回折実験を行った。NaCl水溶液によって純鉄表面に生じた湿潤腐食生成物の外周部には$$gamma$$-FeOOHが、内部には$$gamma$$-FeOOHのほか、$$alpha$$-FeOOH, Fe$$_{3}$$O$$_{4}$$が含まれている。これと比較して、Fe-Si合金の場合は$$beta$$-FeOOHの生成が著しい。実験ではFe-Si合金の腐食に対する硫酸イオンの影響についても調べた。また実験室のX線回折計で純鉄,Fe-Si合金の乾湿繰返し過程での腐食生成物の形成をその場観察した。その結果は先の放射光による${it Ex-situ}$実験の結果と一致している。

論文

Gated multiple-sampling and tracking proportional chamber; New detector system for nuclear astrophysical study with radioactive nuclear beams

橋本 尚志; 石山 博恒*; 石川 智子*; 川村 隆史*; 中井 浩二*; 渡辺 裕*; 宮武 宇也; 田中 雅彦*; 渕 好秀*; 吉川 宣治*; et al.

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 556(1), p.339 - 349, 2006/01

 被引用回数:33 パーセンタイル:89.07(Instruments & Instrumentation)

三次元の飛跡検出型の比例ガス検出器を開発した。ゲーティンググリッドの採用により、4$$times$$10$$^4$$個/秒の荷電粒子入射に対しても安定な性能を持続できる。ほぼ100$$%$$の検出効率を持つので、ビーム強度の弱い短寿命核ビームによる天体核反応率の測定実験に最適な検出器である。

論文

The U 5f states in the heavy fermion uranium compound UPd$$_{2}$$Al$$_{3}$$, studied by resonant and X-ray photoelectron spectroscopy

藤森 伸一; 斎藤 安治*; 関 雅晴*; 田村 好司*; 水田 宗徳*; 山木 健一郎*; 佐藤 健*; 岡根 哲夫; 田中 順章*; 佐藤 憲昭*; et al.

Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 101-103, p.439 - 442, 1999/00

 被引用回数:4 パーセンタイル:22.57(Spectroscopy)

UPd$$_{2}$$Al$$_{3}$$におけるU5f電子状態を調べるために、UPd$$_{2}$$Al$$_{3}$$に対するX線光電子分光実験及びU$$_{x}$$La$$_{1-x}$$Pd$$_{2}$$Al$$_{3}$$に対する共鳴光電子分光実験を行い、得られたスペクトルとバンド計算結果の比較を行った。X線光電子スペクトルでは、特にフェルミ準位付近の構造がバンド計算によって良く再現されており、スペクトルを理解する上において、バンド計算が良い出発点であることが示された。一方の共鳴光電子スペクトルは、実験と計算でスペクトル構造が全く異なっており、さらにウラン原子をランタン原子によって置換を行ったU$$_{x}$$La$$_{1-x}$$Pd$$_{2}$$Al$$_{3}$$においても、スペクトル構造には変化が見られなかった。これらの実験結果は、共鳴光電子スペクトルがU5f電子の局在的な情報を反映しており、一方のX線光電子スペクトルはU5f電子の遍歴的な性質を反映していることを示している。

報告書

核融合実験炉の概念設計; 安全性の解析・評価

関 泰; 高津 英幸; 飯田 浩正; 真木 紘一*; 小川 益郎; 野口 宏; 村田 幹生; 小澤 義弘*; 伊東 新一*; 岡崎 隆司*; et al.

JAERI-M 91-126, 511 Pages, 1991/08

JAERI-M-91-126.pdf:12.54MB

核融合実験炉としての基本的構成が類似しているFER/ITERを対象に、安全性の解析と評価を行った。安全性の検討の仕方としては、まず、安全設計の考え方を明確にし、次に、運転状態、すなわち、通常運転時、分解修理時、事故時に分けて、解析・評価した。特に、通常運転時においては、トリチウム及び放射化生成物量の評価を、分解修理においてはトリチウム放出量の評価を、事故時においては冷却水喪失事故・真空破断事故・電源喪失事故の事故シナリオの検討を、それぞれ行った。また、安全に関する法規・基準を付加し、全体として、核融合実験炉の安全性を一通り概観できるようにした。

報告書

安全設計の合理性評価用データベースの開発,3

小松 一郎*; 太田 修一*

PNC TJ2164 88-002, 467 Pages, 1988/04

PNC-TJ2164-88-002.pdf:9.82MB

本研究はValue Impact Analysis(VIA)法による安全設計の合理性評価法の開発研究の一環として昭和60年度より実施されている。本年度は、前年度委託研究「安全設計の合理性評価用データベースの開発(II)」において作成したデータベース(SEDB:Safety Evaluation Data Base)およびプラントシステム価値解析コードの使用経験をもとにして、本コードの改修、機能追加をおこなうとともに、SEDBデータの再検討をおこなった。又、本コードの有用性を確認することを目的としてVIA問題への適用を試みた。前年度開発したプラントシステム価値解析コードは、基準プラントの価値データをもとにしてシステムの変更によるプラントの価値変動をスケーリング則により解析するものである。本年度は本コードに対して、エスカレーションと建中利子計算機能および価値データの不確かさの導入とその処理機能を追加し、入力データ省力化のための改良とともに出力(特に図表示)の改良を行った。また、スケーリング計算については、システム価値の要素(Equipment、Labor、Material)毎に独立したスケーリング則が選択出来、又同一計算時に複数のスケーリング則を適用しそれらの平均を計算し得る様に改修した。SEDBについては、スケーリング則データファイルを上記コードの改修に応じて改造すると共に、相関式の選択を半自動化した。またプラントシステムの仕様等を表す指標データに関しては前年度設定した基準プラントの技術仕様、プラント配置、構造の調査を進め、原子炉系および建屋システム指標データの補充、修正をおこない、他システム指標データの追加をおこなった。本研究の目標であるVIA問題への適用の一例として、安全性に係わるシステム(主として崩壊熱除去系)の代替案を作成し、これに対してVIAを試みた。その結果いくつかの改良すべき点はあるものの、本コードはVIAの解析手段として有用であることが確認された。

報告書

安全設計の合理性評価用データベースの開発,2

小松 一郎*; 遠藤 寛*; 大田 修一*; 白川 典幸*

PNC TJ2164 87-005, 423 Pages, 1987/04

PNC-TJ2164-87-005.pdf:9.45MB

本研究はValueImpactAnalysis(VIA)法による安全設計の合理性評価法の開発研究の一環として昭和60年度より実施されている。本年度は前年度委託研究「安全設計の合理性評価用データベースの開発(1)」において設定したデータベースの構想およびプラントシステムの価値解析コードの概念をもとにして,システム価値データの収集を行ってデータベースを構築するとともにシステム価値解析コードを作成した。 システム価値データの調査は公開資料の範囲で実施したものである。収集したデータソースとしては,EnergyEconomicDataBase(EEDB)-6,これをもとに作成されているCOMO/LAMAデータ(CONCEP-5コードのデータベース),EEDB-Iにもちいられている原子炉系システムのデータおよび化学プラントのコストスケーリングデータが主なものである。前年度決定したデータベースの構想を具体化し,これらの収集データを編集してSEDBを構築した。 SEDBの保守・管理のためにコードを作成した。本コードは対話形式によりSEDBデータの登録・改修を行う機能をもつもので,パーソナルコンピュータ用に作成されている。 プラントシステム価値解析コードは,基準プラントの価値データをもとにしてシステムの変更によるプラントの価値変動をスケーリング則により解析するものである。 スケーリング則に関しては,解析コードに使用するために前年度の調査結果を汎用スケーリング則計算式にまとめ,SEDBのスケーリング則データファイルに組込んだ。これによりスケーリング則の修正,追加が容易となった。 本コードについて詳細設計を行いプログラムを作成した。本コードは複数のプラントを対象とし指定したシステムについての価値比較を行う機能をもっており,入力は対話形式によりおこなうものである。

報告書

安全設計の合理性評価用データベースの開発,1

小松 一郎*; 太田 修一*

PNC TJ2164 86-012, 407 Pages, 1986/05

PNC-TJ2164-86-012.pdf:9.93MB

原子炉プラントの安全設計の合理性を評価,判断する上で,確立論的リスク評価(PRA:Probabilistic RiskAssessment)は極めて有効な手段であり,特に経済上の有効性の検討を含めたPRAの手法に基づくコスト-利益解析を実施することが有効である。 ここでは,PRA手法に基づく合理的な安全設計基準の策定に当たり,必要とされる原子炉プラントの経済性評価用データベースについて調査,検討を行い,システム価値評価用コードの概念を検討した。 まず,高速増殖炉(FBR)の経済性評価に関する公開文献の調査を行った。調査は,1FBRの経済性評価の現状,2経済性データベース,3経済性評価の手法に分類して行った。経済性評価研究に関しては,FBRの大型炉,小型炉(モジュラー型)を対象とした相互評価のための研究に関しては,FBRの大型炉,小型炉(モジュラー型)を対象とした相互評価のための研究を主として,比較的文献はあるものの,経済性データベースおよび評価手法に関しては情報は少なく,データベースとしてはUSDOEで開発しているEEDB(EnergyEconomicDataBase),計算コードとしてはCONCEPT-5についての情報が調査の主体となった。 次に,EEDBおよびCONCEPT-5コードの情報を基にして,PRA手法に基づく安全設計の合理性評価用データベースSEDB(SafettEvaluationDataBase)および評価コードの概念を検討した。 EEDBは,詳細な経済性データベースであり,プラントシステムの構成を9桁の数(digitsofaccount)で分類し階層化している。SEDBでは,システム構成を5桁程度の分類にとどめているが,分類の最端の要素に対し,対応するEEDBのデータの他,物量データ或は技術仕様に相当するデータを経済性指標として付加して,データベースを構成した。 SEDBを用いる評価コードについては,基準プラントに関する仕様,経済性の測度が与えられているものとして,仕様の変更による物量,寸法などの変動を入力として経済性の測度の変動割合を予測する機能をもつものとし,コードシステム概念の検討を行った。この機能はCONCEPT-5コードにはない。本評価コードにおける経済性の測度では,建設期間に関わる時間依存の評価(非常に影響が大きいと言われる),間接

報告書

平板遮蔽層高速中性子透過実験の解析

中井 優*; 野口 文夫*; 市島 秀恭*; 小松 一郎*; 清水 彰直*; 深井 佑造*

PNC TJ201 70-06, 99 Pages, 1970/05

PNC-TJ201-70-06.pdf:3.77MB

原研がJRR-4を使用して実施した中性子の遮蔽層透過実験を、Invariant Imbeddi'ng (I.I.)法により解析した。計算に用いた断面積はENDF/Bライブラリをもとにして作成したもので、エネルギー組分けはMUFTライブラリのそれに従い、角度分点にはガウス積分分点の5点近似を採用した。鉄, 炭素およびアルミニウムの各均一層とそれらにより構成された多重層についてI.I.法を用いて高速中性子の透過計算を行い、実験値と比較した。計算値と実験値はよく一致し、ENDF/Bライブラリを用いたI.I.法による中性子透過計算コードSLDNの計算は充分に精度がよいことを確認した。

報告書

EPSILON: An IBM-7090 Code for Computing Fast Fission Effects in Lattice by Collision Probability Method

深井 佑造*; 小松 一郎*

JAERI 1105, 24 Pages, 1966/03

JAERI-1105.pdf:1.17MB

板状、円柱状多領域格子系での高速分裂効果は空間的には衝突確率法を、また多組組わけ法を用いて計算される。この報告ではこの高速分裂効果を計算するためのIBM-7090用コード,EPSILON,の内容を示す。EPSILONでは燃料領域として最大2領域がとれるのを含めて、格子系では領域が5領域まで、エネルギー組数の最大は100,1領域中の元素の種類の最大は10である。エネルギー組数18,領域数5,格子系の元素数10の円柱格子系の計算での所要時間は約3分である。この報告では、初めに高速分裂効果の計算の方法、次にEPSILONコードに用いられている衝突確率について論じ、最後にこのコードの内容を述べた。付録には、このコードのライブラリーテープを作成するコード,EPSILON-LTについて示した。

論文

Fuel Pin Performance and Reliability Analysis Codes in PNC

長井 修一郎*; 水野 朋保*; 井滝 俊幸; 中江 延男*; 田中 健哉; 小松 純治

Inter.Conf.on Reliable Fuels for Liquid Metal Reactores, , 

燃料挙動解析コードCEDAR及び確率論的燃料健全性評価コードBORNFREEを用いて,高速炉燃料ピンの挙動評価を行った。CEDARコードについては,その検証結果を示し,また本コードを用いた解析結果から,燃焼ピンの製造ギャップ公差に起因する出力上昇時の燃焼中心温度の不確定性は,出力上昇方式を適当に選択することにより大幅に減少させることができること及び寿命3年の大型炉用燃料ピンのペレット密度は、92%TD程度が望ましいことを示した。 BORNFREEコードについては、その解析結果に基づき、燃料溶解防止について現状の決定論的燃料設計手法には大きな設計裕度が含まれていることを示した。

口頭

Supercapacitor using lithium-ion endohedral metallofullerene

Kwon, E.*; 小松 健一郎*; 山田 洋一*; 長谷川 友里*; 佐藤 翔*; 境 誠司; 河地 和彦*; 横尾 邦義*; 小野 昭一*; 笠間 泰彦*; et al.

no journal, , 

Since the synthesis and characterization of lithium cation endohedral metallofullerene(lic fullerene), several investigations have been performed on the application of lic fullerene to the functional materials. However, there has been no study on the application of the "lic fullerene" to the energy storage systems. In the present work, we investigated the energy storage characteristics of Li@C$$_{60}$$ capacitor. The energy stored by Li@C$$_{60}$$/o-DCB capacitor was greater by several times than that stored by TBA/o-DCB capacitor under the same conditions. This result indicated that TBA ions undergo solvation and the size of the solvated TBA would be larger than that of Li@C$$_{60}$$ ions. Moreover, the charging speed of Li@C$$_{60}$$/o-DCB capacitor was faster than that of TBA/o-DCB capacitor. This would originate from the shape of Li@C$$_{60}$$ ion having a spherical structure.

口頭

Spectral characteristics of asteroid (162173) Ryugu with Hayabusa2 NIRS3

Takir, D.*; 北里 宏平*; Milliken, R. E.*; 岩田 隆浩*; 安部 正真*; 大竹 真紀子*; 松浦 周二*; 荒井 武彦*; 仲内 悠祐*; 中村 智樹*; et al.

no journal, , 

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機・サンプルリターンミッション「はやぶさ2」は、地球近傍小惑星Ryuguに到着した。この小惑星は、原始的な炭素質天体に分類される。ここでは、「はやぶさ2」探査機に搭載された近赤外線分光器(NIRS3)の最近の観測結果を報告する。この観測は、リュウグウの表面組成の直接測定と、リターンサンプルのコンテクストを提供する。NIRS3は、観測された表面全体に2.72マイクロメートルを中心とする弱く狭い吸収特性を検出した。この吸収特性は、OHを含む鉱物の存在に起因する。また、NIRS3の観測により、リュウグウは探査機による近接観測で最も暗い天体であることが明らかになった。OHの強度と低いアルベドから、熱衝撃変成された、あるいは炭素に富む宇宙風化した始原的な水和炭素質コンドライトと一致する。

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